カテゴリ「Microsoft 365」の81件の投稿 Feed

2020年9月16日 (水)

来週開催される Microsoft 社のオンライン イベントである Microsoft Ignite 2020 で、日本のコミュニティ メンバーによるテーブルトークを実施することになりました。

  • 日時 : 日本時間 2020年9月24日 1:00 PM ~1:30PM の30分
  • 言語 : 日本語

モデレータは Microsoft 365 が専門の次の4名です(順不同)。当初は目代さんも参加予定でしたが、お仕事の都合でやむなく参加できないとのこと。

  • 中村 太一さん
  • 太田 浩史さん
  • 村地 彰さん
  • 平野 愛

内容としては Microsoft 365 によるリモートワーク、Microsoft Teams のチームやチャネルの編成、グループ展開などのベストプラクティスについて語ろうと思っています。

2020-09-16_16-44-54

Table Talk ってそもそも何?

テーブルトークは Microsoft Ignite 主催者が用意するコミュニティ主導での参加者との直接対話の場であり、決まっているのはツールと時間と大まかなお題だけです。あとはモデレータにゆだねられています。何枠かもらえたらいいなぁと今回モデレータとなるメンバーがそれぞれでお題をリクエストしたのですが、日本語での場としては30分枠をひと枠のみもらえたいというところです。

  • ツール : 利用するツールは Microsoft Teams。
  • 参加者 :誰でも参加でき、カメラとマイクはオンにしてもらって構いません。

といっても、30分しか時間がないので、誰かがたくさん話をしてしまえばそれだけでタイムオーバーとなることは目に見えています。そのため、ラジオ番組のように事前に皆さんからお題を募って(集まりが悪ければこちらで考えます)、それをネタに複数いるモデレータで持ち時間をある程度決めて話をしようと思っています。手短に話せるなら、飛び入り参加で発言してもらってもOKです。

Microsoft Tech Community

なお、Microsoft Tech Community にもスレッドを立ち上げており、当日の話の内容のネタなどを皆さんからも募集します。

テーブル トークで取り上げてほしい話題、Microsoft 365 に関する疑問や質問などがあれば、以下の Tech Community のスレッドに投稿してください。また日本ならではの課題やそれを解決した経験など、共有していただける情報もぜひご投稿ください。

Table talk : Meet the Microsoft 365 Japanese community

30分だけの枠ですが、日本語でやり取りできる数少ない枠です。

皆様のご参加をお待ちしています!

 

2020年8月20日 (木)

Microsoft 365 管理センター内にある「メッセージセンター」にはテナントに今後展開されてくる新機能などのアナウンス数多くが届きます。対処が必要なものもあれば、そうでないものもあります。管理者としては、設定が必要なものはそこからタスクを管理していく必要がありますし、場合によってはユーザーへの周知をすること自体がタスクとなり得ます。

そこで新機能として比較的最近追加されたのが Planner との同期設定です。これを設定することで、Power Automateの仕組みを使って定期的にメッセージをタスクとして自動登録できるようになります。

Planner 同期 - 01

設定はとても簡単。管理者の方はもちろん、Power Automate を利用している方はソリューションの一つの例として捉えておくとよいだろうなと思っています。

手順についてはスクリーションショットを並べておきましょう。テナントの管理者が構成します。

Planner 同期 - 02

タスクの作成先となるプランとバケットを指定。

Planner 同期 - 03

同期対象となるメッセージを選択する。

Planner 同期 - 04

構成後、すぐにインポートできるようになっており、その際に最大28日前のメッセージから取り込める。

Planner 同期 - 06

確認したら[完了]をクリックする。

Planner 同期 - 07

初回以降は定期的に同期することになるため、そのタイミングを指定し Power Automate を構成していくことになる。

Planner 同期 - 08

とはいえ、Power Automate 側の構成は[フロー作成]をクリックすることで自動で行われる。

Planner 同期 - 09

あっという間に構成完了。

Planner 同期 - 11

同期の設定を変更する場合はメッセージセンターから再度[Planner の同期]をクリックすればよい。

Planner 同期 - 12

これで Planner 側にメッセージがタスクとして同期されるようになります。

Planner 同期 - 13

ところで、自動作成されたフローはどうなったのでしょうか。Power Automate の画面で確認しましょう。

フローは既定の環境に「チームフロー」として作成されます。

Planner 同期 - 14

フローの内容は次のようになっており、非常にシンプルです。

Planner 同期 - 15

 

 

 

 

 

 

2020年8月19日 (水)

2020/8/18(日本時間) にMicrosoft 365 での IE 11 の利用サポート期限が公開されました。

M365_Edge_ProductTeams_0-1597603232572

Microsoft 365 apps say farewell to Internet Explorer 11 and Windows 10 sunsets Microsoft Edge Legacy

要点をかいつまんでおきましょう。

  • Microsoft Teams の Web版の利用については IE11 のサポートを 2020年11月30日で終了する
  • Microsoft 365 の利用について IE11 のサポートを 2021年8月17日で終了する

