カテゴリ「OneDrive / OneDrive for Business」の28件の投稿 Feed

2026年3月18日 (水)

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SharePoint と OneDrive (Business) で利用できる「組織内のユーザー」との共有リンクですが、これまで有効期限は指定できるもの、既定値や有効期限の最大日数などは指定できませんでした。

2026年3月中旬~下旬までのアップデートにより、既定値および有効期限が設定できるようになります。

設定

この設定は SharePoint 管理シェルで行います。最新の SharePoint 管理シェルを使うことをお勧めします。

SharePoint と OneDrive のそれぞれで構成で、最大有効日数と既定値(推奨値)を設けることが可能です。最大日数を指定すると、その日数以上は有効期限の日付を選択できません。この設定を行うとユーザーは有効期限をなしにすることはできなくなります。

なお有効期限構成後に作成された共有リンクにのみ既定値や最大有効期限は有効になりますが、それ以前に構成した共有リンクには影響はありません。

PowerShellのコマンド例は次の通りです。


Connect-SPOService -Url "https://<テナントドメイン>-admin.sharepoint.com"

# 共有リンクの最大有効期限を設定 - SharePointサイト
Set-SPOTenant -CoreOrganizationSharingLinkMaxExpirationInDays 60
# 共有リンクの最大有効期限を設定 - OneDrive
Set-SPOTenant -OneDriveOrganizationSharingLinkMaxExpirationInDays 60

# 共有リンクの既定の有効期限を設定 - SharePointサイト
Set-SPOTenant -CoreOrganizationSharingLinkRecommendedExpirationInDays 30
# 共有リンクの既定の有効期限を設定 - OneDrive
Set-SPOTenant -OneDriveOrganizationSharingLinkRecommendedExpirationInDays 30

上記の設定をしたうえで、適用後の共有リンクの作成画面を確認してみましょう。既定値は共有しようとしている当日(2026/3/17)から30日後になっています。20260318_121006 また、最大60日まで日付が選択できることがわかります。20260318_121019

オプション設定

基本的にはテナントレベルで設定することになりますが、特定のサイトや特定のOneDrive のみ有効期限をテナントレベルとは異なる値に上書き設定することが可能です。

上書き設定する際のコマンドは次の通りです。


#SharePoint サイトおよびOneDrive の最大有効期限
Set-SPOSite -Identity <URL> -OverrideTenantOrganizationSharingLinkExpirationPolicy $true -OrganizationSharingLinkMaxExpirationInDays <days>
#SharePoint サイトおよびOneDrive の既定値
Set-SPOSite -Identity <URL> -OverrideTenantOrganizationSharingLinkExpirationPolicy $true -OrganizationSharingLinkRecommendedExpirationInDays <days>

2026年2月 4日 (水)

2026年2月4日付で、OneDrive 内で利用できる Copilot のエージェント作成機能がGAとなりました。


YouTube: Bring insights of your OneDrive files into Microsoft 365 Copilot

Agents in OneDrive Now Generally Available: Your AI Assistant Built with Your Own Content | Microsoft Community Hub

OneDrive のエージェントでできることは?

OneDrive 内にある自身のファイルやフォルダーのコンテンツを使って次のことが行えます。

  • 複数のドキュメントに対する質問をまとめて1回で行える
  • 文書を読んで、デッスカッション、決定、重要ポイントを要約してくれる
  • 文書を読んで、「誰が担当か(surface owners)」「いつまでにやるのか(deadlines)」「何が問題か(risks)」「次に何をするか(action items)」を自動的にまとめてくれる

業務は常に変化します。たとえば、新しい資料が追加されたり、会議メモが増えたり、担当者が変わることもあります。また決定事項が更新されることもある。しかし、チームで仕事をしていると人間の「共有コンテキスト」はすぐにずれてしまいがちです。例えば次のようなことがあります。

  • 最新の仕様はどこに書かれている?
  • このタスクの担当者って誰?
  • 前回の会議で何が決まったんだっけ?
  • どんなリスクがあったんだっけ?

