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2026年7月 3日 (金)

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2026年6月30日に Microsoft 365 SharePoint 勉強会を行いました。

Microsoft 365 SharePoint 勉強会 #3 - connpass

1時間ほどのセミナー形式であるため、デモを中心に SharePoint の最近のアップデートから厳選して興味深いものなどを選びました。特に Copilot in SharePoint は進化のスピードが目覚ましく、この部分に興味を持った方が多かった印象です。

あとは、管理面ではファイルレベルでのアーカイブ機能やファイルレベルでのバックアップからの復元なども比較的関心が高かったようです。

X(旧twitter)における「SharePoint はファイルサーバーではない」という議論について

当勉強会では冒頭付近で、これまでも常に同じ論調で話をしてきているんですが単に「SharePoint をファイルサーバーとはとらえないでほしい」という趣旨で「SharePoint はファイルサーバーではない」という話をしています。ただ、この部分のみが X で独り歩きして、一部においてはネガティブな意見に取られてしまったようです。ただ、録画を見ていただくとわかりますが、コンテンツ管理システムとして捉えてほしいし、そもそもコンテンツ管理システムってなんだろう?というところに興味を持ってほしいという趣旨で説明していますので、その点はご承知おきください。

次回以降について

不定期ですが、今のところ、また開催していこうとは思っておりますので、時間のご都合が合えば、ぜひリアルタイムでご参加ください。

録画


YouTube: 第3回 Microsoft 365 SharePoint 勉強会の録画公開: 25周年を迎えた SharePoint の最新情報を整理しよう

スライド

スライドにはいくらか情報を追記しています。

2026年7月 2日 (木)

組織における SharePoint ストレージの管理をより柔軟にし、過剰な容量確保を回避するために、Microsoft が SharePoint ストレージの超過分に対して従量課金(Pay-as-you-go)モデルを導入します。

このオプションによりテナントの容量を超えて使用したストレージ容量分のみを課金対象とし、事前に余分な容量を購入する必要がなくなります。 Microsoft 365 アーカイブと組み合わせることで柔軟なストレージ管理ができるようになります。

[参考]

SharePoint Technical Notes : Microsoft 365 アーカイブ: ファイルレベルアーカイブがGA

従来通り、追加ストレージを購入することも可能であり、従量課金ベースとどちらの方が適しているのか評価する必要があります。

有効化すると請求は自動的に行われます。この機能はオプトインであり、既定ではオフです。

ロールアウト

  • パブリックプレビュー: 2026年6月上旬~6月中旬
  • GA: 2026年9月~10月末まで

※現時点では教育機関向けテナントではこの機能は利用できません。

ストレージを追加するための条件

従量課金モデルを使用するには次の条件を満たす必要があります。

  • Azure サブスクリプションとリソースグループが必要
  • Azure サブスクリプションの所有者ロールまたは共同者ロールと、同じ Azure サブスクリプションにリンクされているリソースグループが必要

従量課金を有効化する

従量課金を有効化する場合は、最初に請求ポリシーを作成しておきます。

Microsoft 365 管理センターから[課金情報]>[従量課金制]にアクセスし、課金ポリシータブから請求ポリシーを追加します。

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ポリシーが作成できたら、「サービス」タブをクリックします。

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「Microsfot 365 SharePoint ストレージ」の “ポリシーを接続する” をクリックし、設定を保存します。

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参考情報

OneDrive と SharePoint ストレージ容量をさらに購入する | Microsoft Learn

2026年6月26日 (金)

SharePoint の B2B統合 とは SharePointおよび OneDrive の外部共有を Microsoft Entra B2B (旧 Azure AD B2B) に統合する仕組みです。

これにより従来は外部ユーザーとコラボレーションするためにSharePoint 独自のメール認証やワンタイムパスコードを使ってユーザー認証を行っていましたが、B2B統合を行うことで外部ユーザーは Microsoft Entra ID のゲストユーザーとしてディレクトリ登録されるようになります。そのため多要素認証(MFA)や条件付きアクセスなどのポリシーも適用できるようになります。

外部共有の際に対象となるのは次の相手です。

  • 他の Microsoft 365 テナントのユーザー
  • Microsoft アカウントを持つユーザー
  • 上記を持たない電子メールアドレスのみのユーザー (Gmailなど)

