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2026年3月27日 (金)

SharePoint Advanced Management の機能として「コンテンツの検出の制限 (Restricted content discovery:RCD)」があります。

Restrict discovery of SharePoint sites and content - SharePoint in Microsoft 365 | Microsoft Learn

これはサイト単位に設定するもので、Copilot から任意のサイトをグラウンディングの対象から外すのに利用できます。たとえば Copilot の全社導入する際に、データ整備が整っていないサイトでは不用意に Copilot が検索機能を通じてコンテンツを検出してしまう可能性があります。そこで整備が整うまで一時的にグラウンディングできないよう制限しようというものです。最終的には、機密情報などをしっかりと見極めてコンテンツに対して秘密度ラベルをきちんと適用し、Microsoft Purview の DLP(データ損失防止)などと組み合わせることで、機密情報を保護する方向にもっていくのが王道だといえます。その準備が整うまでの中継ぎですね。

「コンテンツの検索が制限された」サイトでは Microsoft 365 Copilot、SharePoint エージェント、組織全体の検索結果に表示されなくなります。ただし、サイトへの権限があるユーザーは直接、そのサイト内で検索する分には検索は可能です。SharePoint スタートページなどから検索するときには組織全体検索ができますが、これが抑制されるということです。

たとえば、設定した対象のサイトはSharePoint のスタートページやホームサイトなどの全体検索から検索結果に表示されなくなります。ただし、OneDrive などに表示される「最近使ったコンテンツ」の表示には影響はありません。また検索に対する影響だけであり、アクセス権限の設定には何の影響もありません。また、この設定ではテナントの検索インデックスからコンテンツが削除されるわけではないため、電子情報開示や自動ラベル付けなどの Microsoft Purview の機能には影響しません。

⚠️注意事項

制限付きコンテンツ検出を過剰に利用すると検索によって情報が得られなくなるため、Copilot 全体のパフォーマンスだけでなくそもそもの検索機能にも悪影響ができます。必要なサイトにのみ適用するようにしましょう。

たとえばデータアクセス ガバナンス レポートや SharePoint 管理センターのアクティブなサイトから目的のサイトを絞り込みます。

必要なライセンス要件

次のいずれかの基本ライセンスが必要です。

  • Office 365 E3、E5、または A5
  • Microsoft 365 E1、E3、E5、または A5

これに加えてさらに次のライセンスの少なくとも1つが必要です。

  • Microsoft 365 Copilot のライセンス(組織内で少なくとも1人のユーザーにCopilot のライセンスを割り当てている)
  • Microsoft SharePoint 高度な管理ライセンス

設定

SharePoint 管理センターの「アクティブなサイト」から目的のサイトにアクセスし「設定」タブを開きます。「Microsoft 365 Copilot からのコンテンツを制限する」をオンにします。

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変更が有効になるまでには時間がかかる場合があるとのことで、FAQを確認するとサイトのアイテム数に依存するとのことで、たとえば500,000アイテムを超えるコンテンツを抱えるサイトの場合は、この変更が完全に処理されて反映されるまでに1週間以上かかる可能性もあるとのこと。

どうしても即時に Copilot からのグラウンディングを制御する必要があるのであれば、検索に影響がでてしまいますが、サイト単位で検索をオフにすることも考慮に入れることも考えて居かもしれません。サイト単位での検索のオフはサイトの設定ページにアクセスして「検索」カテゴリにある「検索とオフラインでの使用制限」から構成します。

20260327_005011

このアプローチはRCDが登場する前にサイト単位でグラウンディングをブロックする方法も一つでした。ただこれだとサイト内検索もできなくなるため、検索ができなくてもさほど影響が大きくない場合に限定しましょう。

RCDの設定をサイト管理者に委任する

2026年3月に公開された新しいアップデートではSharePoint サイトの管理者に委任できるようになりました。ただし、2026年3月の現時点ではパブリック プレビューです。