いろいろな業務に追われる中で、時間の経過とともに記憶はあいまいになりがちです。チームメンバーがそれぞれに共通認識や前提が崩れる原因にもなります。ですが、エージェントはこうした散らばった情報を素早く整理して、一つの文脈として維持してくれます。

つまり、プロジェクトが進行してファイルや状況が変わっても、エージェントを通じてチーム全員が最新の情報にアクセスできるため、認識のずれが生じないようにしてくれるということです。

エージェントの保存場所

作成したエージェントは、.agent ファイルとして OneDrive に保存されます。

これを開くと、すぐにフルスクリーンの Copilot エクスペリエンスへと切り替わり、そのまま特定のプロジェクトやトピックに沿った作業をづけることができます。

OneDrive 内でエージェントを作成する

エージェントを作成するには次の2つが必要です。

  • OneDrive on the web
  • Microsoft 365 Copilot ライセンス

指定できるソースは最大20個までです。ファイルを直接選ぶ場合は20ファイルまで。またフォルダーを指定する場合もフォルダー内には最大20ファイルまでになるようにしておく必要があります。

利用可能なファイルの種類は次の通りです。

  • DOC, DOCX
  • PPT, PPTX
  • PDF
  • TXT
  • RTF
  • MD

詳細なエージェント作成の手順に関しては次のリンク先のサポート文書を確認してください。

Create and use an agent in OneDrive - Microsoft Support

2025年12月11日 (木)

先日(2025/12/8)に実施したMicrosoft 365 SharePoint 勉強会の第2回目の資料と録画を公開しています。

2回目のお題は OneDrive (Business) の基礎と最新情報です。

Microsoft 365 Copilot などによる AI エージェントが組織に導入される際に欠かせないのがドキュメント管理であり、その基盤の一つが OneDrive です。同期の話やAIエージェントの今後の展望も含めて説明しています。

今後も不定期で勉強会(無料)を行っていく予定です。ご興味のある方は下記 Connpass のページをご参照ください。

Microsoft 365 SharePoint 勉強会 - connpass

録画

スライド

2025年10月12日 (日)

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20205年10月8日 9:00 AM (米国時間)より OneDrive の最新情報がデジタルイベントでアナウンスされました。

💻デジタル イベント

イベントは現在オンデマンドで配信されています。

Copilot + OneDrive—Intelligence in every click, inspiration in every memory | Microsoft Community Hub

今回のイベントのサブタイトルは「Intelligence in every click, inspiration in every memory」です。

「クリックするたびに利用できるAIの知性。あらゆる記憶にインスピレーションが宿る」といったところでしょうか? 前半はOneDrive 上のファイルからいつでも素早くCopilotを利用できるということでしょう。後半の記憶と言っているのは写真が中心となる話。イベントの後半では写真に関する数々の新機能が登場します。

このイベントにあわせて下記のブログも公開されています。

Copilot + OneDrive: Intelligence in Every Click, Inspiration in Every Memory | Microsoft Community Hub

ということで、この記事では今回発表された OneDrive の最新情報を整理していきます。

💡注意: Microsoft 365 Copilot 有償ライセンスについて

なお今回の発表はタイトルにあるように "Microsoft 365 Copilot の有償ライセンス" が対象となる機能が多いのですが、むろん、Copilot のライセンスが関係しない機能もあります。

とはいえ、もし現時点で当該ライセンスを持っていなかったとしても、その潜在能力を知ることができますし導入への後押しとなる情報といえるでしょう。

📝OneDrive に関する基礎知識について

OneDrive についてあまり詳しくないという方は製品の変遷についてまとめた以前の記事を読んでおくと理解が深まると思います。

SharePoint Technical Notes : OneDrive for Business の歴史 (~2023年)

🎞️デジタルイベントの概要

※各スクリーンショットは公開されている YouTube から取得していますが一部、画質があまりよくないところもありますがご了承ください。

このイベントでは Microsoft OneDrive に関わるMicrosoft の6人の方々が各トピックについて説明をしていきます。

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ちなみに、上記の画像は OneDrive の写真機能の新しいUXです! 

