カテゴリ「SharePoint 2010」の86件の投稿 Feed

2012年2月16日 (木)

SharePoint Server 2010 SP1 + 2011 June CU Reflesh + 2011 August CU 適用環境でブログサイトを作成している場合に、カテゴリリンクをクリックするとカテゴリ名表示が文字化けします(※オンプレミスだけでなく、SharePoint Online も 2012.2.16現在同様の問題が発生してるようです)。

Blog-trouble-01

問題の原因はブログサイトの Default.aspx に配置されているカテゴリ表示のWebパーツです。このWebパーツが生成するリンクが正しい情報を取得していません。内部的にXMLでデータを取得し、XSTLを使ってリンクを生成しているのですが、XSLTに不正があります。どうもマイクロソフト社の既知の問題とはなっているようですが、とにかくこのままでは使えません。

現状の回避策としては、SharePoint Designer 2010 で Default.aspx (/Lists/Categories/Category.aspxも同様)にアクセスし、Webパーツのリンクを直接編集するのが最善策です。

1. SharePoint Designer 2010 を使ってWeb パーツのリンク部分のハイパーリンクを編集する

Blog-trouble-02

2. 下記通りのアドレス部分のリンクを修正する

(誤) {$HttpVDir}/{$thisNode/../@resource.wss.lists_Folder}/{$thisNode/../@resource.wss.blogcategories_Folder}/Category.aspx?CategoryId={$thisNode/@ID}&Name={$CategoryTitle}

(正){$HttpVDir}/{$thisNode/../@resource.wss.lists_Folder}/{$thisNode/../@resource.wss.blogcategories_Folder}/Category.aspx?CategoryId={$thisNode/@ID}&Name={$thisNode/@Title}

Blog-trouble-03
3. [OK]をクリックし、ページを上書き保存する。

4. 検証する (以上の操作をリンクごとに行う)

Blog-trouble-04

こんなチマチマと作業するのはいたたまれませんが、英語圏以外は同様の状況のようですので、いずれはHot Fix が出てくれるとよいのですが。。。

[参考]

http://blog.bugrapostaci.com/2012/01/27/sharepoint-2010-charecter-problem-in-category-titles-in-blog-site-for-different-languages/#comment-584

 

2011年12月 9日 (金)

これまで提供してきたオリジナル コースである「SharePoint Server 2010 構成と運用管理」コースの内容をリニューアルし、これから SharePoint Server 2010 の導入および構築にかかわる方が短期間に実践的な内容を学べるようにしました。

コース内容のリニューアルに伴い、コース名も「SharePoint Server 2010 インストールと構成」としました。ファーム構成という考え方がいまいち理解できない方や、急ぎインストールを行わなければならない担当者の方にお勧めです。

詳細については下記弊社の Web ページをご覧くださいませ。

OH-10-100 : SharePoint Server 2010 インストールと構成

2011年11月25日 (金)

周知のとおり SharePoint 2010 はIIS 7.0 および IIS 7.5 で動作します。Visual Studio 2010 でアプリケーション開発をする場合にデバッグを行う際にはIISのワーカプロセスにアタッチする必要がありますが、ワーカプロセス ID が多数あり、どれにアタッチしてよいか迷うことがあります。IIS 6.0 まではスクリプトを使って、ワーカプロセスと IIS Web サイトの関係(マッピング)を表示していましたが、IIS 7.0 / 7.5 ではどのようにすればよいでしょうか。

答えは簡単です。IISマネージャーから直接確認できます。手順は次の通り。

  1. IIS マネージャー(inetmgr.exe) を起動する
  2. サーバー名をクリックする
  3. IIS セクションにある "ワーカープロセス" をダブルクリックする
    Workerprocess1

以上で、現在 Web サーバーで動作しているワーカプロセスに関する情報が確認できます。

Workerprocess2

意外とご存知ない方が多くいらっしゃると思うので、ご参考まで。

2011年11月17日 (木)

「ひと目でわかる SharePoint Server 2010」を一緒に執筆させていただいた西岡さん(InfoShare社)のところで、大変素敵な SharePoint ソリューションの提供が始まっています。弊社でも販売させていただくこととなりましたので、ご案内します。

