カテゴリ「OneDrive / OneDrive for Business」の14件の投稿 Feed

2019年7月10日 (水)

Office 365 では OneDrive for Business や SharePoint 上で、当たり前のように Office Online が利用できます。Office Online とは Word Online, Excel Online, PowerPoint Online などの総称ですね。

ところで、この機能があれば Webブラウザーさえあればいつでもファイルの閲覧ができ、ちょっとした編集もできるのはご存知だと思います。しかし、Online 上で新規にファイルを作成するときや、作成済みのファイルのファイル名の変更方法を知らない方が意外と多いようです。

SharePoint の研修をやっているときに、この方法を案内すると「えっ、そうだったの?」と言われることがほとんどなので、ブログにも書いておくことにしました。

たとえば Word Online を使っているとします。下図に示す Word Online 上の画面上部のところはファイル名となっていて直接編集できます。Word なら既定値は ドキュメント となります。まぁ、一見すると編集できそうもない見た目なのですが。。。

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実際の操作画面は下記をどうぞ(音声なし)。

Excel も PowerPoint も同じ理屈です。ご参考まで。

2018年1月24日 (水)

なんだか、Office 365 関連のアップデート情報が目白押しなので要約しておきます(最近、気づいた機能も含む)。

  • OneDrive for Business : ファイル復元
  • OneDrive for Business 同期クライアント : IRMで保護されたSharePointドキュメントライブラリサポート
  • Microsoft Forms : PowerPoint への統合
  • SharePoint & OneDrive for Business : ファイルの移動機能
  • SharePoint & OneDrive for Business : リンクの短縮化

OneDrive for Business : ファイル復元

数週間すると新たにファイル復元機能が追加されるようです。セルフサービスの復元ソリューションであるため、管理者だけでなくエンドユーザーが利用できる機能です。誤ってファイルを削除してしまったり、何らかの原因でファイルが壊れてしまったり、マルウェアによる侵害を受けたりしたときに、過去30日間の好きな時点からファイルを復元できます。ちなみに、間違って上書きしてしまったといった場合は、基本的には既定でバージョン管理されているので前のバージョンに戻すということができますが、これとはまた別の話。時間軸の観点で戻せるという考え方であり、同時点の複数のファイルが対象です。

Announcing New OneDrive for Business feature: Files Restore

Keeping your files safe and secure is our top priority. With 100+ data centers and Microsoft's global network edge-combined with compliance standards, we offer customers trusted enterprise-grade compliance and security. Additionally, we empower administrators to safeguard organizational data using c...

OneDrive for Business 同期クライアント : IRMで保護されたSharePointドキュメントライブラリサポート

タイトル通り、Windows版の OneDrive for Business 同期クライアントが IRMで保護された SharePointドキュメント ライブラリをサポートします。

OneDrive sync on Windows now supports IRM protected SharePoint document libraries

Information Rights Management (IRM) lets people set access permissions to help prevent sensitive information from being printed, forwarded, or copied by unauthorized people. When permission for a file is restricted by using IRM, the access and usage restrictions are enforced even if the file reaches...

 

Microsoft Forms : PowerPoint への統合

昨日の記事で紹介した Microsoft Forms ですが、今後、新たに PowerPoint と統合した利用ができるようになります。とはいえ、まだ開発中で数か月後になるようですね。

Integrating Microsoft Forms into PowerPoint (under development)

Microsoft Forms' new integration with Microsoft PowerPoint will allow a teacher to easily insert a quiz to a PowerPoint deck. Click the Forms icon in PowerPoint ribbon, the list of forms will be showed in the task pane. You can select a pre-created form and embed it to the current slide.

 ちなみに、現在すでに Forms は他にも様々な場所で統合利用できます。まず前回の記事で説明した通り、SharePoint のWebパーツとして追加できるだけでなく、Microsoft Teams にもタブとして追加できるようなっているほか、Excel 内からも Forms を使ってアンケート等を作って結果をExcel内で収集したりできるようになっています。ちなみに、Excel はこれまで Excelアンケート機能がありましたが、これに代わるものとなるようです。とはいえ、まだ引き続き Excel アンケート機能は使えるとのこと。Forms for Excel との違いは、外部共有が大きいと思います。Excelアンケート機能はファイルを格納しているSharePointサイトなどが外部共有できるようになっていないと使えませんでしたが、Forms for Excel はこうした設定がなくても外部共有できます。