イベントの導入と事例紹介

トップバッターは SharePoint の父とも呼ばれる Microsoft President, Collaborative Apps and Platform | Jaff Teper 氏からで、デジタルイベントの内容の導入部分の話と pwc の OneDrive (Business) の活用事例の紹介です。デジタル改革を数年にわたり進めてきた中でも特に変革をもたらしたのが文書の要約の機能だそう。スタッフは1ファイルあたり20~30ページほどのドキュメントを要約しているそうで、日々の業務フローに組み込まれているとのこと。そもそも組織には45億ものドキュメントがあるそうで洞察を得るのは大変です。ですが、Copilot のおかげで税務チームの一部ではトレーニングプロセスが効率化でき、以前はトレーニングに80~100時間かかっていたのが、今は4~5時間で済むようになったとのこと。またOneDriveの同期機能の導入により、移動中でもいつでも手元にデータがあるので必要なデータにすぐにアクセスできるようになったのはメリットの一つ。

ということで、事例については実際にビデオを見るのがいいと思います。

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OneDrive (Business) Web版と同期アプリの新機能

さて、導入部分がおわり次のスピーカーは、Microsoft OneDrive Product Manager | Cami Mejia 氏 です。

Copilot のフローティングメニュー

OneDrive (Business) に Copilot のフローティング メニューが追加されます。現在、SharePoint の Knowledg agents はフローティング メニューになっているので同様に OneDrive でも画面右下にフローティングが表示されるようになります。

例えば、複数のファイルを選択している状態で Copilot のフローティングメニューをクリックすると次のような項目が表示されます。

  • 選択したファイルの要約をする
  • 選択したファイルを比較する
  • Copilot が自分に対して何ができるのか聞いてみる
  • 選択したファイルに関する質問をする

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デモでは、要約の例が紹介されていました。以前から選択したファイルの要約は可能でしたが、使用されている生成AIのモデルがアップデートされていくたびに情報量やその精度などが向上していることがわかります。

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OneDrive と同期されたローカルPC上のファイル

続いては Windows などに搭載されているOneDrive 同期アプリに関して。同期されたファイルやフォルダー群はローカルPC上で ファイル エクスプローラー上から直接アクセスできますが、この同期されたファイルからも直接 Copilot が利用できるようになります。

ファイルを選択した際に表示される「OneDrive」をクリックするとこの中に、Copilot を利用する「要約やFAQの作成、質問など」のメニューが表示されます。既にこの機能は利用できるようになっているようで、手元の環境でスクリーンショットをとってみました。オンデマンドビデオとは異なり日本語なのでイメージしやすいと思います。

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ちなみに、現時点でもPC上のローカルファイルを右クリックしたときに表示されるコンテキスト メニューには "Ask Copilot" がありますが、これをクリックするとWindows 上の Copilot が起動するだけで選択したファイルに特化したアクションではありません。また、OneDrive で同期されているファイル以外でもローカルファイルにはこのメニューが存在します。

さらに、OneDrive の同期アプリ自体をクリックした際に表示される「アクティビティ センター」からファイルの横の三点マークをクリックするときにも Copilot のメニューが表示されるようになります。

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またファイル エクスプローラー上からOneDriveに同期されたファイルを右クリックすると新たに「AI アクション」メニューが利用できるようになります。

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この機能は現在 SharePoint のドキュメント ライブラリにロールアウトされてきているものであり、これまでコマンドバーにあった Copilot メニューは 「AI アクション」に変更されています。これをOneDriveと同期されているローカルPC上のファイル(フォルダーも含む)からも直接利用できるようにしようということのようです。

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マルチモーダル対応

Copilot はマルチモーダルです。マルチモーダルとは文字以外に画像や音声、会議の録画などにも対応しているということです。

そのため OneDrive に格納されているTeams会議の録画ファイルから直接 Copilot メニューを利用して会議の要約や質問などができるようになります。録画に生成されているトランスクリプトをもとにやり取りすることになります。

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他にもホワイトボードに手書きで書いた内容を写真にとり OneDrive に格納していたとしても、この画像について Copilotを使って説明させたり文字を抽出したり、質問したりできます。

