2021年4月

2021年4月16日 (金)

去年5月に実施したワールドワイドのコミュニティ イベントである Microsoft 365 Virtual Marathon を今年も開催します! 

M365GVC-VM2021-JPN-FB-RegisterMe

<昨年のイベントに関する記事>

イベントの概要

世界7か国語(English, French, German, Spanish, Portuguese, Japanese, Arabic) での実施を予定しており、全体で60時間連続しての実施です(だからマラソンです!)。ちなみに前回は2日間の実施で36時間でしたが、今回は規模を増やし 3日間、60日間連続実施です! (すごいですよね~)。

今回も全体の実施予定のセッション数は400を超えており、内容も多岐にわたります。日本からも多数のスピーカーが参加予定となっており、前回と同様に日本語トラックを走らせます! 

今のところ、主な内訳(全部ではない)は次の通りです。

  • Power Platform … 70セッション以上
  • Microsoft Teams … 55 
  • SharePoint … 33

イベント自体の実施期間は4/27 夜中の午前2時から4/29 早朝までとなっていますが、日本語トラックは、日本時間の日中で実施します。そのため 日本時間の 2021/4/27-28 の2日間での開催となります。日本語トラックは今年も私がオーナーを担当し、スピーカーも担当しますが、運営側としても様々な準備を進めています。

今回は前回から登壇者が増え、パネルディスカッションも含めると全部で19セッション開催することになりました

登壇者は皆さん手弁当でして、それぞれ業務時間をうまくやりくりしての資料作りや登壇となります。「役立つ情報を提供したい」との思いで有志一同で実施しますので、参加予定の方もぜひ暖かく応援いただければと思います。

なお前回とは大きく異なる点が2つあります。一つは、前回は Microsoft Teams 上でのライブ イベント機能を使った実施でしたが、今回は Microsoft Teams のチーム会議として実施します。もう一つが、今回もセッションの録画はしますが、録画の閲覧は有料となる予定です。そのため、できる限りオンタイムで参加いただくことをお勧めします。オンタイムでの参加は無料です!! 費用に関して補足すると、現時点では録画を閲覧するには50ドルかかります。日本語トラックでは実施しませんが、その他のトラックではワークショップも開催されます。これに参加する場合は1つのワークショップあたり149ドルとなっています。

Registration add-ons include ALL recordings for $50, individual workshops for $149, or an ALL-ACCESS pass for $349!

参加には事前登録が必要となりますが、日本語でのセッション一覧や登録手順については Microsoft MVP 仲間の太田さんが、Connpass にページを用意してくださっています。登録の手順など含め詳細を説明してくだっているので、内容を確認の上参加登録をしてください。リアルタイムの参加については参加費は無料です。 

Microsoft 365 Virtual Marathon 2021 Japanese Track - connpass

日本語トラックは、上記 Connpass にも掲載されていますが、念のためここにも今回の登壇スケジュールを公開しておきます。

JAPANESE トラック Part1 - 4 月 27 日(火)

※表のセッション開始時間は全て日本時間です。

開始時間 セッション
4/27 9:00 All about Office365 overview 「Office365で何ができるか、その概要をお話しします」
Yoshio Matsumoto
4/27 10:00 個人の生産性を上げるために。Office 365 サービスを連携して使おう
Masayuki Mokudai
4/27 11:00 これからはじめる Power Platform
Rie Okuda
4/27 12:00 Power Platform のはじめかた
Ryota Nakamura
Takashi Shinohara
Teruchika Yamada
Masayuki Mokudai
Hiro Nagao
4/27 13:00 僕の Microsoft Teams (+α) 便利技紹介 2021年春
Taichi Nakamura
4/27 14:00 Microsoft Dataverse for Teams の裏側をみてみよう
Teruchika Yamada
4/27 15:00 SharePoint サイトの自動作成あれこれ
Hiroaki Oikawa
4/27 16:00 Power Automate 開発を例にした SharePoint、Power Platform 活用の落とし穴
Fumio Mizobata
4/27 17:00 Microsoft Tunnel 概要
Yutaro Tamai
4/27 18:00 失敗しない条件付きアクセス Season2 ~ Microsoft 365 E5編
Suguru Kunii

JAPANESE トラック Part2 - 4 月 28 日(水)

