マイクロソフトさんのベンダー資格として MCP 試験というものがありますが、 MOSS 対応の試験があります。何事においてもそうですが、人は 「いつまでに、どうなっていたいか」 を明確にした目的意識を持つことで、向上していけるのだと思っています。そういった意味で、試験への合格を励みに製品学習に取り組むことは非常に有益なことだと言えます。試験の範囲などの詳細については下記 URL で確認してください。
- 試験番号:70-630 「TS: SharePoint Server 2007, Configuring」
http://www.microsoft.com/japan/learning/mcp/exam.aspx?cert=1&id=70-630
もちろんMCPは公的な資格ではないので資格をとらないと何かできないというものではありません。が、ある程度MOSSの製品知識を身に付けたあとに、客観的に自身のスキルを測ることができます。
とはいえ、せっかく受けるのであれば合格したいと思うのは人の常です。そこで、事前にどういった学習をしておけばよいのかのポイントをご紹介したいと思います。なお、手前味噌ですが、「ひと目でわかるSharePoint Server 2007」をご利用いただくと、一定の学習効果が期待できます。
<<学習ステップ>>
その1. 「"ひと目でわかる SharePoint Server 2007" で学習する」
検証環境を構築して、「ひと目でわかる SharePoint Server 2007」 で基本機能を網羅する。このときEnterprise Edition の機能である、InfoPath Form Services や Excel Services についても学習する。
その2. 「"ひと目でわかる~"には網羅されていない機能について学習する」
試験範囲となっている検索、ビジネスデータカタログ、アップグレードインストール、SharePoint Designer 2007 などは、書籍では深く触れることができませんでした。書籍範囲外のところについては別途学習する必要があります。
なるべくお金をかけないなら、TechNetやMSDNなどで独学する方法があります。TechNetサイトもしくはMSDNサイトからリンクされているバーチャルラボでは、オンライン上で実機を使った動作検証ができるのでお勧めです。その他にも、マイクロソフト パートナー企業向け無償セミナー(mstep) なども有用です。
・ TechNet … ITPro (システム管理) 向け技術情報サイト
・ MSDN … Developer (開発者) 向け技術情報サイトなお、MSDN サイト内のMSDNライブラリには様々なドキュメントがあります。
・ Mstep … マイクロソフトパートナー企業向けの無償セミナー
お金をかけてでもより深いところまでしっかりと学習されたいなら、教育ベンダーが実施している有償セミナーを利用して補うとよいと思います。
教育ベンダの有償トレーニング一覧
http://www.microsoft.com/japan/office/2007/sharepoint/training.mspx
その3. 「オンラインの模擬試験を受ける」
マイクロソフトさんの MCP 試験に関するサイトで模擬試験が公開されています。受験前にぜひ受験してみてください! 自分の弱いところがわかります。だいたい200点以上は取りたいところです。
対応模擬試験: http://www.microsoft.com/japan/learning/mcp/itpro/skillcheck/default.mspx
以上、3ステップを踏まえれば、合格点までは到達できると思いますので、これから受験される予定の方は頑張ってください!
なお、MCP 受験の申込はプロメトリック社が行っています。受験の申込は受験予定日より3営業日前までに申し込む必要がありますので注意してください。
プロメトリック社: http://www.prometric-jp.com/