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デモの中では「私が最優先ですべきことは何?」と聞いています。これに対してCopilotはJPEGの画像内の手書き文字を読み取り次のように回答しています。

  • Cami には9/5 までに提案書を提出してもらう
  • Alexにはスライドの最終調整を9/2までに行ってもらう

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オーディオ概要 (Audio overviews)

Copilotはファイルの概要をオーディオ概要として作成できます。Podcast を聞くように内容を聞き流しながら情報を把握できます。通勤中などに便利です。

モバイルデバイスの OneDriveからこうしたオーディオ概要の作成もできるようになります。ちなみに、OneDrive for the web にもオーディオ機能はすでに展開されているはずなのですが英語のみとなっているそうで、いまだに OneDrive にはオーディオ概要を作成するメニューは登場していません。日本語対応にはもうしばらく時間がかかりそうです。

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OneDrive と SharePoint

さて次は、Microsoft OneDrive Principal PM Architect | Arvind Mishra 氏 のパートです。OneDrive とかかわりの深いSharePointについても言及しています。

OneDrive の新しいロゴ、登場!

まずは、OneDrive のロゴが新しくなりました! という話から。ちなみに、Microsoft 365 の製品ロゴがこのイベント前から変わったので SharePointや Word, Excel, PowerPoint, OneNote なども新しくなりましたね。

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SharePoint のドキュメント ライブラリ

SharePoint のドキュメント ライブラリに OneDrive の操作性が加わります。デモの画面はライブラリのイマーシブモード(拡大表示)のようですが、フィルター項目にファイルのアイコンが並んでいたり、コマンドバーの位置が右上に移動したりといろいろと変化していますね。

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ビューの操作アイコンもちょっとわかりやすくなっていますし、デモではグループ化表示も直感的にできるようになっていました。

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OneDrive にショートカットを作成する

何年も前から Microsoft は OneDrive 同期アプリで SharePoint を同期する際に SharePoint から "OneDrive と同期" ではなく、ショートカットを使うよう推奨しています。

今回のデジタル イベントでもこれをことさらに強調していました。ショートカット経由で同期した方がスマートだし、選択したものだけを同期できる。現状では、従来の同期ボタンと比較してショートカットが5倍も使われているのだそうです。実際、Microsoft 社もショートカット機能をより使って欲しいので、目立つ場所にこのメニューを表示するようにしています。従来の同期はメニューの後ろの方に追いやられています。

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また、すでに同期されているコンテンツをスムーズに「ショートカット」へと移行できるようにすでに同期されているファイルなどに対してショートカットを追加すると「置き換える(Replace)」できるようになります。20251011_144832

People Card 

OneDrive と同期しているPC上ではファイル エクスプローラーのホームに OneDrive が統合されています。ここの「共有」タブでは誰と一緒にファイルを利用しているかを確認できます。そのためここにはファイルやフォルダーにつながりのあるユーザーのプロファイルやアクティビティの主体となるユーザーが表示されます。

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この「ひと」のアバターをクリックすると新しい People Card が表示されます。ここでは連絡先や最近自分と共有されたファイル群、TeamsやOutlook でのやり取りなどが確認できます。20251011_230350

新規ファイルの保存場所が既定で OneDrive へ

Word, Excel, PowerPointなどの Office アプリケーションの新規ファイルの保存場所を直接、OneDrive に保存できるようになります。ファイルに書き込みを始めると「AutoSave」が自動的に有効になり OneDrive にファイルが保存されます。そのためすぐにほかの人と共有することが可能です。

この機能は、Windows 版の Word の Insider Channel で現在利用可能です。今のところ Wordのみがサポートされますが、Excel と PowerPoint も近くサポートされるとこと。

OneDrive とチームワーク

Microsoft OneDrive Principal Product Manager の Stephen Rice氏がスピーカーであり、OneDrive とチームワークについて述べています。情報のシェアにフォーカスしながら、運用管理面での新機能などについても言及しています。

