OneDrive の同期機能も改善や強化されるようです。詳しくは下記の記事に書かれています。
🔗 New OneDrive Sync Enhancements - Microsoft Community Hub
この内容の対象はあくまでも OneDrive (Business) 向けです。
上記の記事を読めばいいわけですが、ここでは自分自身の備忘録を兼ねて要約したり、手元で確認した内容を追記していきます。
ということで、ここから機能を確認していこうと思いますが、実は上記の記事はコメント欄が結構大事で、いろいろな方がフィードバックしています。「私も、そう思ったんだよね」と思うところが書かれていたり。そんな点も参考になると思います。
ではピックアップしましょう。
不用意な削除を防ぐ
PCと同期しているファイルを削除すると、大元のファイルの削除となり全ユーザーに影響します。そこで、削除しようとするときに「みんなからも削除されるけどいいの?」という趣旨の警告が出るようなるそうです。現在ロールアウト中。
共有されたコンテンツのショートカットの削除
OneDrive に追加した SharePoint のコンテンツのショートカットは、削除すると大元のファイルも一緒に削除されてしまっていました。が、今回のアップデートでショートカットだけを削除し、大元のファイルは温存されるようになります。ただし、従来通り、ショートカットの削除と同時に大元のファイルも削除したいという場合はファイルのコンテキストメニュー(右クリックすると出てくるメニュー)からそれを選べるそうです。
ファイルエクスプローラーの強化
ファイルエクスプローラーのホームが OneDrive の Web版と似たようなホーム画面になります。推奨されたコンテンツ、お気に入り、最近使ったファイルなど表示される。ファイルを選択する右側のウィンドウにサムネイル、共有の状況、最近のアクティビティ、関連ファイルなどが表示されるようになります。ということですが、手元の環境だと Windows 11 (22H2) ですが、すでにそうなっていますね。
同期設定のアップデート
同期の設定メニューがよりわかりやすくなりました。よく使う設定が最初に表示され、その他は「詳細設定」に移動しています。
さらに、近く、同期から除外したいファイルの種類(ファイル、フォルダーまたは拡張子)をより細かく制御できるようになるようです。
アプリで開く
Word, Excel, PowerPoint のファイルは選択して、...>[開く]>[アプリで開く]メニューが用意されており、デスクトップアプリで直接開いて編集できます。これがOfficeドキュメント以外にも拡大されて PDF や CADファイル(JPEG, MP4 など)でも利用できるようになるそうです。2023年12月までに利用できるようになるようです。OneDrive だけでなく、SharePointおよびTeamsでも。
デスクトップアプリで開いて編集後は上書き保存すれば、Web版のOneDriveの側に同期されます。
コメントの抜粋
この記事のコメント欄から、いくつか意訳して抜粋しておきます(だいたいあっていると思いますけど、ニュアンスが違うかもしれないので、きちんと元の文書は読んでくださいね)。
- SharePointのコンテンツを同期するとき最大パスの長さを越えているファイルを同期することで OneDrive が壊れてしまう。リンクの削除もできなくなってしまう。
- SharePointからカスタムのメタデータもファイル エクスプローラーに同期できたらいいのに
- 同期できないときにははっきりと示してほしい。
- Mac クライアントにはこの強化機能は追加されるの?
- 不用意な削除を防ぐ機能が追加されるとのことだが、ダイアログを表示しても防げないのでは? そもそも全ユーザーに対してファイルが削除されることをユーザーは理解していないと思う。もっと具体的な対策を去らないとダメだろう。たとえば、ファイルエクスプローラーから一度に削除できるファイルの数を50に制限するとか。空のフォルダーのみを削除できるとか。ユーザーにとってはクリーンナップできないので不満は出るだろうけれど、偶発的に削除される方がより大きい混乱を招いている。
以上です。
Macクライアント、ですね、
山内さん、ご指摘をありがとうございました。タイプミスに全く気付いておりませんでした💦
さきほど修正しました。