既定ではオフになっているため、オンにするには SharePoint 管理シェルの実行が必要です。

Set-SPOTenant -DelegateRestrictedContentDiscoverabilityManagement $true

この設定を行うと、サイトの情報画面に「Restrict content from M365 Copilot」オプションが表示されるようになります。

20260325_203610

有効にするにはこの設定を On にします。なお、オンにしたあと[保存]ボタンをクリックすると追加画面が表示され変更理由を提供する必要があります。設定の変更を行うたびに正当な理由を提供しなくてはいけません。

オプションは次の3つです。

  • Setting no longer applies (もう適用する必要がなくなったため)
  • Setting was incorrect (設定が適切ではなかったため)
  • Other reasons (その他の理由)

20260326_194558

監査

RCDの設定に関しては、次のアクティビティが監査ログに記録されます。

  • サイトのコンテンツの検出制限設定をオンにする
  • サイトのコンテンツの検出制限設定をオフにする
  • サイトのコンテンツの検出制限を更新するための理由

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実際にログを確認してみると「RCDJustification」というプロパティに変更理由が記載されていることがわかります。

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コンテンツ検出が制限されているサイト

コンテンツ検索が制限されているサイトは画面上部に「制限付き」と表示れるためユーザーは簡単に識別できます。

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以上が、コンテンツの検出の制限という機能の概要です。冒頭のMicrosoft Learnの技術記事には、PowerShellコマンドなども詳しく掲載されているので、管理者はしっかり目を通すようにしておきましょう。

2026年2月 4日 (水)

2026年2月4日付で、OneDrive 内で利用できる Copilot のエージェント作成機能がGAとなりました。


YouTube: Bring insights of your OneDrive files into Microsoft 365 Copilot

Agents in OneDrive Now Generally Available: Your AI Assistant Built with Your Own Content | Microsoft Community Hub

OneDrive のエージェントでできることは?

OneDrive 内にある自身のファイルやフォルダーのコンテンツを使って次のことが行えます。

  • 複数のドキュメントに対する質問をまとめて1回で行える
  • 文書を読んで、デッスカッション、決定、重要ポイントを要約してくれる
  • 文書を読んで、「誰が担当か(surface owners)」「いつまでにやるのか(deadlines)」「何が問題か(risks)」「次に何をするか(action items)」を自動的にまとめてくれる

業務は常に変化します。たとえば、新しい資料が追加されたり、会議メモが増えたり、担当者が変わることもあります。また決定事項が更新されることもある。しかし、チームで仕事をしていると人間の「共有コンテキスト」はすぐにずれてしまいがちです。例えば次のようなことがあります。

  • 最新の仕様はどこに書かれている?
  • このタスクの担当者って誰?
  • 前回の会議で何が決まったんだっけ?
  • どんなリスクがあったんだっけ?

いろいろな業務に追われる中で、時間の経過とともに記憶はあいまいになりがちです。チームメンバーがそれぞれに共通認識や前提が崩れる原因にもなります。ですが、エージェントはこうした散らばった情報を素早く整理して、一つの文脈として維持してくれます。

つまり、プロジェクトが進行してファイルや状況が変わっても、エージェントを通じてチーム全員が最新の情報にアクセスできるため、認識のずれが生じないようにしてくれるということです。

エージェントの保存場所

作成したエージェントは、.agent ファイルとして OneDrive に保存されます。

これを開くと、すぐにフルスクリーンの Copilot エクスペリエンスへと切り替わり、そのまま特定のプロジェクトやトピックに沿った作業をづけることができます。

OneDrive 内でエージェントを作成する

エージェントを作成するには次の2つが必要です。

  • OneDrive on the web
  • Microsoft 365 Copilot ライセンス

指定できるソースは最大20個までです。ファイルを直接選ぶ場合は20ファイルまで。またフォルダーを指定する場合もフォルダー内には最大20ファイルまでになるようにしておく必要があります。

