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2026年2月11日 (水)

SharePoint ページの画像のピッカー内で使われる Web検索 (Bing) が廃止されます。

これまでユーザーはこのBing検索を使ってWebを検索してページに挿入できるようになってきました。ですが、Microsoft がBing Search API を廃止するのに伴い SharePoint ページで提供されてきたこの機能も廃止されることになりました。

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とはいえ、廃止されるのは Web検索のみであり既存の画像のピッカー機能はそのまま継続されます。

  • ストック画像
  • ローカルファイルのアップロード
  • サイト
  • OneDrive
  • 組織のアセットライブラリ (所属している組織) ※構成している場合のみ
  • 最近使ったファイル
  • リンクから

📅時期

2026年3月上旬から4月下旬

2026年1月31日 (土)

2026年1月29日付で、SharePoint ショーケースにSharePoint のワークフローとビジネスプロセスの自動化に関する最新情報が公開されました。

SharePoint Showcase: Automation updates for smarter workflows & business processes | Microsoft Community Hub20260131_010025

リストやライブラリで利用できる新しいワークフロー

従来、SharePoint リストやライブラリでワークフローを利用するには、Power Automate を使ったフローを作成するか、もしくはリストやライブラリにビルトインされた承認ワークフローを使うかの2つの選択肢がありました。

この2つの使い分けとしては、Power Automate は込み入ったワークフローを利用したい場合に利用します。一方のビルトインのワークフローは承認者を指定するだけの単純な設定のみであるためシンプルな承認ワークフローでよい場合に利用します。

Power Automateは込み入ったワークフローが作成できるものの、フローの構築方法を習得する必要がありそれなりに人材育成が必要です。一方のこのビルトインのワークフローはTeams の承認アプリと連携するものになっており、承認などを Teams から行えます。設定はいたって簡単で Power Automate のようにフローの構築方法を習得する必要はありません。単に承認者を指定するだけです。とはいえ、ビルトインの承認フローは柔軟性が乏しく、例えば入力フォームを複雑なものへとアレンジしたり、フローの処理を少しアレンジしたい場合でも残念ながらカスタマイズができませんでした。

ここに第3の選択肢として、新たなワークフロー機能が加わります。SharePoint 側から Teams のワークフローアプリの機能を呼び出すことができ、フローの作成ができるようになります。これは Power Automate がベースになっていますが、より簡単にフローが作成できるようUXが工夫されています。フローのテンプレート化も可能であり、繰り返し同じような処理も簡単に実装できます。

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参考: Teamsのワークフローアプリ

Microsoft Teams には以前からワークフローアプリがありますが、現在、テンプレートも増え、AIワークフローなど(Microsoft 365 Copilot ユーザー向け) も利用できるようになっています。2026年2月がGA予定です。20260131_001936

これを SharePoint 内からも利用できるようになるということです。2月に対象リリーステナントで利用できるようになり、2026年3月にはGAを目指しているとのこと。

Introduction to modern automation features in SharePoint 

新機能についてはYouTubeにも解説動画が公開されています。


YouTube: Introduction to modern automation features in SharePoint

主要な機能の紹介

ビデオ内でも紹介されている主な機能を取り上げます。SharePoint Showcase の記事をもとにしています。

穴埋め式ガイドで、アイデアをそのまま自動化へつなげる

多くの自動化シナリオではなじみのあるパターンに従い、レビューのためにドキュメントを回覧したり、コンテンツに変更があるとTeamsに通知したりします。今回の新しくなったワークフローの作成エクスペリエンスは、シンプルで構造化されたステップに従ってユーザーが操作してくことで簡単にこうしたシナリオを作れるようになっています。

空白のキャンバスから始める代わりに、現状のコンテンツに基づき、あらかじめサイトやライブラリやリストが選択された状態になります。ちなみに、Power Automate でフローを構築する場合は、これらを明示する必要があります。

ちなみに、こうして作成したワークフローはいつでも Power Automate 内でさらにカスタマイズを加えることができますが、たいていのシナリオでは SharePoint 内で完結するでしょう。

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クイックステップによってグリッド内での簡易自動化が利用できる

リストやライブラリに新たに Quick steps という列が追加できるようになります。この列はクイック操作と連動するもので、ワークフローを開始するなどの処理をワンクリックで行えるボタンを複数手軽に用意できるようにするものです。