期限を超えると、Microsoft 365 のアプリおよびサービスには IE11 上から利用する場合、機能がデグレードするか、もしくはアクセスできなくなるとのこと。

ちなみに、IE11 自体がなくなるわけではありません。これを使って Microsoft 365 のサービスやアプリにアクセスすること自体のサポートがされなくなるということです。

そしてこれに代わって推奨されるのが新しい Microsoft Edge です。今年リリースされた Chromeベースの Edge のことです。従来の Microsoft Edge をベースとしていてるデスクトップアプリも 2021 年 3月9日を以って最新のセキュリティ更新が受け取れなくなります。

Microsoft Edge の展開計画に関する資料は次のリンク先に公開されています。

Microsoft Edge の IE11 互換モード

Microsoft Edge では特定のURLにアクセスする際に自動的に IE11 互換に切り替えるよう設定できます。たとえば、私はオンラインバンキングに UFJ銀行さんを利用しているのですが、ここの企業向けサービス用のページの一部が IE11 (もしくは Firefox) でないとサポートされない(2020年8月現在)。ですが、いちいちこのページにアクセスするたびに IE11に切り替えたくないなぁと、IE11互換を設定しています。次のビデオを見ていただくとわかりますが、BizSTATIONというページにアクセスするときだけIE11にモードが切り替わっていることが分かります。

詳しい設定手順は下記のURLに公開されているので、確認してください。

IEモードの概要 : https://docs.microsoft.com/ja-jp/deployedge/edge-ie-mode

SharePoint は?

最初にご紹介した記事の末尾にはコメント欄が用意されており、いろいろな方がコメントをしています。その中でも気になったのが SharePoint に関するところ。IE を使っている場合は、ライブラリ上では「エクスプローラーで開く」オプションが利用できますが、これは ActiveX を使っています。Edge に変えることでこのオプションは利用できなくなるわけです。SharePoint の研修を実施しているときにもクラシック SharePoint サイトを利用してきたユーザーの方からは時々、ご質問いただく話です。

基本スタンスとしては、ライブラリ内では Active Xを使わなくてもコマンドメニューからファイルやフォルダー単位での移動やコピーが行えるようになっています。これを使うのが基本ですね。あと、ファイルの一括ダウンロードに関してはZipファイル形式にはなるものの、ダウンロードもできます。Edge や Chrome を使っていれば、ローカルにあるフォルダーをドラッグアンドドロップ等でアップロードすることもできる。というように、Active Xに依存しない使い方ができるようにはなっています。Microsoft からのコメントを見ると、この機能を使うように推奨しているのと、あとは適材適所で OneDrive 同期クライアントを併用することを推奨しています。まずはこれが第一選択肢になるでしょう。

余談ですが、ファイルの移動やコピーを行う際には対象となるサイトの候補はAIが自動で一覧を出してくれますが、そのほかにも「フォロー中のサイト」を優先的に一覧に出してくれます。特に移動やコピーによく使うサイトはなるべくフォローするようにしておきましょう。また、自動的にファイルのコピーや移動を行う場合は Power Automate を組み合わせる方法もあります。このあたりをうまく組み合わせて活用したいですね。

2020年6月20日 (土)

SharePoint のサイトの利用状況のページには「一般的なプラットフォーム」の利用状況の概況が確認できるようになっていますが、ここで気になったのが UserAgent。

2020-06-20_16-58-46

ちなみに、サイトの利用状況に関しては、以前、記事にしました。

[SharePoint Online] サイトの利用状況について

さて、この「一般的なプラットフォーム」では分析結果から、利用端末が次の5つに分類されるわけです。

  • デスクトップ
  • モバイルWeb
  • モバイル アプリ
  • タブレット
  • その他のデバイス

この判定は UserAgent を使っているそうですが、具体的にどう判定しているかはドキュメントもなく判然としないところがあります。これから、Microsoft Teams って Webページをタブで追加しているけど、あれはUserAgent はどうなるんだ? といった疑問も。

ということで、判定がどうなっているかは別にして UserAgent がどうなっているかを興味本位で確認したので、せっかくなのでここに記録しておきます。ちなみに、私の利用しているPC環境は Windows 10 であり Edgeは Chromium ベース( 83.0.478.50) です。それと、Google ページで UserAgent は確認できるようになっていたりもしますが、せっかくなので SharePoint 上にWebパーツを作って確認しました。

Edge

UserAgent-Edge

Chrome

UserAgent-Chrome

IE11

私の環境だと、InfoPath.3 が見えているのが面白いですね。InfoPath 、入れてはいるけど、もうずいぶん使っていないなぁ。

UserAgent-IE

 