利用可能なファイルの種類は次の通りです。

  • DOC, DOCX
  • PPT, PPTX
  • PDF
  • TXT
  • RTF
  • MD

詳細なエージェント作成の手順に関しては次のリンク先のサポート文書を確認してください。

Create and use an agent in OneDrive - Microsoft Support

2025年12月28日 (日)

Copilot Studio で作成するAI エージェントのツールとしてMCP(モデル コンテキスト プロトコル)サーバーを追加できますが、現在、SharePoint に関するMCPサーバーも利用できるようになっています。SharePoint を利用するので、Microsoft 365 Copilot のライセンスは必要です。

利用できるのは次の2つです。なお、これらは現在 Frontier プログラムの一部となっています。

  • Microsoft SharePoint Lists MCP

  • Microsoft SharePoint and OneDrive MCP

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この記事では SharePoint Lists MCP について説明します。

なお、今回の説明で使用しているモデルは GPT5-Auto (Preview) であり、プライマリ言語は日本語です。日本語でどこまで動作するのか試したくて。

Microsoft SharePoint Lists MCP とは?

このMCPをエージェント内でツールとして利用することでエージェントと自然な会話をしながら、SharePoint サイト内のリストを操作できます。

SharePoint Lists MCP サーバーに関する公式ドキュメントは次の通りです。

SharePoint Lists Tools MCP サーバー リファレンス | Microsoft Learn

ただし、Copilot Studioで利用する際にすべてこのドキュメントに書かれている通りに操作できるわけでもないようで、注意点などを含めてこの記事にまとめておきます。

※あくまでも 2025/12/28現在の情報であり今後いろいろとアップデートされていくことになると思います。

余談ですが上記ドキュメントに書かれている通り、この MCP ではすべての操作はMicrosoft Graph API v1.0 を使用しています。そのため、ある程度 Graph API v1.0 の知識があるとどうやってやり取りしたらいいかの勘所はつかみやすくなると思いますし制限もイメージしやすいと思います。

主な機能

このMCPサーバーで行える操作は次の通りです。

サイトの操作

  • 名前または URL でサイトを検索する
  • ホスト名とパスでサイトを解決する
  • サブサイトの一覧
  • サイト内のリスト一覧

リストの管理

  • 新しい SharePoint リストを作成する
  • 対応しているのはgenericList のみ
  • ドキュメント ライブラリの作成はサポートされない (試すと404エラーとなる)

列の操作

  • リスト内のすべての列を一覧表示する
  • 列の削除

アイテムの操作

  • アイテム取得(listListItems)
  • アイテム作成(createListItem)
  • アイテム更新(updateListItem、ifMatchで同時編集制御可)
  • アイテムの削除

サポートされる列の種類

  • 1行テキスト
  • 複数(プレーンテキスト、リッチ テキスト)
  • 数値 (小数点以下の桁数、最小値、最大値を含む)
  • 選択肢 (単一選択および複数選択)
  • はい/いいえ
  • 日付と時刻 (日付のみ、または日時)
  • ユーザーまたはグループの列 (単一選択および複数選択)
  • 参照
  • ハイパーリンク

サポートされていない機能

上記の機能以外は現時点ではサポートされていません。詳しくは先ほどの公式ドキュメントも確認してみてください。列の追加や編集ができたらいいなと思ったんですが、そこは難しそうですね。ちなみにドキュメント ライブラリを対象にファイル操作をしたい場合は、SharePoint and OneDrive MCPを使う必要があります。

MCPの追加

ツールタブから新しいツールとしてモデルコンテキスト プロトコルの一覧から Microsoft SharePoint Lists MCP を追加します。

追加すると、「ツール」に操作一覧が表示されます。必要な操作のみを許可することも可能ですが、ここでは一通りの処理を検証するため既定値のすべてオンのまま利用します。

20251227_100232 このツールを追加してチャットで利用する場合は(テストチャットを含む)、接続の許可が必要です。

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操作編

サイトの名前やURLを取得する

サイト名やURLの取得につかえるのは次の2つの操作です。リストを操作する際にまずは対象のリストが存在するサイトのURLが必要になるため、まずはサイトの情報の取得方法を覚えておきましょう。