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従来、同様のことをしようと思うと列の書式のカスタマイズが必要でした。これはエンドユーザーには難易度の高い設定です。

しかし、この Quick steps 列を使えば簡単に機能を拡張できます。また、既存の列の情報を使ったフローを構築できます。

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そもそもクイック操作では次のような操作が可能です。

  • 事前定義したフォルダーへの複数ファイルの移動
  • 「ユーザーとグループ列」にあるユーザー宛てのEmailの作成
  • 選択し、1行テキストなどのメタデータ列に値を設定したり更新したりする
  • 選択したファイルを事前定義した言語に翻訳する

📅ロールアウト

この機能は対象リリースのユーザーは本日(2026/1/29)から利用できます。すべてのリストやライブラリでは2月にGAになります。

Create a quick step for your list or library - Microsoft Support

実際の操作

すでに対象リリーステナントには展開されてきているということで、試したビデオを共有しておきます。

業務を滞らせない、ビルトインの承認機能

SharePoint のリストやライブラリで構成できるビルトインの承認機能は、アップデートされ、既定の承認者を指定できるようになりました。複数段階承認も可能であり、コンテキスト内での承認ステータス、履歴、通知などを SharePoint内もしくは Teams の承認アプリから直接確認できます。

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Approvals in Lists & Document Libraries - Microsoft Support

SharePoint の地図 Webパーツですが、Azure Maps をデータプロバイダーとして利用する仕組みに変更されます。これによって地図のエクスペリエンスもモダン化し、信頼性も向上します。

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なお、既存の機能の多くはそのまま動作し続けます。

📅ロールアウト時期

GAは2026年3月初旬から4月中旬までを予定しています。

✅今後について

  • 現在は Bing 地図という名称になっていますが、アップデート後は単に「地図」Webパーツと呼ばれることになります。
  • 現在、中国を除き、Azure Map サービス自体は利用可能になっています。
  • 場所や住所検索は引き続き動作します。
  • ビジネス エンティティ検索(組織名、ランドマーク、施設、観光地などでの検索)はサポートされなくなります。
  • 中国語、日本語、韓国語は自動提案が利用できなくなります
  • バードアイ、ストリートビューモードは削除されます。設定されている場合はロードビューにフォールバックされます。
  • 管理者向けのトグルは提供されません。移行は自動的に行われます。

⚙️準備

  • 可能であれば、組織の許可リストに atlas.microsoft.com を追加します。
  • ネットワークアクセス、ファイヤーウォール、プロキシなどの構成がこのドメインへのトラフィックを許可することを確認します
  • Maps Webバーツを使った SharePoint ページを確認します
  • この変更点をサイト所有者やヘルプデスクのスタッフに伝えます
  • 必要に応じて、組織内のドキュメント更新します

参考20260131_004427

2025年12月28日 (日)

Copilot Studio で作成するAI エージェントのツールとしてMCP(モデル コンテキスト プロトコル)サーバーを追加できますが、現在、SharePoint に関するMCPサーバーも利用できるようになっています。SharePoint を利用するので、Microsoft 365 Copilot のライセンスは必要です。

利用できるのは次の2つです。なお、これらは現在 Frontier プログラムの一部となっています。

  • Microsoft SharePoint Lists MCP

  • Microsoft SharePoint and OneDrive MCP

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この記事では SharePoint Lists MCP について説明します。

なお、今回の説明で使用しているモデルは GPT5-Auto (Preview) であり、プライマリ言語は日本語です。日本語でどこまで動作するのか試したくて。

Microsoft SharePoint Lists MCP とは?

このMCPをエージェント内でツールとして利用することでエージェントと自然な会話をしながら、SharePoint サイト内のリストを操作できます。

SharePoint Lists MCP サーバーに関する公式ドキュメントは次の通りです。

SharePoint Lists Tools MCP サーバー リファレンス | Microsoft Learn

ただし、Copilot Studioで利用する際にすべてこのドキュメントに書かれている通りに操作できるわけでもないようで、注意点などを含めてこの記事にまとめておきます。

※あくまでも 2025/12/28現在の情報であり今後いろいろとアップデートされていくことになると思います。

余談ですが上記ドキュメントに書かれている通り、この MCP ではすべての操作はMicrosoft Graph API v1.0 を使用しています。そのため、ある程度 Graph API v1.0 の知識があるとどうやってやり取りしたらいいかの勘所はつかみやすくなると思いますし制限もイメージしやすいと思います。

