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2018年11月 2日 (金)

弊社オフィスアイ株式会社では有償にて定期的にオンラインセミナーを実施しています。

別の業務を抱えながらOffice 365 や SharePoint に関わる方は、最新情報をキャッチアップする時間がなかなか取れない方も多いため、それを補完するための勉強会的な位置づけで実施しています。また、自分自身の勉強も踏まえています。。。

2018年下期のオンラインセミナー(有料) の実施予定は次の通りです。なお過去の実施内容は録画をご利用いただけます。

  • 2018/10/31- Microsoft Ignite 2018 SharePoint および Microsoft Teams に関するまとめ ※実施済み
  • 2018/11/26 - Microsoft Planner 詳細 ⇒ Microsoft Planner の基本的な使い方から細かな設定について解説します。
  • 2018/12/13 - QnA Maker と Microsoft Teams , Flow, PowerApps ⇒ QnA Maker の最新版の基本的な使い方と Microsoft Teams や Flow, PowerApps とを組み合わせた利用方法について説明します。
  • 2019/1/10- SharePoint 最新機能に関するアップデート情報 ⇒ 2018年度末までに SharePoint に様々な新機能が追加されることが予定されています。1月時点での最新情報を整理しておきます。
  • 2019/2/15 - Microsoft Teams & Microsoft Search 最新情報 ⇒ Microsoft Teams および Microsoft Search に関する最新アップデート情報をお伝えします。
  • 2019/3/14 - 2018 年度の総括⇒2018年度、どのようなアップデートがあったかを整理しつつ、気になるトピックスに関してQ&Aセッションを行います。

あくまでも現時点での予定であり、興味深い内容があれば、随時内容を差し替えて実施しています。

※オンライン セミナーはオフィスアイ ラーニングポータルのサービスの一つです。詳しくはお問合せください。

 

2018年10月31日 (水)

久々に新刊のお知らせです。日経BP社より下記の書籍が発売されることになりました。

2018年11月15日発売ですが、Microsoft Tech Summit 2018 のイベント会場で先行販売も行われます。

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ひと目でわかるOffice 365導入・運用管理編 

著者:オフィスアイ株式会社 平野愛
判型:B5変型判
ページ数:568
価格:定価3888円(本体3600円+税)
ISBN:978-4-8222-5368-4
発売日:2018年11月15日

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Amazon でも予約受付中です。

ひと目でわかるOffice 365導入・運用管理編 (マイクロソフト関連書)

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概要

Office 365の概要から運用管理までカバーした解説書です。Office 365 全般について、ここまで網羅的に記載している日本語の書籍は今のところないのではないかと自負しています。

本書では、Office 365が提供するサービスや機能、プラン、ライセンスといった概要から、ユーザー/グループの管理、
管理センターやPowerShellを使用した主要なサービスや機能の管理、Officeクライアント、セキュリティの設定やレポートなどの運用管理までわかりやすく解説します。
Office 365はカバー範囲が広く機能が豊富なため1冊ですべてを紹介するのは困難であり、本書ではSharePoint OnlineやExchange Onlineといった個々のサービスの詳細には踏み込まず、Office 365の導入および運用管理のための第一歩として、Office 365全体の概要や設定について説明しています。Office 365の管理者や導入を検討されている方にお勧めの1冊です。

 "Office 365" はカバー範囲が広く、どこまで網羅するか、どの程度の浅さにするかなど悩み抜きました。とにかく「Office 365 導入しているけど全体像がよくわからない」という現場の声が圧倒的に多く、その声にこたえるべく「とにかく1冊を手元に置いておけば、一通りの基本がわかる」ように執筆しました(もちろん、まだ"ああした方がよかったかな"という迷いが完全になくなったわけではないのですが、どこかで区切らないと機能がどんどんUpdateされていくので終わらない)。

まずはこの本で地固めをしていただき、あとは「ひと目でわかる」シリーズにOffice 365 関連書籍が出ているエリアも複数あるため、詳しくはそういった書籍で深堀していただくスタンスで学習していただけるといいなと思います。

ちなみに、本書籍の元となっているのは弊社で実施している下記のオリジナル研修の内容です。研修を受けた方も深堀できるようにしていますので、ぜひお手に取っていただければと思います。

 

「 1日でわかる! Microsoft Teams および Yammer による Office 365 利活用ワークショップ」

目次

 第1章 Office 365を導入・運用するための基礎知識を身に付けよう

  1. Office 365の導入から運用までの流れ
  2. Office 365のインフラストラクチャ
  3. Office 365の購入プラン
  4. Office 365 ProPlus/Office OnlineおよびWebブラウザー環境
  5. Office 365ロードマップ
  6. 標準リリースと対象指定リリース

第2章 Office 365の各アプリやサービスを把握しよう

  1. アプリの起動とアプリ起動ツール
  2. ユーザー個人の情報基盤(Delve/OneDrive for Business)
  3. 電子メールによるコミュニケーション
  4. 予定管理および会議開催
  5. ファイル共有/ビデオ共有(SharePoint/Microsoft Stream)
  6. コラボレーションの中核としてのOffice 365グループ
  7. タスク管理
  8. Skype for Business
  9. コミュニケーションツールの使い分け(Yammer/Microsoft Teams)
  10. PowerAppsとMicrosoft Flow
  11. Microsoft Staffhub
  12. Microsoft Forms
  13. Microsoft Sway
  14. Microsoft Bookings