Hero Link 

最初に紹介されたのが「ヒーローリンク」です。これはこのブログでも以前取り上げました。詳しくは下記をご参照ください。

SharePoint Technical Notes : Microsoft 365 に導入される次世代の共有機能について: ヒーローリンク

当初は今年の秋ごろ(つまり今頃)に詳細が分かるはずだったのが、Microsoft 365 Roadmap を見ると来年の春ごろにずれ込んだようです。

追加情報としてはヒーローリンクをメールで送信する際に Copilot によるファイルの概要生成ができるというところでしょうか。現在の共有リンクでもサポートされていますが、ヒーローリンクでも利用できるようです。リンクを送信された相手はファイルを開かなくても概要がさっと把握できるわけです。

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アクセス要求画面のアップデート

ユーザーがアクセスしようとするサイトやファイルなどのコンテンツにアクセス権限がない場合は、既定では「アクセス要求」を行えるようになっています(サイトの既定値)。

これまで提供されてきたアクセス要求画面は確か SharePoint Server 2010もしくは SharePoint Server 2013 あたりから提供されているもので、もうかなり古臭くなってしまっていますが、ようやく新しいアクセス要求画面が登場するようです!

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ドキュメント ライフサイクル管理: ファイルの一括転送

退職するユーザーがいた場合、基本的にはそのユーザーのOneDriveは最終的には削除されることになるため、重要なファイルなどを迅速に別の場所に移動させる必要があります。

新しいアップデートでは、OneDrive の所有者は保持していたファイルを別のユーザーやSharePoint のコラボレーションサイトなどに一括移動できるようになります。

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この移動画面では目的のファイルを移動、コピー、ダウンロード、削除ができます。

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この画面に表示されるファイルはフィルターが可能で、他のユーザーと共有されているファイルのみに絞り込んで確認することもできます。

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ファイルのアーカイブ

Microsoft 365 アーカイブは利用頻度の少ないファイルや削除予定のファイルなどを安価なストレージに移動して運用するための仕組みです。利用するには従量課金制の設定をテナントレベルで事前に行っておく必要があります。

現在はサイト単位のアーカイブのみが可能でが、新たにファイル単位のアーカイブが可能になるとのこと。Microsoft 365 アーカイブがアナウンスされた時から多くの方が関心を持っていたトピックでMicrosoft はこれをサポートする予定であるとは明言していました。待望の機能といえそうです。

デモを見るとドキュメント ライブラリに新たに「アーカイブ」メニューが追加されています。

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アーカイブする際に、最初の7日間はすぐに再アクティブ化できることと、再アクティブ化する場合は最大24時間かかることを知らせるメッセージが表示されます。

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アーカイブするとアーカイブされたことを示すアイコンが表示されます。このアイコンは Teams のチームをアーカイブしている場合と同じものですね。

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ちなみに、夏の終わりごろから SharePoint の検索画面ではアーカイブしたコンテンツの検索ができるようになっています。

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OneDrive の同期の正常性ダッシュボード

Microsoft 365 Apps 管理センター(https://config.office.com)に OneDrive同期の正常性ダッシュボードに「OneDriveの同期」があります。

ここでは組織内において同期エラーの発生しているデバイス、フォルダーバックアップを使っているデバイス、最新バージョンを持たないデバイスなどの比率が確認できます。

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レポートはPower BI にエクスポートして分析することも可能です。

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SharePoint 管理センター内の Copilot 

SharePoint 管理センター内でも Copilot は利用できます。デモでは次のようなやり取りをしています。意訳するとこんな感じ↓。

ユーザー「あなたが見つけた過剰に公開されているサイトを削除してほしい」

Copilot 「さすがにそれはリスクの高い操作ですよ。当該サイトを一度確認してから手動で削除する方がいいですよ」

ユーザー「おっと。そうしたサイト上でのサイトアクセスレビューを始めて欲しいという意味だったんだ。」

Copilot 「それはいいね! サイトレビューが完了するまで毎週月曜にサマリーをメール送信しますね」

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ということで、もちろん、SharePoint 管理センターなどでの管理機能を熟知しているうえでとなりますが、Copilot と対話することでスムーズに管理操作を行えるようになります。

ちなみに、弊社では SharePoint 管理センターを利用する管理者向けのオリジナル研修を行っています。他ではあまり扱っていないようなIT管理者向けの濃い内容の研修です。ご参考まで。