※表のセッション開始時間は全て日本時間です。

開始時間 セッション
4/28 10:00 50分一本勝負!ライブコーディングでMicrosoft Teamsアプリを作ってみる
Takashi Shinohara
4/28 11:00 Azure ADアプリケーションを使用した認証のあれやこれ
Takashi Ohkawa
4/28 12:00 Microsoft Power Fx as seen by C # programmers. C#プログラマーから見たMicrosoft Power Fxの特徴、勘所
Tetsuro Takao
Fujio Kojima
Yoshio Matsumoto
4/28 13:00 カッコいい SharePoint モダンサイトを作ろう
Hirofumi Ota
4/28 14:00 資産5管理業務をPower Platformを使って ”劇的に” 改善してみた
Ryota Nakamura
4/28 15:00 Power Apps で Excel関数を利用する3つの方法
Hiro Nagao
4/28 16:00 Office ScriptsとPower Automate連携による業務効率化
Kinu Asa
4/28 17:00 SharePoint モダンポータル 2021 年アップデートと最新のファイル管理方法
Ai Hirano
4/28 18:00 それは本当に Automate ? 改めて考える Process Automate
Tomoyuki Obi

海外含めたすべてのセッションを簡単に一覧できるツールを Microsoft MVP の清水優吾さんが作成してくれているので、そのリンクもここに置いておきますね。

スケジュール一覧(日本時間)

前回は1日での実施でしたので、2つのトラックを並行した実施となり、参加したいセッションの時間帯が重なることもありました。しかし、今回は1トラックにして、並行開催はしませんので、好きな時間帯で参加しやすくなっていると思います。また、前回にはなかった有識者によるパネルディスカッションも実施します。パネルは次の2つです。

  • Power Platform のはじめかた (4/27 12:00~)
  • C#プログラマーから見たMicrosoft Power Fxの特徴、勘所 (4/28 12:00~)

ちなみに、私の登壇は 4/28 17:00 ~です。内容は少し欲張っていますが、前回からのアップデート情報とファイル管理の部分の最新情報(オンブレのファイルサーバー検索など含む)をコンパクトにお伝えします!

ゴールデンウィーク前ですが、お時間があれば同僚の方もお誘いあわせの上、ぜひご参加ください!!

Microsoft 365 管理センターにある「設定」>「組織の設定」の中に「Microsoft Search in Bing のホームページ」という設定があります。

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これに関する情報は去年の7月に公開されている次の記事で概要を確認できます。

Introducing the Bing Enterprise Homepage

We're happy to announce a new experience just for Microsoft Search in Bing users: the Bing enterprise homepage. Now you'll see the same Bing homepage you love, enhanced with the work info you need, including popular bookmarks, meetings, recent files, and news. And with automatic sign in, you can get...

そもそも Microsoft Search in Bing では Microsoft Bing から検索すると社内と社外の両方に関して一括してキーワード検索ができるようになっています。この Microsoft Bing のホームページに最初から Microsoft 365 テナント内でログインているユーザーに特化した予定や最近使ったファイル、お勧めのニュースなどが表示できるというのがこの機能です。

残念ながら、現在、次の地域でだけ使えるようになっており、日本は含まれていません

  • オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、英国、インド、スペイン、米国

インダストリーのニュース カルーセルについてはUSのみとのこと。

ですが、日本語でも設定はできますし、Microsoft Bing を英語表示に切り替えると利用できるので、どのようなものなのかをいち早く確認することはできます。

Microsoft Search in Bing のホームページを有効にする

既定では「ホームページ」タブでは "組織の Microsoft Search in Bing のホームページを表示する" 設定のみがオンになっています。

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せっかくなので、既定でオフになっている「編集ニュースを表示」をオンにします。

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これをオンにすると隣の「ニュース記事」タブ上でニュースを登録できるようになります。ここではインターネット上に公開されている任意のページを登録できます。SharePointのニュースとはまた別です。

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「新しい記事」を追加すると次のような画面が表示され、タイトル、説明、公開開始日と終了日、ニュース記事のURL、さらに表示のURLを指定できるようになっています。ちなみに、この記事を書いている時点ではどうしてもサムネイル画像に好きな画像を指定しようとすると記事が正常に保存できません。ですから、最終的にはサムネイル画像なしで保存というか[公開]してみました。

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さて、準備ができたら Microsoft Bing (https://www.bing.com/)にアクセスしてみましょう。アクセスしたら、Microsoft 365 アカウントでサインインし、「Switch to Bing in English」をクリックします。

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これで、英語に切り替わり、画面の下部に自分の予定や最近使ったファイル、お勧めのニュース記事などが表示されることが確認できます。

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2021年4月 7日 (水)

モダンサイト用の新たなサイトテンプレートが利用できるようになります!

