プライベートチャネルの機能強化が行われるに伴い、2025年9月下旬から2025年12月末にかけてワールドワイドのクラウドに対しプライベートチャネルの移行が計画されています。
今後の変更点
成長する利用状況をサポートしコンプライアンス管理を単純にするために、プラウベートチャネルはグループのメールボックスを使うようになります。これまではメッセージは個々のユーザーのメールボックスに格納されていました。
制限の緩和
次の機能の制限が緩和されます。
機能 | 現在 | 今後 |
チームあたりの最大プライベートチャネル数 | 30 | 1000 |
プライベートチャネルあたりの最大メンバー数 | 250 | 5000 |
会議のスケジュール | × | サポートされる |
簡単化したコンプライアンス | ユーザーレベル | グループレベル |
プライベートチャネルがグループペースのストレージと整合性をとるために、コンプライアンスポリシー(保持ポリシー、訴訟ホールド、DLP, 電子情報開示) がチームレベル(Microsoft 365 グループ)で適用できるようになります。
それぞれのチャネルごとに別々に適用する必要があったポリシーをチームのグループに一括適用できます。
そのためプライベートチャネルが移行される前に、プライベートチャネルに適用してきたポリシーがチームのグループポリシーに適用されるようになることを確認しておくことが重要です。ユーザーメールボックスに適用されている既存のポリシーは適用され続けますが、移行後は新しいプライベートチャネルのデータはグループメールボックスのポリシーで統制されることになります。
移行期間 (Migration)
移行期間において、プライベートチャネルのデータはユーザーのメールボックスから徐々にチームのグループメールボックスへと移動されます。マイグレーション期間中でもプライベートチャネルは利用は可能です。各テナントでマイグレートションのタイミングは異なります。
進捗を確認するには新しいPowerShellコマンドが利用できるようになっており、マイグレーションが始まっているのかもしくは完了しているのかを確認できます。
最新情報は、冒頭で共有したTech Community ブログに追記されていくそうです。
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