2022年6月

2022年6月 7日 (火)

座談会

Microsoft Teams のファイル管理について Microsoft MVP の有志で語り合う座談会イベントを開催します。一夜限りのイベントです。

座談会の目的

Microsoft 365 および Power Platform の Microsoft MVP メンバー5人で、Microsoft Teams 上でのファイル管理についてどういう使い方をするとよいのかを語り合います。

ことの発端は、2022年4月ごろのTwitter 上でのとある情報発信。Microsoft Teams のチャットとチャネルでファイルの格納先が異なるという話が盛り上がりを見せていました。この話題には個人的にも興味があり、そこから5月にかけて Microsoft 365 でのファイル管理のありようについて Twitter で色々と問いかけてみることにしたわけです。よくよく話を追いかけていくとMicrosoft Teams ではファイルの格納先がどうしてこのように分かれているのか? さらには OneDrive や SharePoint の関係性がよく理解できていない方も少なくないことがわかってきました。

そこでMicrosoft MVP の有志のメンバーに声をかけてそれぞれが持つ知見を共有できるよう、座談会への参加を呼び掛け実現するに至りました。

この座談会では、次のようなトピックを取り上げていきます。

  • OneDrive と SharePoint の位置づけとは?
  • 格納先がなぜ分かれるのか?
  • チャットとチームの違いとは?
  • 組織としてファイル管理はどう考えていくとよりベターなのか?
  • SharePoint リスト/Microsoft リストとファイル管理の関係性

など多岐にわたって話す予定です。せっかくなので、Microsoft Teams × OneDrive × SharePoint が持つ魅力をメンバーで熱く語りたいと思っています。 Power Platform (Power Automate や Power Apps ) を使っているユーザーの方も、Microsoft Teams や OneDrive, SharePoint の知識は欠かせません。そうした方々にもきっと役立つ内容になる筈!

対象者

Microsoft Teams を日ごろ利用しているユーザーの方や導入を支援する情報システム部やDX部門の方々など

日程

2022/6/16 21:00~23:00  (参加費: 無料)

実施方法

Microsoft Teams の会議機能を使って行います。事前に Connpass よりお申込みください。

座談会: Microsoft Teams のファイル管理について語ろう! - connpass

座談会メンバー

Microsoft MVP のメンバー5人で登壇します。(順不同)

  • やまさん (Microsoft MVP for Business Application)
  • りなたむさん (Microsoft MVP for Business Application)
  • 目代さん (Microsoft MVP for Office Apps & Services)
  • 太一さん (Microsoft MVP for Office Apps & Services / Microsoft MVP for Business Application)
  • 平野愛 (Microsoft MVP for Office Apps & Services)

 

ということで、是非、皆さんご参加ください。今回、定員を設けておりますので先着順です。お申込みはお早めにどうぞ。

2022年6月 4日 (土)

QnA Maker を使うことで独自の質疑応答チャットボットが作れます。

QnA Maker

もともと QnA Maker はクラウドベースの自然言語処理 (NLP) サービスで、任意の質問に自分で作成したナレッジ ベース(KB)から最も適切な回答を見つけてくれます。

Power Apps や Power Automate でも QnA Maker のコネクターを使って接続できるようになっています。

QnA Maker - Connectors | Microsoft Docs

さて、この QnA Maker ですが、2025年3月31日をもって廃止になります。QnA Maker の新しいリソース作成は 2022年10月1日以降作成できなくなります。

QnA Maker ⇒ Azure Cognitive Service for Language

QnA Maker サービスは単独でのサービスは終了するものの、すでに Azure Cognitive Service for Language の一部として提供されています(もともと Cognitive Service の一機能ではありましたが)。今後はこれを使っていく必要があります。
既存の QnA Maker のナレッジベースがある場合は移行ガイドを確認して手続きします。

QnA Maker ナレッジ ベースをカスタム質問と回答に移行する - Azure Cognitive Services | Microsoft Docs

※自分自身では検証用に SharePoint に関する QA を対応できるといいなとDBを作っていたのですが、せっかくなので移行ではなく改めて新しい環境にDBを構築してみる予定でいます。

Azure Cognitive Service for Language では次の6つの領域があります(2022年6月4日時点)。

  • 情報を抽出する
  • テキスト ベースのコンテンツを要約する
  • テキストを分類する
  • 質問に答える
  • 会話について
  • テキストを翻訳する

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QnA Maker と同等なものは「質問に答える」ですね。言語サポートには日本語も含まれています。

質問応答とは - Azure Cognitive Services | Microsoft Docs

ところで QnA Maker は初期のころに触ったまましばらく放置してしまっていたのですが、改めてドキュメントを見ると昔はできなかったことが多く改善されているんですね。例えば回答をリッチテキスト形式で表示できるようになっていて記述には Markdown が使えるようになっていたり。

ナレッジ ベースの編集 - QnA Maker - Azure Cognitive Services | Microsoft Docs

問い合わせ対応にかかる時間を少しでも減らすために

ちなみに Microsoft 365 が利用できる環境であれば、簡単な質疑応答なら Microsoft Search の「ブックマーク」や「Q&A」機能も使えます。よく質問される手続きなどは、この機能を使ってたとえば「出張の手配」といったキーワード検索されれば、SharePoint 内の所定のサイトのリンクをバナー広告のように画面上部に表示したり、直接申請フォームを表示することなどが可能です。

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ブックマーク機能を利用
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Q&A機能

ただし、これはあくまでも Microsoft 365 内での検索結果として得られるものであり、独自のアプリやチャットボットなどと組み合わせて利用する場合は Azure Cognitive Service for Language がよさそうです。もともと QnA Maker には SharePoint 上のドキュメント ライブラリに格納されている QA集のファイルを読み込んでナレッジベースとして利用する仕組みもありました。

SharePoint ファイル - QnA Maker - Azure Cognitive Services | Microsoft Docs

色々な組み合わせ方をもっとしっかり学ばないといけないなぁと思う今日この頃でした。

ご参考まで!