主な機能

このMCPサーバーで行える操作は次の通りです。

サイトの操作

  • 名前または URL でサイトを検索する
  • ホスト名とパスでサイトを解決する
  • サブサイトの一覧
  • サイト内のリスト一覧

リストの管理

  • 新しい SharePoint リストを作成する
  • 対応しているのはgenericList のみ
  • ドキュメント ライブラリの作成はサポートされない (試すと404エラーとなる)

列の操作

  • リスト内のすべての列を一覧表示する
  • 列の削除

アイテムの操作

  • アイテム取得(listListItems)
  • アイテム作成(createListItem)
  • アイテム更新(updateListItem、ifMatchで同時編集制御可)
  • アイテムの削除

サポートされる列の種類

  • 1行テキスト
  • 複数(プレーンテキスト、リッチ テキスト)
  • 数値 (小数点以下の桁数、最小値、最大値を含む)
  • 選択肢 (単一選択および複数選択)
  • はい/いいえ
  • 日付と時刻 (日付のみ、または日時)
  • ユーザーまたはグループの列 (単一選択および複数選択)
  • 参照
  • ハイパーリンク

サポートされていない機能

上記の機能以外は現時点ではサポートされていません。詳しくは先ほどの公式ドキュメントも確認してみてください。列の追加や編集ができたらいいなと思ったんですが、そこは難しそうですね。ちなみにドキュメント ライブラリを対象にファイル操作をしたい場合は、SharePoint and OneDrive MCPを使う必要があります。

MCPの追加

ツールタブから新しいツールとしてモデルコンテキスト プロトコルの一覧から Microsoft SharePoint Lists MCP を追加します。

追加すると、「ツール」に操作一覧が表示されます。必要な操作のみを許可することも可能ですが、ここでは一通りの処理を検証するため既定値のすべてオンのまま利用します。

20251227_100232 このツールを追加してチャットで利用する場合は(テストチャットを含む)、接続の許可が必要です。

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操作編

サイトの名前やURLを取得する

サイト名やURLの取得につかえるのは次の2つの操作です。リストを操作する際にまずは対象のリストが存在するサイトのURLが必要になるため、まずはサイトの情報の取得方法を覚えておきましょう。

英語名ですが名称からできることは推測できます。

  • searchSitesByName
  • getSiteByPath

searchSitesByName を利用できるということは、サイトの表示名や部分的なURLからサイトをできるようになっているということです。そのためサイト名が分かっていれば次のように目的のサイトの情報を取得できます。

例) 「Copilot Studio 入門」という名前のサイトの情報を取得して

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getSiteByPath はURLが分かっている場合にサイトの情報を取得できるということです。

例) 「次のURLのサイトの情報を知りたい。
<サイトのURL>」

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リストの取得

特定のサイトのリスト一覧を取得できる操作が利用できます。

  • listLists

たとえば、次のように指示します。

例)「次のURLにあるリストの一覧を表にしてほしい。<サイトのURL>」

20251227_102030 単にリストを一覧表示してほしいと依頼すると Hidden属性が True のものも表示されます。では次のように指示して、Hidden属性も表示させましょう。

例)「次のURLにあるリストの一覧を表にしてほしい。Hidden属性も表示すること。<サイトのURL>」

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Hidden属性は隠しリストであるかどうかを示すもので、一般的にはシステムが使うリストは Hidden属性がTrueになっています。そのため、一般利用のリストの一覧を取得したい場合は、「次のURLにあるリストの一覧を表にしてほしい。Hidden属性がTrue のものは除外して表示して。」と依頼するといいでしょう。

またリストにはドキュメント ライブラリも含まれます。ドキュメント ライブラリもリストの一種であるためです。もしリストのみにしたいのであれば、「ドキュメント ライブラリは除外して」「BaseType eq 0 のものだけにして」などと指定します。ちなみにライブラリのみにしたい場合は「ドキュメント ライブラリだけを対象にして」「BaseType eq 1 のものだけにして」などと指定します。

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Tips

設定メニュー内の「生成AI」の項目から「コードインタープリター」を有効化していれば、Excel への出力もできます。

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実際に Excel への出力を依頼するとすぐに作成してくれます。

