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2022年11月12日 (土)

2022年10月18日~20日まで開催されたコミュニティイベントである「Japan Power Platform Conference 2022」で登壇したときの動画が公開されましたので資料とともに共有します。

SharePoint リスト (=Microsoft Lists) の管理を行うためのアプリを40分強で Power Apps + Power Automate を使って作成しています。機能は次の通り。

  • 任意のサイトのリスト一覧の取得
  • リスト名の変更
  • リストの説明の変更
  • リストのURLの変更
  • リストの列一覧 (内部列名の確認)

同じアプリを作ってみたい方は、まずはセッションの内容をビデオで確認していただき、そのうえですでに公開している PowerPoint の資料で補足してみてください。

ビデオは下記の通りです。

補足資料は下記に公開しています。

一通り同じものが作れるようになったら、リストだけでなくライブラリも含めて列一覧を取得したり、特定の列をフィルターできるようにしたりするなど、いろいろとアレンジしてみてくださいね。

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イベントでのその他のビデオや資料は下記の通りです。

録画一覧

Japan Power Platform Conference 2022 - 資料一覧 - connpass

2022年2月18日 (金)

Power Apps の研修を行っているときに、テーブルやコレクションの解説をします。理解を深めるために、その場で実際にコレクションを作成してから、これをドロップダウンリストやデータテーブル コントロール、ギャラリーコントロールに追加していくような実習をします。

ここで使うのが ThisItem 演算子です。演習をしながら解説するのですが、しっくりと理解できない方も少なくないようです。

そこでイメージをつかんでいただけるようにビデオを作成してみました! ぜひ、これを見てギャラリーコントロールと ThisItem 演算子の関係をイメージできるようになってくださいね。

2022年2月16日 (水)

Power Apps のキャンバスアプリを作っていて、少しだけ変更して別のアプリを作りたいことがあります。一見すると、アプリ一覧にはコピー相当のメニューが見当たりません。

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「あれ、コピーできないのか」となるところですが、答えは簡単。アプリ編集時に別名で保存すればいいだけです。覚えておきましょう!

アプリのコピー

2021年5月17日 (月)

本件ですが、約一週間ほどで修正されたようで現在は発生していません。

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2021年5月15日付

Power Apps に関するバグ情報です。私の環境で遭遇したもので、調べると同様の現象が起こっているようです。

Power Apps Guide - Bug - OnStart property missing from designer - impossible to set OnStart formula - Power Apps Guide - Blog

日本語で簡単にまとめておきます。


キャンバス アプリ作成時に、アプリノードを選んだ時に従来であれば OnStart プロパティが選択できるようになっていたのですが、OnStart が選べず既定で OnMessage となってしまいます。

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修正方法としては本来は作成バージョンを次の手順で以前のバージョンに戻すことです。ちなみに、現在は、3.21051.17 です。

[手順] ファイルメニューを開いて次の手順で作成バージョンを変更する。

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しかし、この方法でも新規に作成している場合などは戻せません。この場合は次のURLに直接アクセスして、以前のバージョンで作成できる Power Apps Studio ページにアクセスして作業する必要があります。

https://create.powerapps.com/v3.20114.22.171220965/studio/#

つまりは、作り直しです。

このURLにアクセスすると、Power Apps Studio が表示されます。

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ここから通常通りアプリを作成していきます。そうすると OnStart プロパティが復活します!

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2020年4月23日 (木)

今回は SharePoint 開発経験者向けのお話。

Power Automate では SharePoint の REST APIが呼び出せます。

本題に入る前に少し状況の補足をしておきましょう。

クラシックサイトでは気軽に JavaScript を埋め込めていましたが、これにより管理者が把握できないスクリプトも溢れることになりました。さらには、何かするにも JavaScript を書く必要があるというのはエンドユーザーにとってはハードルが高い。サイロ化したスクリプトを管理下におけるよう、モダンサイトでは SharePoint Framework を使ってサイト管理者の管理下にあるスクリプトのみが実行できるように振る舞いが変わっています。またエンドユーザーでも手軽にアプリが作れるように Power Platform と SharePoint は連携できるようになっているわけです。

こうした背景から、今まで JSOM (JavaScript Object Model)ゃREST APIを JavaScript からアプローチを一部は Power Automate や Power Apps などに置き換えていく方向も考えていく必要があります。

そこで冒頭の話に戻ります。Power Automate では SharePoint REST API を呼び出せるので、これまで JSOM や REST API で培ってきた開発ノウハウを生かせる部分も多く存在します。

今回、ブログの題材は SharePoint Designer 2013 の持っていた機能の一部置き換えをしようという試みです。その一つがリストの表示・非表示。

補足説明

リストには Hidden 属性があり、SharePoint Designer では簡単にTrueもしくはFalseを切り替えられました。Hidden 属性が True となると「サイトコンテンツ」ページからリストは非表示になります(こういうリストを隠しリストと呼びます)。もちろん、URLは利用可能であるため、ユーザーが直接 URL をアクセスすれば従来通りリストにはアクセスできます。

さて、Power Automate などで処理している際にも、ユーザーには直接目につかないように隠しリストを作りたいというケースも少なくない。こうした処理を Power Apps と Power Automate で処理してやろうという話です。次のビデオでは実際の動作が確認できます。まだアプリは改善の余地はありますが、それは追々機能を拡充していく予定です。

このフローでのポイントは SharePoint コネクターの「SharePoint に HTTP要求を送信します」アクションを使うことです。今回は更新処理であるため POST します。また、リストのアップデートを行う必要があるわけですが、従来のようなページ上で JavaScript を実行するときとは異なり、X-REQUESTDIGEST の値を指定する必要はありません。

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さて利用したフローの全体画面を掲載しておきます。REST API に慣れている方は、このあたりは問題なく利用できるでしょう。

リストの表示非表示

 

AdobeStock_194043476対象者は SharePoint サイトの基本的な操作や用語が理解できている方で、Power Automate や Power Apps を使った業務改善などを検討している方です。