【オフィスアイ株式会社】Microsoft 365 SharePoint の構成と管理 ~Microsoft 365 Copilot 対応~

個人向けのOneDrive 

続いては個人向けの OneDrive についてのアップデート情報です。スピーカーは Microsoft OneDrive の Principal Group Product Manager の Kalpana Berman さん。

OneDrive モバイルアプリ

去年、OneDrive のモバイルアプリのUXが大きくに変わりました。

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このUXが OneDrive (個人向け) のWeb版に導入されます。写真に関してはモーメント、ギャラリー、アルバム、ひと、お気に入りなどで分類があります。

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モーメントタブでは特定の日付を選択するとAIがその日に関連する写真をキュレートしてくれます。思い出をうまく整理してくれるわけですね。

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思い出の写真からスライドショーも作成できビデオとして自動保存できます。

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写真の検索もできるようになっており、デモでは「庭にいるうちの子どもたち」で検索しています。

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またモバイルアプリの新機能として選んだ写真をアニメ風に加工したりできるようになります。

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カメラロールには類似する写真が複数あったりしますが、これを1つにまとめてくれる機能も搭載されています。

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スタックした写真から1つだけを残して後は削除するといったことも可能です。

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Photo Agent

Microsoft 365 Copilot チャットに新しく Photo Agent が加わります。これは Microsoft 365 Premium のサブスクライバーが間もなく利用できるようになる機能です。今のところエンタープライズ向けの展開ではないのでご注意ください。

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例えば「Cobo に出かけたときの写真からベストショットを見つけて!」と依頼します。

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目的の写真を見つけてきてくれます。

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プロンプトからアルバムの作成依頼などもできます。

これからのOneDrive 

最後は Microsoft OneDrive チームの VP, Product Management  Jason Moore 氏がスピーカーです。これからの OneDrive について語ります。

ファイルの整理

OneDrive のCopilot フローティングメニューには「Organize your files, without the effort(手を煩わせることなく、ファイルを整理しますよ)」というメニューが用意されます。

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これによって、散らかっている自分の OneDrive の中のファイル群をCopilotが整理してくれます。フォルダーに整理してくれたり、フォルダーを色分けしてくれたりとあれこれ提案してくれます。

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提案内容をプレビューすることもでき、Before / After での比較も可能です。ちょっと魔法使いみたいな機能ですね。家の中なんかもこうやって苦労なくさっと片付くといいのに。。。

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OneDrive のホームにある検索ボックスはもともとサイト(コレクション)横断検索などができるようになっていましたが、これが新しくなり、Copilot 検索と同じような検索になります。

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キーワード検索ではなく、自然言語による文脈に配慮した検索ができるわけです。

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OneDrive カスタム エージェント

SharePoint ですでにカスタム エージェントが作成できるようになっていますが、ようやく OneDrive にも同様のものがお目見えです。

特定のフォルダー内のファイルに特化したエージェントを作成できます。

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エージェントの作成画面は SharePoint のものと同じですね。

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Researcher Agent

OneDrive のCopilotからResearcher による推論が可能になります。特定のフォルダー内の複数のファイルを横断的に調査しレポートを生成します。

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画面はあえて小さくしているようですが、詳細なレポートが画面に表示されています。

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OneDrive 内からワンストップで戦略までたてることができるわけですね。この機能は近く利用できるようになるそうです。

OneDrive Photos in Windows

来年に登場する予定なのが Windows の OneDrive Photo アプリです。Web版のOneDrive の写真と同様の機能が Windows にも投入されます。

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その他の参考情報

2025年11月18日~12日(米国)にはサンフランシスコにて Microsoft Ignite が開催されます。

こちらでもいろいろな情報がでてくるとのことで期待大ですね。有償の現地開催ではありますが、ハイブリット開催となっているためデジタル イベントとして無償で参加することも可能です。

2025年9月11日 (木)