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特定のリストを取得する

サイトのURLとリスト名が分かっている場合は次のように指定することも可能です。

  1. まず目的のサイトを取得する
  2. リスト名を指定してリストを取得する

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リストを新規に作成する

createList操作がサポートされており、リストの新規作成が可能です。ただし、現時点ではupdateList がサポートされていないためリスト名の変更などは対応していません。

例) 「このサイトに"図書の貸出台帳"という名前のリストを作成してください」

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列の操作

列の操作としては listListColumn と deleteListColumn がサポートされています。つまり既存の列の一覧および削除ができます。createListColumn やgetListColumn やupdateListColumnがサポートされていないため、列の新規追加、特定の列情報の取得や更新はできません。

ちなみに、公式ドキュメントには createListItem は掲載されているのですが、実際に追加したツールの操作一覧には表示されておらず、列の新規作成を依頼しても、誤ってリストアイテムを作成しようとします。今後、サポートされるといいですね。

さて、リストの列の取得は可能です。一覧を取得してみましょう。

例) 「このリストの列を一覧にしてください」

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Tips

決まったリストを操作するのに毎回サイトのURLやリスト名を指定するのは面倒です。このように特定のリストに対して繰り返し処理を行う場合は、指示に最初からサイトのURLとリスト名を指定しておくと便利です。

使用するURLはダブルクォーテーションで囲み、末尾には/を追加しないようにしましょう。末尾にスラッシュをうっかり追加してしまうだけで正しく回答してくれなくなります。

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アイテムの新規追加、更新、削除

アイテムの新規追加、更新、削除がサポートされています。

  • createListItem…新規追加
  • updateListItem…更新
  • deleteListItem…削除

例えば、次のような依頼をすることで新規にアイテムを追加できます。

例)「リストの列を確認したうえで、次のアイテムを追加してください。
タイトル: データ分析の基礎
貸出日: 2025-12-18
返却期限: 2026-01-08
状態: 貸出中
備考: 演習問題付き」
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特定の列の値を変更したい場合は次のように指示できます。

例) 「次の書籍名の貸出者をそれぞれ更新してください。
-プロジェクト マネージメント入門: 佐藤 花子
-データ分析の基礎: 鈴木 太郎
- クラウドサービス 活用ガイド: 高橋 正樹」

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ここまではシステム管理者っぽく操作をしてきましたが、エージェントがあれこれ推論してくれるため、もっとフランクにやり取りすることもできます。たとえば、次のようなやり取りです。

例) 「これから3日間借りられそうな本はありますか? 」

これに対して利用可能な書籍をリストアップして回答してくれます。

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そのまま貸し出しを依頼することもできます。この場合、エージェントが先回りして特に指示しなくても、貸出日や返却期限、貸出者なども更新してくれます。
※返却日を空にするところまではしてくれませんでしたが。

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リスト操作に不足する機能をどう補うか考える

ここまで見てきたように SharePoint Lists MCPではリストに対して、かなりのことが自然な会話のやり取りで操作できます。ただし、不足する機能があれば、適宜、リストの「ルール」を使うことも検討する必要があります。今回は貸し出し管理が題材でしたが、例えば、返却されたら貸出日と返却予定日を空にするようにルールを作成しておくと、対応がスムーズです。もちろん、これをAIエージェントの指示に書くことも可能ですが、ルールのほうがより確実です。

現時点ではまだサポートされる機能が十分でないところもあります。必要があれば、Power Automate などを使って機能を補うことも考慮する必要があります。

まとめ

ここまで、SharePoint Lists MCP の機能について詳しく説明してきました。これまで、リスト操作はフィルターや検索くらいしかできませんでした。それが、自然な会話形式であれこれやり取りできるのは画期的で、驚きました。

ただ、欲を言えばリストの更新、列の追加、列の変更がサポートされるようになるといいのになと思います。例えば、図書の貸し出し管理をしたいので、リストと列を提案してほしいという。この時に、日本人が引っ掛かりやすい表示名と内部名の問題も、Copilot に考案してもらい、それをそのままリスト化できるといいんですけどね。将来に期待しましょう。

ぜひ、ご自身でもいろいろと試してみてください! なかなか楽しいですよ。

今年、最後のご挨拶

さて、2025年も残すところあと3日です。本年のブログはこの記事をもって終わりとします。

今年一年を簡単に振り返ってみると、初の試みとして SharePoint の勉強会コミュニティを立ち上げました。またメインの講師業としては、8月から Copilot Studio の入門者向け研修コースの開発をはじめ、11月に次の研修コースのリリースしました。