英語名ですが名称からできることは推測できます。

  • searchSitesByName
  • getSiteByPath

searchSitesByName を利用できるということは、サイトの表示名や部分的なURLからサイトをできるようになっているということです。そのためサイト名が分かっていれば次のように目的のサイトの情報を取得できます。

例) 「Copilot Studio 入門」という名前のサイトの情報を取得して

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getSiteByPath はURLが分かっている場合にサイトの情報を取得できるということです。

例) 「次のURLのサイトの情報を知りたい。
<サイトのURL>」

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リストの取得

特定のサイトのリスト一覧を取得できる操作が利用できます。

  • listLists

たとえば、次のように指示します。

例)「次のURLにあるリストの一覧を表にしてほしい。<サイトのURL>」

20251227_102030 単にリストを一覧表示してほしいと依頼すると Hidden属性が True のものも表示されます。では次のように指示して、Hidden属性も表示させましょう。

例)「次のURLにあるリストの一覧を表にしてほしい。Hidden属性も表示すること。<サイトのURL>」

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Hidden属性は隠しリストであるかどうかを示すもので、一般的にはシステムが使うリストは Hidden属性がTrueになっています。そのため、一般利用のリストの一覧を取得したい場合は、「次のURLにあるリストの一覧を表にしてほしい。Hidden属性がTrue のものは除外して表示して。」と依頼するといいでしょう。

またリストにはドキュメント ライブラリも含まれます。ドキュメント ライブラリもリストの一種であるためです。もしリストのみにしたいのであれば、「ドキュメント ライブラリは除外して」「BaseType eq 0 のものだけにして」などと指定します。ちなみにライブラリのみにしたい場合は「ドキュメント ライブラリだけを対象にして」「BaseType eq 1 のものだけにして」などと指定します。

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Tips

設定メニュー内の「生成AI」の項目から「コードインタープリター」を有効化していれば、Excel への出力もできます。

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実際に Excel への出力を依頼するとすぐに作成してくれます。

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特定のリストを取得する

サイトのURLとリスト名が分かっている場合は次のように指定することも可能です。

  1. まず目的のサイトを取得する
  2. リスト名を指定してリストを取得する

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リストを新規に作成する

createList操作がサポートされており、リストの新規作成が可能です。ただし、現時点ではupdateList がサポートされていないためリスト名の変更などは対応していません。

例) 「このサイトに"図書の貸出台帳"という名前のリストを作成してください」

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列の操作

列の操作としては listListColumn と deleteListColumn がサポートされています。つまり既存の列の一覧および削除ができます。createListColumn やgetListColumn やupdateListColumnがサポートされていないため、列の新規追加、特定の列情報の取得や更新はできません。

ちなみに、公式ドキュメントには createListItem は掲載されているのですが、実際に追加したツールの操作一覧には表示されておらず、列の新規作成を依頼しても、誤ってリストアイテムを作成しようとします。今後、サポートされるといいですね。

さて、リストの列の取得は可能です。一覧を取得してみましょう。

例) 「このリストの列を一覧にしてください」

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Tips

決まったリストを操作するのに毎回サイトのURLやリスト名を指定するのは面倒です。このように特定のリストに対して繰り返し処理を行う場合は、指示に最初からサイトのURLとリスト名を指定しておくと便利です。

使用するURLはダブルクォーテーションで囲み、末尾には/を追加しないようにしましょう。末尾にスラッシュをうっかり追加してしまうだけで正しく回答してくれなくなります。