B2B 統合が登場した背景

B2B統合が登場した背景にあるのがセキュリティ強化と統一管理です。これまでは SharePoint 独自の外部共有モデルを利用しておりID管理が分散してしまい結果的に条件付きアクセスポリシーの適用が困難でした。理由としては、SharePoint で外部共有する際に SharePoint 独自のOTP(メールによるワンタイム パスコード認証)を行っており、ゲストアカウントの作成が必須ではなかったことにあります。そのため外部ユーザーからアクセスされた場合も監査ログなどに残る情報は限定的で匿名性が高かったのです。

ですが、B2B 統合後は外部共有する際にはEntra IDを使った認証へと変わり、ゲストアカウントを必ずEntra ID にB2Bゲストとして登録することになります。そうすると条件付きアクセスも適用ができるようになり、監査ログも完全対応できるようになります。

項目 統合前(旧モデル) 統合後(B2B統合有効)
認証方式 SharePoint独自のOTP(メールでコード送信) Entra IDの認証(Microsoftアカウント、職場アカウント、またはEntra OTP)
ゲストアカウント作成 なし(ディレクトリに登録されない) あり(Entra IDにB2Bゲストとして登録)
条件付きアクセス / MFA 適用不可 適用可能(Entra IDポリシー)
監査・ログ管理 制限あり(匿名性が高い) 完全対応(Entra ID監査ログ)
リンクの種類 OTPリンク、匿名リンク B2B招待リンク(Entra ID管理)
セキュリティリスク 高い(リンク漏えい時の不正アクセス) 低い(IDベース、ポリシー適用)
サポート状況 将来廃止するとのアナウンス(2025年7月1日) ゲストに対する既定の認証方式となる

B2B 統合後の対応

B2B 統合を有効化したテナントでは旧OTPリンクは完全に使えなくなるため再共有が必須になります。また外部共有は Entra B2B Invitation Manager を通じて行われ、ゲストアカウントが必ず作成されます。 

参考

2026年6月 9日 (火)

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しばらくパブリック プレビューだった Microsoft 365 アーカイブ機能の「ファイル レベルのアーカイブ機能」がいよいよい GA です!

ここで改めてファイルレベルのアーカイブ機能について整理していきたいと思います。

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📅ロールアウト

GA (World wide) は、2026年7月上旬からロールアウトが開始されます。ロールアウト完了見込みは 2026年7月下旬です。

概要

これまで Microsoft 365 アーカイブではサイト単位のアーカイブのみをサポートしていました。サイトのアーカイブは SharePoint 管理センターからテナントレベルの管理者が対応してきました。

今回のアップデートでは、新たにファイルレベルでのアーカイブができるようになりました。つまり、ユーザーによってドキュメントライブラリ内のファイルを個別に、低いコストのストレージに移動させることが可能になるのです。これにより「現状、まったく使っていないけれど、今後、使う可能性は否めないので削除はしたくない」といったファイルをアーカイブできるわけです。

Microsoft 365 Copilot (Premium) を持っている場合は、SharePoint 内のコンテンツをグラウンディングできますが、アーカイブされたファイルは グラウンディングから外れるため、古く間違った情報を誤ってCopilot が参照することがなくなります。

なお、引き続き検索は可能であり、検索結果の「ファイルの種類」でのフィルター項目から「アーカイブ済み」を選択することでアーカイブされているファイルも検索はできます。これはサイトをアーカイブしていても同様です。なお、検索結果からファイルを開こうとアーカイブされているため開くことはできず、再アクティブ化が必要になります。

Photo

ストレージコスト

ストレージ使用料はGB単位で月額で課金されますが、SharePoint のアクティブストレージとアーカイブストレージがテナントのストレージ容量の制限を超える場合にのみ課金されます。制限を超えない場合はアーカイブされたサイトおよびファイルに対しての追加のストレージコストは発生しません。再アクティブ化は無料です。

テナントの SharePoint のストレージ容量を超えた場合は、Microsoft 365 アーカイブでは、$0.05/GB/月 課金されます。アーカイブでない場合のテナントのクォータを超えたストレージ(Microsoft 365 SharePoint ストレージ)は、$0.20/GB/月となっています。つまり、GB単位で言えば単純に1/4のコストでストレージを利用できるということになります。

