2026年9月25日(米国)に Copilot in SharePoint が GA に達したというアナウンスがされました。ロールアウトは 2026年9月30日(米国)から開始されます。
SharePoint AI innovations hit GA, powering new Copilot app and agents | Microsoft Community Hub
主なポイント
これまで Copilot in SharePoint で使われてきた仕組みを Copilot アプリ、Copilot Studio, Work IQ にも広げて Microsoft 365 内での情報活用と業務の流れを一体化していくことになっていきます。
Copilot in SharePoint では日常的な AI 機能についてはこれまで通り Microsoft 365 Copilot ライセンス内で利用できますが、高度かつ大規模なAI処理については「Copilot Credit」を消費する従量課金の仕組みと組み合わせて利用できるようになります。
[参考] Evolution of the Copilot pricing model | Microsoft Community Hub
Microsoft 自身が Customer Zero になる
Microsoft は顧客にCopilot in SharePoint を提供するだけでなく、自社でも実践的に利用し、そこで得た経験や知見を製品改善や顧客への展開へ生かす取り組みをしました。
たとえば、法務に関しては市契約レビューの初期分析が従来の「最大72時間」から約10分に短縮され、その後法律の専門家が1時間以内に検証や監査に取り組むことができたということです。また、IRに関しては四半期決算用の資料準備が12週間から約12時間へと短縮し、しかも出典や引用を追跡できる滋養たいを維持できたとのこと。
ちなみに、 Microsoft は実際の業務課題を解決するために Copilot in SharePoint を導入したい組織向けに共同で実用化まで進める Co-build プログラムへのノミネーションも現在受け付けているとのこと。
https://aka.ms/CopilotinSP/join
従量課金 (Copilot Credit) について

組織が、個人の生産性向上を目的としたAI活用から、AIを活用した業務プロセスへと利用範囲を拡大するために、Microsoft 365 Copilot (Premium)のライセンスの範疇で幅広く導入できるようにしており、定額の範囲で安心して規模を拡大できるようにしています。
さらに高度な機能が必要になった場合は、実際に利用した分のみを支払う従量課金の仕組みを利用することになります。
Microsoft 365 Copilot ライセンスに含まれるもの
日常的に利用する機能は Microsoft 365 Copilot ライセンスに含まれます。つまり追加料金は発生しません。例えば次のような機能です。
- 自身のコンテンツを根拠にした質問
- コンテンツの作成や整理
- チームで共有できる再利用可能なスキルの構築
- AIが生成するメタデータによるコンテンツの充実
- 決定論的なワークフロー (SharePointのワークフローエンジンを使ったフローであり、リストやライブラリで利用できるルールのこと)
Copilot Credit が必要な強化機能
大量のコンテンツの操作やユーザーの代わりに複数ステップで実行するタスクについては Copilot Credit の利用が必要になります。Copilot in SharePoint に追加される新しい高度な機能もまた Copilot Credit が必要になります。例えば次のような機能の利用です。
- 画像生成
- ドキュメントライブラリやサイト内での直接の編集
- AIが生成するサイトの分析レポート
- リアルタイムに近いメタデータのオートフィル
ちなみに、オートフィル機能は SharePoint Syntex 時代から提供されているものであり、現在も Microsoft 365 Copilot ライセンスとは別に SharePoint の従量課金サービスとして利用できるようになっています。オートフィルだけ使う場合は、そもそもこの部分だけでも従量課金で利用ができます。
[参考]
従量課金請求の有効化
従量課金を有効にすると、 Copilot Credit が利用できるようになります。これにより、ユーザーは暮実施を使って上記で説明したような高度な機能や大規模なエージェント型の作業を利用できるようになります。
テナント管理者は、Microsoft 365 管理センターの「支出ポリシー」を使ってユーザー管理します。 Copilot Credit を初めて利用する場合は、Microsoft 365 管理センターで「コスト管理ポリシー」を作成する必要がありまするすでに作成しているコスト管理ポリシーがあれば、新たに利用可能になったサービスが自動的に追加されることがあります。
ちなみに、Copilot in SharePoint では、Copilot Creditが消費される前に、ユーザーに確認するようになっています。
[関連情報]
- Copilot Credit Guide
- Managing AI experiences enabled by usage-based billing | Microsoft Learn
- Evolution of the Copilot pricing model | Microsoft Community Hub
Copilot in SharePoint の今後の予定

Copilot in OneDrive も 2026年9月30日にGAになります。Copilot in SharePoint と同じ基盤上に構築されているため、Microsoft 365 Copilot ライセンスの範囲内でサポートされる機能なども同じです。
Copilot 検索が SharePoint と OneDrive で利用できるようになります。現在はキーワード検索のみが利用できますが、既定の検索体験が Copilot ライセンスを持っている場合は Copilot 検索が利用できるようになるということです。自然言語を理解し、セマンティックインデックスによる検索ができるということです。個人的にはキーワード検索とのハイブリッド検索ができるようになっていてほしいですが、まずは Frontier パブリックとしてロールアウトするそうなので、フィードバックを受けながら改善していくのでしょう。
次の新しい高度な機能が使えるようになります。これは前述した通り、Copilot Credit を消費します。
- 画像生成
- ドキュメント ライブラリやサイト内での直接の編集
- AIが生成するサイト分析レポート
- リアルタイムに近いメタデータのオートフィル
最新の Copilot in SharePoint に関する情報は Microsoft の Tech Community のブログに公開されます。2026年9月の最新情報は次のリンク先にあります。
[参考] What's New in Copilot in SharePoint: September 2026 | Microsoft Community Hub
Copilot アプリと Work IQ ツールの強化
SharePoint が持つコンテンツを理解する能力と業務を遂行する能力が Copilot 全体に組み込まれていくことになります。
まず、SharePoint の機能が Work IQに統合されます。Copilotが SharePoint 内の情報をより深く理解して、そのコンテンツに対して操作ができるようになります。
またCopilot 全体で SharePoint 内のコンテンツの理解力が強化されていきます。 Copilot アプリや Copilot Studioだけでなく、Chat, Cowork, Code, Autopilots などにも順次展開されていきます。具体的には文章の理解力、リストやライブラリの管理、メタデータ操作などが強化されるとのこと。普段通り使っていれば SharePoint や OneDrive を扱う Copilot は賢く振る舞うようになるわけです。
SharePoint Framework では Copilot コンポーネントが作成できます。これは、Copilotの会話画面にフォームなどを表示できるようになる機能です。次のスクリーンショットは Copilot コンポーネントの利用例です。現在はパブリックプレビューです。
まとめ
ここまでの内容から、これまでは Copilot が SHarePoint 内のコンテンツを読み取るところまでだったのが、今後は SharePoint を基盤に Copilot やエージェントが仕事をしていくという変化が起きることがよくわかります。