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アイテムの新規追加、更新、削除

アイテムの新規追加、更新、削除がサポートされています。

  • createListItem…新規追加
  • updateListItem…更新
  • deleteListItem…削除

例えば、次のような依頼をすることで新規にアイテムを追加できます。

例)「リストの列を確認したうえで、次のアイテムを追加してください。
タイトル: データ分析の基礎
貸出日: 2025-12-18
返却期限: 2026-01-08
状態: 貸出中
備考: 演習問題付き」
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特定の列の値を変更したい場合は次のように指示できます。

例) 「次の書籍名の貸出者をそれぞれ更新してください。
-プロジェクト マネージメント入門: 佐藤 花子
-データ分析の基礎: 鈴木 太郎
- クラウドサービス 活用ガイド: 高橋 正樹」

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ここまではシステム管理者っぽく操作をしてきましたが、エージェントがあれこれ推論してくれるため、もっとフランクにやり取りすることもできます。たとえば、次のようなやり取りです。

例) 「これから3日間借りられそうな本はありますか? 」

これに対して利用可能な書籍をリストアップして回答してくれます。

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そのまま貸し出しを依頼することもできます。この場合、エージェントが先回りして特に指示しなくても、貸出日や返却期限、貸出者なども更新してくれます。
※返却日を空にするところまではしてくれませんでしたが。

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リスト操作に不足する機能をどう補うか考える

ここまで見てきたように SharePoint Lists MCPではリストに対して、かなりのことが自然な会話のやり取りで操作できます。ただし、不足する機能があれば、適宜、リストの「ルール」を使うことも検討する必要があります。今回は貸し出し管理が題材でしたが、例えば、返却されたら貸出日と返却予定日を空にするようにルールを作成しておくと、対応がスムーズです。もちろん、これをAIエージェントの指示に書くことも可能ですが、ルールのほうがより確実です。

現時点ではまだサポートされる機能が十分でないところもあります。必要があれば、Power Automate などを使って機能を補うことも考慮する必要があります。

まとめ

ここまで、SharePoint Lists MCP の機能について詳しく説明してきました。これまで、リスト操作はフィルターや検索くらいしかできませんでした。それが、自然な会話形式であれこれやり取りできるのは画期的で、驚きました。

ただ、欲を言えばリストの更新、列の追加、列の変更がサポートされるようになるといいのになと思います。例えば、図書の貸し出し管理をしたいので、リストと列を提案してほしいという。この時に、日本人が引っ掛かりやすい表示名と内部名の問題も、Copilot に考案してもらい、それをそのままリスト化できるといいんですけどね。将来に期待しましょう。

ぜひ、ご自身でもいろいろと試してみてください! なかなか楽しいですよ。

今年、最後のご挨拶

さて、2025年も残すところあと3日です。本年のブログはこの記事をもって終わりとします。

今年一年を簡単に振り返ってみると、初の試みとして SharePoint の勉強会コミュニティを立ち上げました。またメインの講師業としては、8月から Copilot Studio の入門者向け研修コースの開発をはじめ、11月に次の研修コースのリリースしました。

【オフィスアイ株式会社】Microsoft 365 Copilot ユーザーのためのCopilot Studioで始めるAIエージェント開発入門

新コースのリリース以降は、このブログでも生成AIおよび Copilot に関する情報を記事に書き始めましたが、来年も引き続きSharePoint が中心となりますが情報発信を続けていく所存でおりますので、皆様どうぞご期待ください。勉強会も不定期ですが来年もまた開催します。

そうそう、Microsoft 365 Copilot の中核を担っているのは SharePoint だといっても過言ではありませんし、今後ますます重要になりますから。


🗻🐍では、皆様、よい年をお迎えくださいませ🐎🎍


2025年12月26日 (金)

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AI エージェントをエージェント ビルダーで作成する際にナレッジソースを追加する際に新たに「組織内のひとへの参照(Reference people in organization)」オプションが利用できるようになっています。このオプションが利用できるのは Microsoft 365 Copilot のアドオンライセンスを持っているユーザーだけです。