【オフィスアイ株式会社】Microsoft 365 Copilot ユーザーのためのCopilot Studioで始めるAIエージェント開発入門

新コースのリリース以降は、このブログでも生成AIおよび Copilot に関する情報を記事に書き始めましたが、来年も引き続きSharePoint が中心となりますが情報発信を続けていく所存でおりますので、皆様どうぞご期待ください。勉強会も不定期ですが来年もまた開催します。

そうそう、Microsoft 365 Copilot の中核を担っているのは SharePoint だといっても過言ではありませんし、今後ますます重要になりますから。


🗻🐍では、皆様、よい年をお迎えくださいませ🐎🎍


2025年12月14日 (日)

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この記事は、Microsoft 365 Advent Calendar 2025 に参加しています。※公開が予定より少し遅れてすみません💦

🎄 Microsoft 365 Advent Calendar 2025 - Adventar ⛄

SharePoint のリストやライブラリのURLは、新規作成時にリスト名やライブラリ名を日本語で指定すると、List, List1, List2,  や DocLib, DocLib1, DocLib2,,,, というようなパスを見ても一見よくわからないURLが生成されます。マルチバイトだと対応できないのが原因で、英語だとリスト名やライブラリ名がそのままパスとして利用されます。ですから、URLをわかりやすくしたければ、そもそも最初から英語表記で書いておくのが無難ではあります。

さて、こんな時にパスを、リストやライブラリ作成後に意味のある名称に変えることができるのですが、これには SharePoint のAPIを使う必要があります。PowerShellでも設定できますが、Power Automate を使うほうが慣れている人も多いでしょうから、SharePoint REST APIを使った変更方法をご紹介しましょぅ。

⚠️注意

ちなみに、当然ではありますが、後からURLを変更するとすでにそのURLを告知している人はリンク切れになるので注意してください。

⚙️Power Automate クラウド フローの実装

さて、Power Automate のクラウドフローで例えば、「フローを手動でトリガーする」アクションから始めてみましょう。つづいて SharePointコネクターの 「SharePointにHTTP要求を送信します」アクションを追加します。

20251214_013749

このアクションでパラメーターを次のように指定していきます。

SharePoint API リクエスト情報
項目 内容
サイトのアドレス 目的の SharePoint サイトのアドレス(※末尾に / は不要)
方法 POST
URI _api/web/lists/getbytitle('<目的のリスト名>')/RootFolder/MoveTo(newurl='変更後のURLパス')
ヘッダー Accept: application/json;odata=verbose
Content-Type: application/json;odata=verbose
IF-MATCH: *
X-HTTP-Method: MERGE

パスの指定はリストとライブラリで異なります。

  • リスト… Lists/<新しいパス> ※リストは Lists というパスの配下に各リストのが作られる
  • ライブラリ…<新しいパス> ※ライブラリはサイトの直下に作られる

あとはフローを保存して、テスト実行してみるとURLパスが変わることが確認できます。

🧪実際に試そう!

たとえば、次のようにリストのURLを変更してみましょう。

変更

https://officeilearning.sharepoint.com/sites/Training-PowerAutomate-Advanced/Lists/DemoList

20251214_014029

変更

https://officeilearning.sharepoint.com/sites/Training-PowerAutomate-Advanced/Lists/
MerryChristmas

実際の画面の例は次の通りです。

20251214_014434実行後は元のURLにアクセスすると 404 Not Found エラーになります。URLを変更したためそのページは存在しないといわれるのです。

改めて新しいパスにアクセスするとパスが変更されたことが確認できます。

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まとめ

SharePoint のリストやライブラリのパスは一度作成したら変更できないと思い込んでいる方も少なくないと思いますが、こうやって比較的手軽に変更できるんですよ。

以上、オンプレミスの SharePoint時代からある REST API の Tips でした。

では皆様、素敵な🎅🏻 Happy Holidays 🎄をお過ごしください。

研修の紹介

弊社では Power Automate の入門者向け研修から、JSONや関数の使い方を体系立てて身に着ける上位研修までご用意しています。Copilot Studio によるAIエージェント構築では、エージェントフローが利用ができるようになっていますが、Power Automate が基盤となっており基礎知識は欠かせません。

体系立てた知識やスキルを身に着けたい方はぜひご受講もご検討ください。