※教育機関はアーカイブされたデータに対して$0.02/GB/月で課金されます。

SharePoint で新しいストレージを追加購入してアクティブなまま使い続ける場合に比べるとアーカイブで使われるストレージコストは最大で75%まで抑えることができます。

Microsoft Purview のコンプライアンスとの関係

アーカイブされていても Microsoft Purview からは検索はできます。また、Microsoft Purview の保持や秘密度ラベルもそのまま利用できます。

 
項目 SharePoint 標準ストレージ層 Microsoft 365 アーカイブ層
読み取り 再アクティブ化後、24時間以内に読み取れる
価格 ディスカウントなし 75%ディスカウント
eDiscovery (電子情報開示)対応
保持ポリシー
秘密度ラベル
Microsoft 365 セキュリティ
メタデータ
リーガル ホールド

Microsoft 365 アーカイブの設定

Microsoft 365 アーカイブの設定については次のリンク先を参照してください。

Microsoft 365 アーカイブを設定する - Microsoft 365 Archive | Microsoft Learn

操作

編集アクセス許可レベルを持つユーザーには SharePoint 上のコマンドバーなどに「アーカイブ」メニューが表示され、任意のファイルをアーカイブできます。ファイルはコールドストレージ層(Tier)にアーカイブされます。

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編集アクセス許可レベルを持つユーザーには SharePoint 上のコマンドバーなどに「アーカイブ」メニューが表示され、任意のファイルをアーカイブできます。ファイルはコールドストレージ層(Tier)にアーカイブされます。

アーカイブされると、ファイルは表示できなくなります。

再びファイルにアクセスするには、再アクティブ化が必要であり、読み取りアクセス許可のあるユーザーは再アクティブ化が可能です。

再アクティブ化された場合、すべてのバージョンが復元されます。メタデータなどもそのまま維持されます。

先ほど述べた通り再アクティブ化には料金はかかりません。

[参考] 以前のブログにも Microsoft 365 アーカイブに関して触れています。ファイルレベルのアーカイブの挙動についてはビデオも公開しているのでご参考まで。

SharePoint Technical Notes : Microsoft 365 アーカイブ: ファイル レベルのアーカイブサポート

ファイルレベルのアーカイブ機能の制御

パブリックプレビュー時点では、ファイルレベルのアーカイブは PowerShellコマンドでテナントレベルのアーカイブを明示的に有効化する必要がありました。しかし、GA後はMicrosoft 365 アーカイブが有効になっている場合は、すべてのSharePoint サイトでファイルレベルのアーカイブは既定で有効になります。

ただし、GA後もSharePoint 管理者またはグローバル管理者は、SharePoint 管理シェルを使ってファイルレベルのアーカイブを有効または無効化にすることができます。SharePoint 管理シェルのバージョン16.0.26714.12000以降で利用できます。

サイトのアーカイブのみに限定する

ファイルレベルのアーカイブを無効化して、サイトアーカイブのみを利用できるようにしたい場合は、次のコマンドを使用します。 

Set-SPOTenant -AllowFileArchive $false

特定のサイトのみファイルレベルのアーカイブを許可する

サイト単位でファイルレベルのアーカイブを許可するかどうかは、Set-SOP-Siteコマンドの -AllowFileArchive プロパティを使って制御します。true だとファイルレベル アーカイブが利用できます。例えば、上記の Set-SPOTenant では-AllowFileArchive false にしておき、特定のサイトで true にします。

Set-SPOSite -Identity <site_url> -AllowFileArchive $true

新しいサイトの既定値を設定する

今後、新しく作成されるサイトでファイルレベルのアーカイブを制御する場合は Set-SPOTenant コマンドの -AllowFileArchiveOnNewSitesByDefault コマンドを使用します。これが true の場合は、ファイルレベルのアーカイブが有効になります。

Set-SPOTenant -AllowFileArchiveOnNewSitesByDefault $true

ファイル レベルのアーカイブのストレージの使用料を確認する

ファイルレベルのアーカイブの使用状況は Get-SPOSite コマンドの ArchivedFileDiskUsedプロパティで確認できます。バイト単位で示されます。

Get-SPOSite -Identity <site_url>

参考資料

2026年5月23日 (土)