SharePoint & OneDrive for Business : ファイルの移動機能

SharePoint Online や OneDrive for Business ではすでにサイト間または SharePoint - OneDrive for Business 間でのファイルコピーができるようになっていますが、これに続きファイル移動が機能になります。時期としては 2018年1月29日ころからロールアウトを開始しようとしているそうです。この機能に伴い移動やコピーをする際のファイルサイズの上限も撤廃する見込みになるとのこと。ただし、IRMで保護されているライブラリは対象外。ちなみに、サイト間でファイルを移動すると、移動完了時に元のサイト上のファイルはごみ箱に移動し、通常のごみ箱の保持期限に従って削除されていくという動作になるそうです。また移動ではメタデータも対象となるため、ライブラリ間で同一の列があれば値は保持されるし、なければその列の値は失われることになる。ということで、移動できると、いろいろなシナリオで応用できそうです。

Now – move files anywhere in Office 365, SharePoint and OneDrive

SharePoint & OneDrive for Business : リンクの短縮化

昨年の Microsoft Ignite 2017でアナウンスされていたファイルのリンクの短縮化機能がいつの間にか使えるようになっていますね。これまでファイルリンクをメールに転記したりすると、やたらに長くなっていました。これが短縮されています。たとえば、下記のような感じです。

https://<SharePoint Online のルートURL>/:u:/s/<サイト名>/EUqguk03SrVFooug7PO_EPABRLljjJH4PAjHMfmhoPO1Rg?e=SlSodM

Office 365 を使っている方はこれが当たり前になっているので特段嬉しいとは思わないと思いますが、まだオンプレミスのSharePointを使っている方は Office 365 であれば、こんな利点もあるよという参考にしていただければと思います。

ちなみに、リストは? と思っている方もいると思いますが モダンUIになっているリストではすでにURLは短めになっています。クラシックUIを使っていると従来と変わりません。

2017年8月29日 (火)

SharePoint Online や OneDrive for Business Online を使っていると、最新の Office Online も利用できるわけですが、従来埋め込みが面倒だった Excel ファイルがいつの間にか簡単に埋め込めるようになっています。気づいていない方は必見です

手順としては、SharePoint /OneDrive for Business 内のライブラリに保存されている Excel ファイルをWebブラウザー上で開き、Excel Online にアクセスします。その後、[共有]メニューから[埋め込み]をクリックします。手順は次の通り。

これで Iframeタグを含む埋め込みコードが手軽に生成できます。

従来だと下記のような資料を見ながら手組で Iframeタグを生成して埋め込んだりしていました。

https://support.office.com/en-us/article/Embed-your-Excel-workbook-on-your-web-page-or-blog-from-SharePoint-or-OneDrive-for-Business-7af74ce6-e8a0-48ac-ba3b-a1dd627b7773

コンシューマー向けのOneDrive には搭載されていたようですが、エンタープライズ向けにも利用できるようになったことで、Iframeタグなどに詳しくないエンドユーザーも手軽に利用できるようになります。

 

2017年5月 5日 (金)

以前の OneDrive 同期クライアント (Groove.exe) を使っていて、新しい同期クライアント (OneDrive.exe) をインストールしても、SharePoint Online のドキュメント同期をする際に旧バージョンが起動し新しい同期クライアントでの同期が行われないことがあります。

原因は SharePoint Online の管理設定が "古いクライアントを起動" するように設定されていることにあります。

新しい同期クライアントを試す

まずお試しとして特定のユーザーだけで新しい同期クライアントを有効にするには、新しい同期クライアントをインストールしたうえで、下記のページから TeamSiteSyncPreview.reg をダウンロードして開き、"SharePoint ドキュメント ライブラリ同期" を有効にするようにレジストリ変更する必要があります。

詳しくは次のリンク先を参照してください。

OneDrive の次世代同期クライアントを使用して SharePoint ファイルを同期する - Office サポート

新しい OneDrive 同期クライアントと SharePoint Online の同期を有効にする方法について説明します。

 

SharePoint Online 側で設定を変更する

本格的に新しい同期クライアントを社内で展開するには、SharePoint 管理センターの[設定]から "SharePoint の同期クライアント" の設定を "新しいクライアントを起動" に変更します。意外に気づきにくい設定であるため、確認するようにしましょう。

2017-05-05_14-16-45

あとは必要に応じて引継ぎコマンドである 「OneDrive.exe /takeover」を実行し、OneDrive を再起動します。