第3章 Microsoft 365管理センターの使い方を把握しよう

  1. Microsoft 365管理センターにアクセスしよう
  2. 管理者の役割
  3. 組織プロファイル
  4. メッセージセンター
  5. 使用状況レポート(Usage Report)
  6. サービスとアドインの設定
  7. サービスの正常性
  8. サポートへの問い合わせ
  9. モバイルアプリ
  10. Power BIを使った活用状況分析

第4章 Windows PowerShellを使ったOffice 365の管理の基本を学ぼう

  1. Windows PowerShellとOffice 365
  2. Office 365(Azure Active Directory)に接続する
  3. Exchange Onlineに接続する
  4. SharePoint Onlineに接続する
  5. Skype for Businessに接続する
  6. Microsoft Teamsに接続する

第5章 ユーザーアカウントを管理しよう

  1. Azure Active Directory(Azure AD)とOffice 365
  2. ID管理の選択肢
  3. 現在の同期や認証構成の確認
  4. ログイン名に関するポリシー
  5. パスワードポリシー
  6. クラウドIDの管理
  7. 多要素認証 (Multi-Factor Authentication)

第6章 グループアカウントを管理しよう

  1. Office 365で利用できるグループを把握する
  2. セキュリティグループ
  3. メールが有効なセキュリティグループ
  4. Office 365グループ
  5. 配布リスト

第7章 サービスを各“管理センター"で管理しよう

  1. 管理センターとは
  2. Exchange管理センター
  3. OneDrive管理センター
  4. SharePoint管理センター
  5. Microsoft Teams&Skype for Business管理センター
  6. Yammer

第8章 セキュリティ&コンプライアンスセンターを利用しよう

  1. セキュリティ&コンプライアンスセンターの概要
  2. セキュリティ&コンプライアンスセンターに対するアクセス許可
  3. Office 365セキュリティスコア
  4. データ損失防止(DLP)
  5. 保持(Retention)
  6. 脅威からの保護
  7. コンテンツ検索
  8. 監査ログ

第9章 Office 365 ProPlusを管理しよう

  1. Office OnlineとOffice 365 ProPlus
  2. Office 365 ProPlusの概要
  3. Office 365 ProPlusの展開
  4. 更新

 

 

2018年9月27日 (木)

Microsoft Ignite 2018 で "Microsoft Learn" という新しいオンライン学習用のサービスが登場しました。今のところ Azure と Power Platform (Power BI, PowerApps, Microsoft Flow) の学習が中心になるようです。無料で利用でき、ハンズオンなども利用できるようです(まだ試していません)。

Microsoft Learn

キャリアアップしてトップに立つために必要なスキルは、簡単には身に付きません。 お客様が目標をより迅速に達成するうえで役に立つ、より効果的なアプローチが、ハンズオン ラーニングでご利用いただけるようになりました。 ポイントやレベルをアップして、多くを獲得!

 ちろん、独学する時間がなかなかとれない! とか、いう方や公式資料には書かれていない現場の話を聞きたいという方は、弊社のPowerApps & Microsoft Flow 研修もご検討ください!

2017年6月 7日 (水)

SharePoint の開発者であれば、jQuery を使う機会は非常に多いでしょう。しかし、jQuery をきちんと勉強していないなぁとか、新しい担当者にjQuery を学習させたいというニーズも多いと思います。そんな方は、TRY jQuery サイトを活用してみてはいかがでしょうか?

ゲーム感覚で jQuery について学べるようになっています。本家の jQuery 公式サイト からアクセスできます。

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直接アクセスする場合は http://try.jquery.com/ からアクセスできます。

段階的に学習できるようになっており、それぞれ設問が用意されています。解答はコンソール部分などに直接コードを書いていきます。正解すれば得点がもらえます。

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2016年10月 3日 (月)

お蔭様で今年も Microsoft MVP の再受賞できました(MVPは1年ごとの受賞期間となっており、毎年、1年間の活動報告とともにノミネーションを行い、米国Microsoft社の審査によって受賞の可否が決まります。私は 10月から1年間の受賞期間となっています)。

ところでMVPには受賞分野が定められており、昨年までは SharePoint Server 分野が設けられていました。私自身は最初は SharePoint Services の分野で受賞していましたが、それが2年後 SharePoint Server 分野に編成され、それを含めSharePoint 分野では昨年まで国内最長の12年連続受賞させていただいていました。しかし、昨年の受賞期間の途中から分野が再編成されプロダクト カットではなくなり、" Office Servers and Services " というコミュニティ エリアに組み込まれました。本年度はこのエリアでの再受賞となりました。

