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2012年9月20日 (木)

CEWP(コンテンツ エディタ Web パーツ) を使って、パーツを配置したページのサイド リンクバー(Quick Launchともいう)を非表示にするには、スタイルシートを記述するのが簡単です。


手順は次のとおりです(この例ではWikiページに配置します)。

  1. 任意のページにCEWPを追加します。
  2. [Webパーツの編集]メニューをクリックします。
    CEWP-01
  3. Webパーツの中にカーソルを挿入します。
    CEWP-02
  4. リボンメニューから[HTMLで編集]をクリックします。
    CEWP-03
  5. スタイルシートを記述し、[OK]をクリックします。
    CEWP-04
  6. Webパーツのツールパーツ内で、枠の表示を「なし」に変更し、[OK]をクリックします。
    CEWP-05
  7. リボンメニューから[編集を保存する]をクリックします。
    CEWP-07

  CEWP-06

 

2012年9月18日 (火)

SharePoint では「日付と時刻」型のデータは内部的に数値として値を保持しています。たとえば、次のようなテストをしてみます。

カスタムリストを作成し、Number という名前の列を、数値型として追加します。

Number

次に集計列として Date という名前の列を追加し、Number 列を参照し結果を日付と時刻として表示するようにします。

Date

列が追加できたらリストのNumber列に下記のように追加し、テストしてます

Data-Result

結果からわかるとおり1日-24時間は数値としては"24/24=1"に相当します。つまり、6時間は "6/24 = 0.25" となるわけです。ですから、1時間は (1/24) で算出できるということですね。

これを利用した例として本記事ついて説明します。ある日付のフィールドにたとえば「開始日」列にU.S時間が入力されているとします。日本の時刻を算出するため集計列を使って表現すると9時間差とすると、次の式となります。

=開始日 + (9/24)

そもそも、SharePoint では時々時刻がU.S時間で表現されてしまうケースがあります(バグだとおもわれますが)。たとえば、前回の記事でご紹介した、ドキュメントセットでも、時刻フィールドがU.S時間となってしまいます。こうしたケースに対処する一つの方法として有効な手段です。

ご参考まで。

■その他の参考記事

http://blog.pentalogic.net/2010/05/calculated-columns-adding-hours-onto-a-date-field/

2012年9月14日 (金)

SharePoint 2010 には RSS ビューア Web パーツがあります。これを使うとインターネット上の最新ニュースなどを手軽に表示できるようになります。SharePoint Online でも利用できます(2012/9/15訂正 この記事のすべての画面ショットは SharePoint Online を使ったものだったのですが、昨日再び試すとRSSビューアが利用できなくなっていました。以前から SharePoint Online では RSSビューアがなかなかサポートされずにいたので、ようやく利用できるようになったか、と喜んだのですが束の間でした。正式に使えるようになったら、改めてご案内しす。ということで、基本的にこの機能はオンプレミス環境でのみ利用できます)2012年10月現在、SharePoint Online でもサポートされるようになりました。

利用方法は任意のページにRSSビューアーWebパーツを追加して、ツールウィンドウを開き、プロパティを編集するだけです。※ニュースのタイトルだけでなく、本文の一部も取得したいときは「フィードのタイトルと説明を表示する」チェックボックスをオンにします。

RSSViewer

Google や BING から "SharePoint" に関するニュース記事を取得する

Google や BING のニュース記事から SharePoint に関する記事を入手するには次のようにURLを指定します。

■Googleの場合
http://news.google.com/news?hl=ja&ned=us&ie=UTF-8&oe=UTF-8&output=rss&q=Sharepoint

RSS-Google

■BING の場合
http://www.bing.com/news/search?q=SharePoint&p1=&format=RSS&mkt=ja-JP

RSS-BING

いずにれしても "q=" にキーワードを指定しているのがポイントです。ここに検索したいキーワードを入力しているわけです。

 

 

2012年5月29日 (火)

SharePoint サイトのデータ使用領域は上限設定されることがほとんどです。この上限設定はクォータ設定といい、サイト コレクションごとに管理されています。クォータ設定はサーバーファームの管理者が管理しているものです。サイトコレクションの管理者やサイトの管理者は、クォータ設定の値を手軽に確認したり、現在の使用量を手軽に確認することができません。