Chromium 141 (Google Chrome/Microsoft Edge) ではローカルアクセスに対してユーザーの許可が必要になるため、OneDrive for WebとSharePoint のドキュメント ライブラリ、Microsoft Lists への影響がでるので急ぎ対応するよう Microsoft 365 のメッセージセンターにアナウンスが届いています。

20250911_160720メッセージID: MC1150662

対応期限

Chromium 141 のリリースは9月末を予定しているため、それまでの対応が必要です。

未対応の場合の影響

未対応の場合は、ユーザーに「ローカルネットワークアクセスの許可」プロンプトが表示されます。これをユーザーが許可しない場合は、次の影響が生じます。

  • パフォーマンス最適化が無効(データアクセスが遅くなる)
  • オフライン機能が利用できない
  • ユーザーの混乱やヘルプデスクの問い合わせの増加

対象ブラウザー

  • Microsoft Edge (バージョン140以降)
  • Google Chrom (バージョン141以降)

必要な準備

1. ドメイン名を確認する

例) https://contoso.sharepoint.com

2. ブラウザーポリシーを構成する

ブラウザーポリシーを構成する必要がありますが、次のいずれかで設定します。

  • グループポリシーによる設定
  • Intune による設定

ポリシー名: LocalNetworkAccessAllowedForUrls

Windows 環境でのグループポリシーによる設定

1. ADMX のテンプレートを入手します。

2. テンプレートを配置

  • C:\Windows\PolicyDefinitions に .admx ファイルを配置
  • 対応する言語フォルダ(例:ja-JP)に .adml ファイルを配置

3. グループポリシーエディタで設定

グループポリシーを利用する場合は次のように構成します。

[コンピューターの構成] > [管理用テンプレート] > [Microsoft Edge] > [ネットワーク設定] > [ローカルネットワークエンドポイントへのリクエストを許可するサイトの一覧を指定する]

レジストリキーの例:

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Edge\LocalNetworkAccessAllowedForUrls]
"1"="https://yourtenant.sharepoint.com"
"2"="https://yourtenant-my.sharepoint.com"
※ "yourtenant" はご自身のテナント名に置き換えてください。

Intune による設定

設定カタログから「LocalNetworkAccessAllowedForUrls」を検索し、対象 URL をリストに追加します。

JSON 構成ファイルの例

{
"LocalNetworkAccessAllowedForUrls": [
"https://YOURTENANT-my.sharepoint.com",
"https://YOURTENANT.sharepoint.com"
]
}

追加ポリシーの展開(混乱防止のため)

以下のポリシーが既に有効であっても、明示的な許可リストの展開を推奨します:

  • DisableNucleusSync
  • DisableOfflineMode

これにより、将来的なプロンプト表示やユーザー混乱を防止できます。

 適用確認方法

ブラウザの chrome://policy または edge://policy にアクセスし、ポリシーが反映されているか確認できます。「LocalNetworkAccessAllowedForUrls」が表示され、設定したURLが含まれていれば成功です。

 推奨アクションチェックリスト

  • 対象テナントの URL を確認する
  • グループポリシーまたは Intune でポリシーを設定する
  • テスト環境で動作確認を行う(プロンプトが表示されないか確認)
  • 本番環境へ展開する(9 月末までに完了)

今回のアップデートでローカルアクセスがなぜ影響するのか?

OneDrive やSharePoint のファイルを開く時にローカルにインストールされている OneDrive アプリ(同期アプリ)と通信し、次のような処理を行います。

  • ファイルのローカルキャッシュの確認
  • オフライン編集の準備
  • 「開く」や「保存」操作の高速化

この通信がローカルネットワーク経由で行われます。

またMicrosoft Lists もIndexedDBや Searvice WOrker を使ってローカルキャッシュを保持しているためオフライン時でもある程度の操作ができるようになっているのですが、これもローカルネットワークアクセスとして扱われる部分があり、この制限を受ける可能性があるようです。

SharePointやOneDriveはブラウザーとOS間でバックグラウンド通信を行い、ファイルのプレビューや編集リンクの生成を高速化しています。これもローカルネットワークアクセスに依存しています。

[参考情報]
Microsoft Edge Browser Policy Documentation LocalNetworkAccessAllowedForUrls | Microsoft Learn