2018年12月19日 (水)

ツールやドキュメントの日本語化に貢献しよう

Microsoft 社もオープンソース製品が多くなり、これに伴い、英語以外の言語のユーザーに対してより適切な表現で翻訳できるよう、コミュニティ主導によるローカライズが進んできています。

Microsoft が公開している技術文書も同様です。SharePoint Online や Teams などに関する情報については、特に多くの方が doc.microsoft.com サイトの技術文書を目にしていると思います。原文は英語であるため、もちろん機械翻訳も適宜利用されていますが、日本語として適切な翻訳になっているとは限りません。

そこで、コミュニティ主導ということで、誰でもこうしたローカライズに協力できるようになってきています。こうした活動をしているコミュニティが「the Cloud + AI Localization Community」です。"Cloud" とあるので、SharePoint などを利用しているユーザーとしては オンプレではなく、Microsoft 365 (Office 365 含む) が対象といえます。

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上記ページのうち、特に技術文書に関しては Docs のリンクをたどると修正依頼の方法などが掲載されています。この手順に従えは、このドキュメントの内容がどうも不適切だ、という場合は修正を依頼できます。ただし、GitHub のアカウントが必要になるので注意しましょう。

ところで、SharePoint も初期のころは、日本語の情報が少ない少ないといわれ続けてきましたが、有志の方々のブログから始まり、現在は多くの方が情報提供しています。もちろん、1企業の製品ですから、この場合は Microsoft 社がドキュメント整備をしていくことは重要ですが、販売側の立場と利用者とでは情報発信の仕方が異なるため、いわゆるコミュニティが公開する情報も多くの方に役立ってきたという経緯があります。

ちなみに、私自身も、このブログや書籍の執筆についても、コミュニティへの貢献の一つと考えて業務時間やプライベートな時間も割いて活動に充てています。「きっと他の人も同じようなことで困るだろうな。少しでも役に立てれば」という思いが根っこにはあります。

ローカライズもコミュニティとして認められた形で積極的に協力できるというのは、非常に素晴らしいと思いますし、かつユーザー視点での直接のフィードバックもできるという意味で合理的だと思っています。昔は「翻訳が変だよね」で終わっていましたが、随分と変わってきました。これも時代の流れですね。

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