[Microsoft 356 Roadmap]

新しいサイトテンプレートの概要

サイト テンプレートはシナリオベースとなっており、各テンプレートにはあらかじめ入力されたコンテンツやWebパーツが含まれており、組織のニーズに合わせてカスタマイズも可能。モバイルでも利用できるとのことです。

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テンプレートの選択画面
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テンプレートの適用とプレビュー

SharePoint look book で公開されているものと同じようなものなのかなと思っていたのですが、画面を見る限りデザインは異なっているようです。

クラシックな SharePoint サイトは比較的手軽にテンプレート化できましたが(といっても課題も多かったですけど)、モダンサイトにはこれがなく、似たようなことをしようとするとサイトデザインとサイトスクリプトを自分で用意する必要がありました。新たなサイト テンプレートは、このサイトデザインをビルトインで Microsoft がいくつか新たに用意するよということです。まだサイトデザインやサイトスクリプトについて学習していない方は、この機会に学習して準備しておきましょう。ということで、従来のサイト デザインが「サイト テンプレート」と呼ばれるようになります。

"以前のバージョンの SharePoint では、サイト テンプレートはサイト デザインと呼ばでしたが、今後はサイト テンプレートと呼ばれます。" 

SharePoint サイト テンプレートを適用およびカスタマイズする - Office サポート (microsoft.com)より引用

ロールアウトの時期

まずは対象指定リリースのテナントから段階的に導入されることになるということで、標準リリースとなっているテナントでは利用できるようになるのは少し先になるようです。

  • 対象指定リリース(選択されたユーザーまたは組織) : 4月下旬から5月中旬
  • 標準リリース : 5月中旬から6月下旬

なお、この新しいテンプレートは無効化することはできないとのこと。

利用可能なシナリオ ベースのサイトテンプレート

コミュニケーション サイトとしては従来のショーケース、トピック、空白以外に、次の4つが追加されます。

イメージ テンプレート名 説明
256b4b21-4480-4ee3-a9c5-9537c115575a 部署 閲覧者と部門のニュースを関連付け、今後のイベントを強調表示し、頻繁にアクセスするファイルに簡単にアクセスできます。
15e9d40c-2a7c-4102-a864-8697bce9d893 リーダーのつながり (Leadership connection) 会話、ニュース、イベントに参加して、リーダーとチーム メンバーをつなげて、組織の文化を構築します。
F87d13fb-ccf0-4239-a5aa-612c6c2d13b6 ラーニング の中心 (Learning Central)  イベント、ニュース、および特別なカリキュラムリソースを紹介する 1 つの場所として、組織内でユーザーが最初にたどり着くサイトです。
8a61badc-7178-4e38-9818-265299fbf325 新しい従業員のオンボーディング  新入社員の研修プロセスを通じて新入社員を関与して指導することで、新入社員のオンボーディングを合理化および調整します。 

「ラーニングの中心」というサイトテンプレートは、なんだか日本語としてしっくりこないので実際にロールアウトされるときにはそのままカタカナでラーニング セントラルなどになるのではないかなと思っていますが、社内外の研修の情報を整理するのに必要な Webパーツなどがそろっていそうです。オンラインでの研修が可能なのであれば、これとMicrosoft Teams のウェビナー機能を組み合わせていくとよさそうです。

あとは、従業員のオンボーディングとありますが、この辺りは Microsoft Lists にも同じ名前でテンプレートが用意されており、これと組み合わせると入社したらやるべきことを整理できそうです。もちろん、不足する部分は Power Apps でアプリを作ったり、Power Automate で自動化することも念頭に入れておくことが大切でしょう。

あと、コミュニケーションサイト テンプレートがベースであるため、コミュニケーションは必要があれば、 Yammer を使って補っていこうというのが、テンプレートの特徴の一つです。例えば、リーダーシップのつながり サイトもリーダシップチームとのコミュニケーションは、 Yammer で行うことを前提としたテンプレートになっています。