Microsoft Teams のデスクトップアプリ

Teams って表示されるのですね。

UserAgent-TeamsDesktop

iPad にインストールしている SharePoint モバイル

SharePoint for iOS。

UserAgent-iPad

iPad の Safari

Macintosh となるのか。

UserAgent-SafariForiOS

Android の SharePoint モバイル

SharePoint for Android。

UserAgent-Android

Android 上の Chrome

特筆すべきところはあまりないかな。

UserAgent-AndroidBrowser

結果

これらをもとに解析しているんだなぁと考えながら、サイトの利用状況を確認するのも面白いですね。

※個人的に気になったところを赤字にしていますが、特に意味はありません。

ブラウザ等 UserAgent の取得結果の例 (私の環境の場合)
Edge Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/83.0.4103.97 Safari/537.36 Edg/83.0.478.50
Chrome Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/83.0.4103.97 Safari/537.36
IE11 Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; WOW64; Trident/7.0; Touch; .NET4.0C; .NET4.0E; .NET CLR 2.0.50727; .NET CLR 3.0.30729; .NET CLR 3.5.30729; InfoPath.3; Tablet PC 2.0; rv:11.0) like Gecko
Firefox Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64; rv:75.0) Gecko/20100101 Firefox/75.0
Teams desktop app Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Teams/1.3.00.13565 Chrome/69.0.3497.128 Electron/4.2.12 Safari/537.36
Safari (iPad) Mozilla/5.0 (Macintosh: Intel Mac OS X 10_15_4) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Version/13.1.1 Safari/605.1.15
SharePoint App mobile (iPad) Mozilla/5.0 (iPad; CPU OS 13_5_1 like Mac OS X) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) SharePoint for iOS
SharePoint App mobile (Android) Mozilla/5.0 (Linux; Android 9; SHV44 Build/S8024; wv) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Version/4.0 Chrome/83.0.4103.106 Mobile Safari/537.36 SharePoint for Android
Chrome- Android Mozilla/5.0 (Linux; Android 9; SHV44) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko)
Chrome/83.0.4103.106 Mobile Safari/537.36

 

2020年3月27日 (金)

※2020/4/6 に Update 情報を追記しました。

現在、新型コロナウィルス感染拡大が続く未曽有の状況になっています。そんななか、Microsoft社はクラウドサービスの提供を維持するために一部の機能について一時的な調整をおこなっているとのことです。

ZDNet さんの記事にもなっているようです。マイクロソフト、「Office 365」の機能を一時的に調整

Microsoft 365 管理センターにも数日前にメッセージが届いていました。今日も更新情報が届いていたので、それも踏まえ、多くの方に情報共有しておこうと思います。

※同一の情報を弊社のオフィスアイ ラーニング ポータルでも公開しており、既にご利用いただいている方には内容が重複することを先にお伝えしておきます。


調整内容は以下の通りです。

AdobeStock_279568799

なお、各調整は各地域のビジネスアワー中に行われる可能性があるとのこと。必要に応じて週末や夜間などに操作を行うと一部回避できる部分もあるようです。

調整内容は以下の通りです。なお、各調整は各地域のビジネスアワー中に行われるだろうとのこと。利用者が多い時間帯に調整を行っているということですね。

OneNote 

  • (2020/4/6 追記) OneDrive のファイル オンデマンドを使っている人で Windows エクスプローラーや Mac Finder を使って「大きなサムネイルで項目を表示」するようにしている場合、サムネイルではなく、一般的なアイコンが表示される。
  • Teams 内の OneNote は商用および教育機関向けのテナントの両方で読み取り専用となってしている(編集する場合は、Web版のOneNote またはデスクトップ版の OneNote を利用する必要がある)。
  • 添付ファイルのダウンロードサイズを100MBに制限

https://techcommunity.microsoft.com/t5/onenote-service-updates/awareness-of-temporary-adjustments-in-microsoft-onenote/m-p/1248100

SharePoint

  • 特定のバックエンド業務を地域の夕方と週末の営業時間に再スケジュールしている。影響を受ける機能としては、新しいファイル、ビデオ、画像をアップロードした後のファイル管理の遅延、移行、DLP がある (2020/4/6追記 :  apps that scan the service も含まれるそうです)
  • 再生動画の動画解像度を下げている

ファイル管理に関して次に補足します。

365ファイルビュー機能については新たにファイルをアップロードしてから数時間経過しないと利用できません。

メタデータを持っている画像やファイルの自動的なタグ付けもアップロード後に数時間経過しないと行われない。

頻繁に編集される Office ドキュメントは Office Online 上でドキュメントを閲覧しようとすると、いつもより時間がかかる可能性がある。

https://techcommunity.microsoft.com/t5/sharepoint-support-blog/awareness-of-temporary-adjustments-in-sharepoint-online/ba-p/1250603

Stream

  • 新しくアップロードされた動画では、人のタイムライン機能が無効になっている。既存の動画は影響を受けない。
  • 会議録画ビデオの解像度が 720p に調整されている

Teams 

  • 頻繁なプレゼンスチェック
  • 第3者がタイピングしているときに表示するインターバル
  • ビデオの解像度の低下