そこで、ユーザーが手軽にサイズを確認できるよう JavaScript を使って SharePoint API を呼び出して表示するパーツを作成してみました。

SiteCollectionSizeCheck

利用するのはコンテンツ エディタWebパーツのみです。ソースコードを以下に示します。


 
結果
 

 

このコードはオンプレミスにもO365環境でも利用できます。

上記のように、JavaScript と SharePoint API を覚えておくことで、色々と応用ができます。

ちなみに、SharePoint API や JavaScript を使った応用的な開発手法まで体系立て網羅的に把握したい方には、以下の研修コースがお勧めです(.NET開発者向けですが)。

また、いきなり.NET開発者向けのコースだとハードルが高いかなと思われる方には JavaScript の初心者向けのコースも新しく公開しました。ご興味のある方はお問い合わせください。

2012年3月13日 (火)

たまにはSharePoint サイトの「ちょこっとカスタマイズ」をご紹介しましょう。これは Office 365 でも利用できます。

SharePoint 2010 では 「ドキュメント センター」 サイトテンプレートを使ってサイトを作成するとトップページにファイルのアップロードボタンが表示されます。このボタンはコンテンツ エディタWebパーツで作られています。

これを応用すれば好きなサイト上のページにアップロードボタンを配置し、たとえば特定のライブラリの特定のフォルダーに直接ファイルをアップロードできるようカスタマイズできます。

例) 弊社のテキスト管理サイト

File Upload Button 01

[テキストのアップロード(SP2010)]ボタンをクリックすると、次のように表示されます。任意のフォルダーをあらかじめ指定した状態でアップロードできるようになります。

File Upload Button 05

ボタンの作成方法は次の通りです。

  1. ボタンを配置したいサイトにアクセスします。
  2. [サイトの操作]メニューから[ページの編集]をクリックします。
  3. コンテンツ エディターWebパーツを配置します。
  4. Webパーツの右上の▼をクリックし、[Webパーツの編集]をクリックします。
    File Upload Button 02
  5. コンテンツ エディターWebパーツの入力エリア内にカーソルを挿入します。
    File Upload Button 03
  6. リボンメニューで [テキストの書式設定]タブを表示し、右上に表示される[マークアップ]グループにある [HTMLで編集]をクリックします。
    File Upload Button 04
  7. 次のようにコードを記述します(例: サイトに Documents というURLを持つライブラリがある例です。任意のライブラリのURLを指定しましょう)。

    <div> <button 
    onclick="javascript:OpenNewFormUrl(&#39;Documents/Forms/upload.aspx?
    RootFolder= %2FTrainingContents%2FDocuments%2FSharePoint%202010&#39;); 
    return false;" type="submit"> <nobr>
    <img alt="ドキュメントのアップロード" 
     src="/_layouts/Images/uploaddoc.png"/>
    & #160;<span>テキストのアップロード(SP2010)</span>
    </nobr></button> </div>
  8. [OK]ボタンをクリックします。
  9. Webパーツのプロパティが表示されていたら[OK]をクリックします。
  10. Webページを保存し、編集を終了します。

コンテンツ エディタ Web パーツに追加する button タグ内にはボタンクリック時に実行される JavaScript を記載します。利用する JavaScript 関数は OpenNewFormUrlです。引数には利用したいライブラリのURLを記述します。URLは相対パスで構いません。

構文1 : OpenNewFormUrl("<ライブラリのURL>/Forms/upload.aspx")

この時、uplaod.aspx にフォルダーまでのパスをクエリ文字列として渡してやることで、特定のフォルダーが指定されたアップロード画面が表示されるようになります。

構文2 : OpenNewFormUrl("<ライブラリのURL>/Forms/upload.aspx?<フォルダーまでのパス>")

最後のspanタグ内にはボタンに表示したいラベルを記述します。

以上、ユーザーに特定のライブラリに手軽にファイルをアップロードしてもらいたい場合などに利用してみてください。