チームサイトとしては従来のテンプレートに加えて新たに次の4つが用意されます。なお、従来のチームサイトのテンプレートは「チームの共同作業」という名称になるようです(独り言 : サイトのフィーチャーにも「チームの共同作業」というのがありましたが、サイト自体がシナリオベースになったことで、サイトの一機能だったものが格上げされたような印象です)。

イメージ テンプレート名 説明
12319460-3768-42a8-adda-4e4cccc31668 イベントの企画 チームとイベントの詳細を調整して計画します。 既製のイベントのまとめとイベントの状況に関するニュース投稿テンプレートを使用して、チームを最新の状態にすばやく更新します。
93b79ce3-73ff-4d63-b9e8-b2811956f837 プロジェクト管理 頻繁に使用するツールにアクセスし、プロジェクトの更新を共有し、会議のメモを投稿し、チームドキュメントをアップロードできる、チームの共同作業スペースを作成します。
D4502edd-cfd0-46fa-bb35-7e855ee0fe21 トレーニングとコース コースのリソース、ニュース、イベントを共有して、コースの参加者と学生を特定の学習機会に備えます。
2f24fb97-d7ea-4054-adec-e7f009983197 トレーニングと開発チーム  ブレーンストーミングを行い、他のユーザーの学習と成長を支援する機会を計画します。

このチームテンプレートは、基本的には Microsoft 365 グループとともに使うことになるでしょうから、Microsoft Teams のチームと組み合わせて利用することになることを想定しておくことが大切だといえそうです。

プロジェクト管理の場合は、チームメンバーで Teams上で会話しファイル共有をしていくことに加え、サイト機能もうまく組み合わせる必要があるところでしょう。テンプレートだけではなく、どんな使い方をしていくとよさそうか、組織内でディスカッションできるといいでしょうね。ということで、Teams でチームを作るときにプロジェクト管理を行う用途なのであれば、このテンプレートを適用しておくとよさそうです。

そのほか気になるのはトレーニング(研修)関連です。「トレーニングとコース」は、主に先生と生徒の間で利用することを想定しているようです。Teams を使ってオンラインでのコミュケーションに加え、ファイル共有など含め研修参加者や学生との情報共有をする場として利用しやすいように、Webパーツ等が事前設定されているようです。「トレーニングと開発チーム」は講師や先生同士でのコミュニケーションを支えるサイトテンプレートのようです。カリキュラムの相談や学生もしくは社員の育成に関してやり取りする場として使えそうです。たとえば、ここで話あった内容から Microsoft Viva Learning のコンテンツが決まるといったフローも考えらそうです。

新しいサイトテンプレート(サイトデザインとサイトスクリプト)を利用するメリット

サイトデザインとサイトスクリプトは、従来のサイトテンプレート化とは概念が全く異なります。従来のサイトテンプレート (*.wspを作る場合) は、鋳物の鋳型のようなものでサイト作成時に選ぶ必要があり、サイト作成後にはテンプレートがアップデートされたとしても、よくも悪くも影響を受けませんでした。

一方のサイトデザインとサイトスクリプトですが、サイトスクリプトと呼ばれるスクリプトを SharePoint 管理者が用意します。これは JSON形式で書かれたサイトの部品作成指示書のようなものであり、Aというスクリプトを実行するとリストが作成される。Bというスクリプトを実行するとナビゲーションとサイトのテーマを変更する。といったように、複数のスクリプトを用意できるようになっています。サイトスクリプトはそのままでは実行することができず、サイトデザインというものにひとまとめにしていく必要があります。たとえば、コミュニケーションサイトには「トピックス」や「ショーケース」というサイトデザインがあります。このサイトデザインを適用したら、AとBのスクリプトを呼び出そうとか、Cだけ呼び出そうとか、そういうようなことができるわけです。つまりこのアプローチというのは、空白のコミュニケーションサイトまたはチームサイトのテンプレートからサイトを作って、一から手で設定していく内容を Excel のマクロのように自動化するという発想がベースとなっています。