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エージェントビルダーで作成する宣言型エージェントのコードインタープリターは、現在一般提供(GA)されています。

エージェント ビルダー

エージェントビルダーで作成する宣言型エージェントのコードインタープリターは、現在一般提供(GA)されています。

コードインタープリターは既定ではオフです。必要に応じて有効化します。20260522_200605

できること

Pythonコードをサンドボックス環境で生成・実行し、以下の幅広いタスクに対応しています。

  • グラフ・チャートの作成
  • QRコード・ワードクラウドなどのデータ可視化
  • 合成データの生成
  • 複雑な数学の問題の解決
  • アップロードした画像の変更(白黒化、バナー追加など)
  • Word・Excel・PowerPoint・PDF などのダウンロード可能ファイルの生成

入力できるファイル形式

Word・Excel・PowerPoint・PDF・CSV/TSV・TXT/UTF8

注意事項

生成されたファイルはセッション中のみダウンロード可能であり、セッション終了後は保持されません。

ライセンス

エージェントビルダー自体はMicrosoft 365 ユーザーライセンスで利用可能ですが、チャット時点で参照できるファイルは直接アップロードするファイル、もしくは OneDrive 内のファイルに限られます。一方で、、Microsoft 365 Copilot ライセンスがあれば、SharePoint / OneDrive, Microsoft Teams, メールなどの Microsoft 365 内のコンテンツを利用できます。

Copilot Studio

Copilot Studioのコードインタープリターは現在プレビュー段階です(2026年5月時点)。コードインタープリターではモデルはGPT-4.1をサポートしてます(※エージェントビルダーでは使用しているモデルは明記されていません)。

既定では有効になっていないため必要な応じてエージェントごとに次のように [設定] → [生成 AI] → [ファイルの処理能力] → [コードインタープリター] トグルをオンにすることで有効化できます。

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できること

構造化データファイルを対象とした分析に特化しています。

  • 統計分析・集計
  • テーブルの結合・比較
  • 予測・フォーキャスト
  • グラフ・チャートの生成

対応ファイル形式

CSV・Excel(1ファイルあたり最大16MB、最大10ファイル)

入力方法

以下の2通りの方法でファイルを渡せます。

  • チャット経由:ユーザーが会話中にファイルをアップロードして使用する
  • SharePoint ナレッジソース経由:SharePoint のドキュメントライブラリをナレッジソースとして登録し、エージェントが参照する

なお、SharePoint 上の CSV・Excel ファイルをナレッジソースとして扱う機能は 2026年5月31日より利用可能になる予定です。正式リリース後は公式ドキュメントにてご確認ください。

注意事項

生成されたファイルはセッション中のみダウンロード可能です

ライセンス

Copilot Studio ライセンス(Copilot クレジット消費)が必要です。コードインタープリターはクレジット消費量の大きい「プレミアム」カテゴリ(高度な推論モデル使用)に分類されているためです。

ただし、Microsoft 365 Copilot ユーザーライセンスを持つユーザーが対象の場合は、Microsoft 365 Copilot ユーザーライセンスのフェアユース制限の範囲内で利用できます。

2つのコードインタープリターの比較

まとめです。

 
比較軸 エージェントビルダー Copilot Studio
提供状況 一般提供(GA) プレビュー
有効化方法 [構成]→[ドキュメント、グラフ、コードの作成] [設定]→[コードインタープリター]
主な用途 汎用(分析・生成・画像編集・数学など) 構造化データの分析に特化
入力ファイル形式 Word・Excel・PowerPoint・PDF・CSV/TSV・TXT/UTF8 CSV・Excel
入力の受け取り方 チャットでアップロード チャットでアップロード または SharePoint ナレッジソース
出力できるもの グラフ・Word・Excel・PowerPoint・PDF・QRコード・加工画像 グラフ・チャート(分析結果の可視化中心)
生成ファイルの永続性 セッション中のみ セッション中のみ
ライセンス M365 Copilot ユーザーライセンスに含まれる Copilot Studio ライセンス(M365 Copilot ユーザーはフェアユース範囲内で利用可)
参考 Microsoft 365 Copilot の宣言型エージェントのコード インタープリター機能 | Microsoft Learn Use code interpreter to analyze structured data (preview) - Microsoft Copilot Studio | Microsoft Learn