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このオプションをオンにすることで、Microsoft 365 内のユーザーのプロファイル情報(Microsoft Graph にすでに存在する組織内の人物データ)の一部を参照できるようになります。含まれる情報は次の通りです。

  • 名前、役職、部署
  • スキルや専門分野
  • 上司・部下などの組織情報
  • 連絡先情報 (会議室も含む)

このオプションがオンになっていない場合は、たとえば「アリスの連絡先を知りたい」と依頼しても情報を取得できません。

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しかし、このオプションにオンにすると同じ依頼に対して連絡先情報が返されます。

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他にも「総務部に所属するユーザーを一覧にして」と依頼する、department プロパティに総務部と書かれているユーザーを取得できます。

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「Power BI のスキルを持つユーザーを一覧にしてほしい」と問い合わせると当該ユーザーをリストアップできます。もちろん、ユーザープロファイルに当該情報が追加されていることが前提です。

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2025年12月 1日 (月)

中小規模の組織向けに新しくMicrosoft 365 Copilot Business ライセンスが登場します。

Microsoft 365 Copilot のライセンスは年間契約で月額30ドルですが、こちらは月額21ドルとのこと。機能面では Microsoft 365 Copilot と同等です。

比較的安価な金額で月額で始められるようになるというのが重要なポイントですね。

※すみません💦 2025年12月4日 ↑を訂正です。Microsoft のサイトにライセンスの価格が公開されましたが、年間サブスクリプションであり、その点はMicrosoft 365 Copilot と変わらないようです。年間契約の費用を月額で分割払いすることになります。

[価格] Microsoft 365 Copilot ビジネス | Microsoft 365

2025年12月1日(米国時間)から Microsoft.com または Microsoft Partners 経由で購入できるようになります。 

  • 📌Microsoft 365 Business ライセンス+ 300ユーザー未満

  • 📅2025年12月1日より購入できる (Microsoft.com またはMicrosoft Partners経由)

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次のようなバンドルでの購入も可能になるそうです。

Microsoft 365 Businessシリーズ
Microsoft 365 Bisiness Basic + Microsoft 365 Copilot Busines
Microsoft 365 Bisiness Standard + Microsoft 365 Copilot Business
Microsoft 365 Bisiness Premium + Microsoft 365 Copilot Business

Copilot Business の新しいプロモーション

既存顧客との契約更新のタイミングにあわせて、Copilot の導入効果を最大化できるようにと Microsoft が新しいプロモーション施策を展開します。

  • Copilot Business 単体: 15% オフ (1-300ライセンス)

  • Business Standard + Copilot Business のバンドル: 35%オフ (10-300ライセンス)

  • Business Premium + Copilot Businessのバンドル: 25%オフ (10-300ライセンス)

  • Bisiness Premium の Microsoft Purview スイートアドオン: 50% オフ (セキュリティ強化)

このプロモーションは2025年12月1日~2026年3月31日まで。既存の契約の更新時または新規契約時のどちらでも適用できます。

詳しくは Global Promotion Readiness guide で確認してください。

FAQ

Microsoft から Microsoft Partner 向けに FAQ が公開されています。
https://aka.ms/M365CopilotBizFAQ

その中からいくつかピックアップしてみましょう。

Q. 既に Microsoft 365 Copilot ($30) を持っている顧客は Microsoft 365 Copilot Business に切り替えられますか?

A. いいえ、契約期間の途中での切り替えはできません。Microsoft 365 Copilot は年間契約となっているのでその年の最後まで履行する必要があります。ただし、追加で Copilot Business のライセンスを購入することはいつでもできます。

Q. テナントにBusiness と Enterprise スイートの両方がある場合は、Copilot Business と Microsoft 365 Copilot のいずれかを選べるということですか?

A. Business ユーザーは Microsoft 365 Copilot Business もしくは Microsoft 365 Copilot のいずれかを紐づけできます。Enterpriseユーザーに紐づけできるのは Microsoft 365 Copilot だけです。

参考情報