そのため、サイトデザインは、作成後のサイトに再適用できるのです。この点が、従来のサイトテンプレートとは発想が大きく異ります。

以上のことから、新たなサイトテンプレートというのは新規にサイトを作成するときに選べますし、既存サイトにも適用できます。新たなリストが作られたり、テーマが適用されたり、ナビゲーションが追加されてりすることになります。心配なのは既存のリストやライブラリ、ページがすべて置き換わってしまうのかという点だと思いますが、基本的にこれはありません。基本的には足し算または上書きであり、すでにあるものはそのままです。これはサイトデザインとサイトスクリプトの挙動がそうなっているためです。

サイトデザインについて学ぼう

不安のある方は、とにかくまずはサイトデザインとサイトスクリプトを学習しておきましょう。独自のサイト テンプレート作成もできますが、結局この部分は自分でサイトデザインを作る必要があるのです。

独学したい方は下記に情報が公開されていますので、これが参考になります。

SharePoint サイト デザインとサイト スクリプトの概要 | Microsoft Docs

また実際に試せる環境があるのがベストですので、Microsoft 365 開発者プログラムにサインアップして、気軽に利用できる自分用の学習用テナントを手に入れることも大切です。このプランは学習用途のものなので運用環境としては利用できませんが、Microsoft 365 E5の機能が25シートまで付属しており、これを無料で試せます。詳しくは下記のリンク先を参照してください。

Microsoft 365 開発者プログラムに参加する | Microsoft Docs

新しいテンプレートを利用するために準備すること

新しいテンプレートを利用するために準備することとして、まずはユーザーにこうしたテンプレートが利用できるようになることの周知をすることが大切です。

すでに Microsoft のサポート文書が公開されているので、まずはこれを確認することでしょう。

SharePoint サイト テンプレートを適用およびカスタマイズする

このページ内で大事なのは FAQ の部分です。特に抑えておくべきところを書き出しておきます。

  • サイト デザインを適用するには、サイトの所有者権限以上が必要
  • ハブに関連付けられている場合は、テーマは従来通りハブから継承することになる。テンプレートを適用してすぐにはテンプレートのテーマが自動的に使われるものの、発行後しばらくするとハブのテーマに更新される
  • 一度サイトテンプレートを適用すると、自動的に元に戻すことはできないが、手動で元の状態に戻していくことはできる(ナビゲーションを削除したり、テーマを更新するなど) ⇒ ※筆者注※前の状態を覚えておくことができれば、の話ではありそうですね。
  • サイトの[設定]パネルに表示される[サイト デザイン]が[サイトテンプレート]に置き換えられる

ということで、新しいテンプレートの知識をしっかりと身に着けるには「サイトデザインとサイトスクリプト」について学んでおいた方がいいよ、ということでもありますね。

2021年4月 5日 (月)

自分への備忘録を兼ねてます。

Microsoft Search の Microsoft Graph コネクターを使っていろいろと検証しているのですが、インデックス クォータがすぐに不足してきてしまう。そもそも容量はどのように決まっているのでしょうか?

クォータの利用状況
すでに8割以上を消費しており、警告が表示されている

ライセンスのページに詳細が書かれています。

Entitlement built into Microsoft 365 or Office 365 E5 licenses
ライセンスに基づいてインデックスクォータが決まる

インデックスクォータは、Microsoft 365 E5 または Office 365 E5 のライセンスごとに 500 アイテムのインデックスクォータが追加されます。残念ながら Microsoft 365 A5 や Office 365 A5 には含まれない。

私の検証しているテナントでは E5 のライセンスを2つほど検証用に購入しています。そのため、1000インデックス クォータが利用できるというわけです。

なお、Microsoft Search で Microsoft Graph コネクターを利用する分には料金はかかりません。つまり、釣り竿(Graph コネクター)は無料だけど、釣った分(インデックスを付けて利用する分) だけ支払ってねということですね。

検証する場合は、この辺りを気を付けましょう。

2021年3月に実施されたオンラインイベントである「 Microsoft Ignite 2021」のセッションの録画ビデオへのリンク集が Docs に公開されています。

Microsoft 365 や Microsoft Teams に関してもまとまっています。組織内での異動などで引継ぎが必要な方に対してオンラインで自習してもらったり、もちろん、自身で振り返るのに役立ちそうです。

Microsoft Ignite 2021 - Microsoft 365 と Teams

Microsoft 365 の特集セッション
Microsoft 365 や Teams に関する録画のリンク集

ちなみに、各セッションは日本語の通訳に切り替えられます。

オーディオの切り替え
音声を日本語の通訳に切り替えている