さて、投稿ついでに SharePoint の最近の動向についてダイジェストに触れておきましょう (細かい説明は、また折を見て記事にします)。

SharePoint Server 2016 の登場とFeature Pack

今年は SharePoint Server 2016 が登場しました。現在 Office 365 に含まれる SharePoint は先行してアップデートが行われていますが、これがあるタイミングで切り出されオンプレミス環境で使えるようになっているというのが、オンプレミス環境での SharePoint Server の状況です。Office 365はめまぐるしいアップデートが行われており、ある日突然操作画面が変わるということもあります。もちろん、テナントの管理者には通知されているのですが、テナント管理者が必ずしも SharePoint に精通しているとは限らず、通知内容がユーザーにきちんと伝わっていないようなケースも少なくありません。その点、オンプレミスの SharePoint の場合は最新機能がすぐに利用できるわけではありませんが、その分、変化が緩やかであり、余裕をもってユーザー対応などが行えるメリットがあります。また、SharePoint Server 2016 の現在リリースされているバージョンは SharePoint Server 2013 から比較すると、機能面では機能改善が多く見られるもののユーザーが明らかに戸惑うような新機能はありません。しかし、Office 365 で培われたノウハウがさすがに生かされている感があり、システム的に安定し、応答速度も速くなっている印象があります。

この SharePoint Server 2016 ですが、新たな取り組みとして Office 365 で先行している機能の一部を Feature Pack という形で追加インストールできるようになっています。先日米国アトランタで開催された技術者向けイベント Microsoft Ignite 2016 にて、いよいよ最初のFeature Pack 1 が 11月にリリースされるとのアナウンスがありました。内容については別の記事にまとめたいと思います。

Office 365グループ

Office 365 に関しては注目すべきは "Office 365 グループ" です。しばらく前から利用できるようになった機能ですが、徐々に機能が追加されてきて最近になってようやっと使えるようになってきた感があります。従来はOffice 365 は Exchange Online, SharePoint Online と、、プロダクトごとにサービスが分かれていましたが、こうしたサービスの差異をユーザーは意識しなくてよいように、またより簡易的にグループワークができるような仕組みとして利用できるのが Office 365 グループです。グループと言っていますが、ただのグループではなく、グループを作ると "情報共有の場" が同時に作成される仕組みになっているのが特徴です。現在はグループを作るとグループ用のメールボックスが作成され、OneDrive for Business の環境が用意されます。つまり、ユーザー間のコミュニケーションの場とファイル共有の場が自動的にセットアップされる仕組みです。ここに今月以降、新たに SharePoint Team Site も自動生成されるようになります。とはいえ、「どう使わせるのか」という運用面での課題があります。新しい仕組みが登場している過渡期であり、SharePoint と Office 365 全般に関するある広い知見がないと運用に迷うと思われます。この点に関しては、弊社で実施する研修ではワークショップ形式を主体に、ディスカッションの場を提供していきたいと考えてます。情報を整理し、組織に適した形で、短期または中・長期的にとるべき方向性を見定めるお手伝いができればよいなと思っています。

モバイルを意識したUIや開発

そして、すでに本ブログでも何度か取り上げてきているようにOneDrive for Businessにせよ、SharePoint にせよ、モバイルを意識したUI のつくりになってきています。現在はレガシーUIとモダンUIのどちらかを選択できますが、モダンUIではリボン メニューもなくなるなどオンプレミスとはUIがガラッと変わってきています(それぞれ新しいUIを持つリスト、ライブラリは Modern List , Modern Library と呼ばれています)。SharePoint チームサイトのページも変更され、Modern UIになります。すべて Responsive Webデザインです。

こうした状況を受けカスタマイズや開発に関しても、すでにアナウンスされていますが、ガラッと変わってきます。開発者の方は SharePoint Framework と Office Pattern and Practiceがキーワードです。SharePoint Framework は JavaScript ベースの新たな開発フレームワークであり、新たなWebパーツ開発の手法になってきます。そのため開発者は JavaScript の習得は必須であり、オープンソースのツールも使えるため既存の開発者も以前に増してSharePointソリューション開発へのハードルが下がってくるのではないでしょうか。ちなみに、Microsoft Ignite での SharePoint Framework を習得するためのハンズオンラボでは、 TypeScript + Yoeman + Visual Studio Code などを用いた開発手順になっていましたが、これは一例です。

SharePoint Designer ワークフローとInfoPath の後継としては Microsoft Flow, Microsoft PowerApps が現在プレビュー状態にあります。こちらはビジネス ユーザー向けの開発ツールであり、ノンコーディングで開発できます。これもモバイル利用も含めたアプリ開発となっています。

最後に

と、ざっと書いても SharePoint に関しては新たなトピックスが目白押しであり、今年度も、やることがたくさんありそうです!  優先順位をうまく調整しながら、体系立てた情報と現場に即決する情報をバランスよく、かついち早くお伝えしていきたいと思います。

ちなみに、Microsoft Ignite では全体として1400セッション強あり、 Office 365 関連セッションが 400近く、SharePoint 関連セッショは200セッション近くあり、まだまだ人気は健在です。日本国内とは情報量が雲泥の差です。

このあたりの情報をうまく日本にフィットした形で提供していけるよう今後も引き続き Office 365 などのクラウドも視野に入れた SharePoint の利活用支援を行っていきたいと思いますので、皆さまどうぞよろしくお願いいたします!