前回 alerttemplates.xml 内には13種類の通知テンプレートがあることを紹介しました。今回はテンプレートのフォーマットを確認してみたいと思います。
たとえば「タスクリスト」に使用されるテンプレートは次のようになっています。
Filters 要素
この中の子要素に注目してみます。たとえば、Filters 要素では通知を作成するトリガが定義されています。実際のタスクリストの通知作成画面と見比べてみましょう。
[タスクリストの通知作成画面]
[alerttemplates.xml 内の Filters 要素]
alerttemplatex の Filters 要素内には7つトリガが定義されています。これはタスクリストの方にある9つのトリガのうちの7つに該当しています。たとえば<FriendlyName>$Resources:Alerts_6_filter;</FriendlyNames>の内容をひも解くと、$Resources というのは、日本語の文言を格納している別ファイルからデータを参照していることを表しており、日本語環境の場合は具体的には SharePoint ハイブ内のResources フォルダに格納されている "core.ja-JP.resx" の内容を参照しています。
core.ja-JP.resx は XMLデータとなっているためメモ帳で開くと内容が確認できます。たとえば、ここで使用されている "Alerts_6_filter" で検索してみると次の情報が見つかります。
<data name="Alerts_6_filter">
<value>タスクが完了したとき</value>
</data>
ですから、最初のトリガは "タスクが完了したとき" 用のものであることがわかります。
さて、本題の通知メールのカスタマイズにおいて注目すべきは、子要素である <Format>~</Format>です。このタグの中にメールの定型文書が書かれています。
次回は、この Format 要素を中心に内容をひも解いてみようと思います。
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