InfoShare 社 - InfoNote の製品紹介 -

SharePoint では複数のメンバーでナレッジ共有などの目的で、情報を互いにやり取りする方法としては以下のアプローチが考えられます。

  • ディスカッション掲示板
  • ブログ (記事とコメント)
  • メモ掲示板、ステータス メッセージ (ソーシャル機能)

このうちQ&Aやアイディア交換などには、一般的には「ディスカッション掲示板」使用することが多いでしょう。しかし、ディスカッション掲示板は Webブラウザー上だけで使う場合は使い勝手があまり良くありません。標準機能は非常にシンプルな用途にしか向かず、未読既読管理、スレッド形式の表示、評価設定が等々を見ると、「フォーラム機能」、Notes ライクな「掲示板機能」や「ディスカッション機能」として不十分に感じる点が多々あります。

InfoShare 社の InfoNote は、SharePoint のディスカッション掲示板をベースにしたアプリケーションであり、使い勝手の悪さを格段に補ってくれるツールです。特に Notes 掲示板を使ってきたユーザーにとっては似たような直感的な操作感で利用できます。

InfoNote

通常のディスカッション掲示板にはない主な機能は次の通りです。

  • スレッド形式で必要な情報が素早く表示できる
  • 未読既読管理ができる
  • ファイルのドラッグアンドドロップができる
  • お気に入り☆マークを設定できる
  • SharePointの検索画面に切り替わることなく、InfoNote 上からキーワード検索でき、ヒットしたキーワードにはハイライトが表示される
  • SharePoint の検索ページでファイルのみを対象に検索しても、検索結果にInfoNote の関連記事へのリンクが表示されるのでどの話題で扱っていたファイルなのかを簡単に把握できる

以上のように、非常に高機能で優れています。

仕組みとしては、既存のディスカッション掲示板が持つ標準機能を生かすためにデータの格納先として利用していますが、ユーザーは直接ディスカッション掲示板を利用する必要はありません。ユーザーが操作するのはあくまでも InfoNote の画面であり、ここには様々な便利機能を追加した使い勝手のよい操作画面を InfoNote の画面として利用できるようになっています。InfoNote 上にドラッグアンドドロップしたファイルは、ファイルはファイルとして別途整理して保存できるように自動的にライブラリに保存するなど、InfoNote が裏でよろしく処理してくれます。

  INFONOTE-CONCEPT

つまり、ユーザーは、どこにデータが格納されているかを意識することなく、スムーズな操作間で情報の共有ができるようになるのです。特に、ナレッジ共有では「思考を止めない操作感」というのは案外大切なものです。また、蓄積された情報はSharePointの機能を使っても検索できるので、情報が埋もれがちになりません。

※InfoNote はSharePoint Server 2007, SharePoint Server 2010 のいずれにも対応しています。また、この製品を利用するには Silverlight 4 が必要です

デモへのリンク ← InfoNote のデモ動画はこちら

弊社からの販売について

InfoNote を弊社にてお買い求めいただけます。なお、弊社にてお買い求めいただいた方には、同時に弊社の SharePoint サービス用クーポンを 5 クーポンお付けします。

  • InfoNote の販売、導入支援 
  • サービス クーポンの 5 クーポン (メールベースのQ&A対応)
  • 追加でのクーポン購入時には 10 % オフ

クーポンはご購入いただいたから原則 3 か月以内に、メールベースの Q&A 対応もしくはワークショップ セミナーの実施に利用できるものです(※ワークショップ セミナーの実施には 50 クーポン以上が必要です)。

詳しいお問い合わせは、info@office-i-corp.jp までメールにてご連絡ください。

2011年11月16日 (水)

SharePoint Server 2010 で階層化メタデータを使用する際に役立つツールが公開されいます。開発環境などから運用環境に用語セットを移行したい場合やバックアップ的な使い方にもよいかもしれません。

「SharePoint 2010 CSV Bulk Taxonomy TermSet Importer/Exporter」
http://termsetimporter.codeplex.com/

CodePlex サイトは、マイクロソフトの オープンソース コミュニティです。そのため公開されているものは無償であり、サポートはされません。またほとんどが英語のみの提供です。利用する際は自己責任で。もちろん、ソースコードが公開されているので、サンプルコードとして入手するというのもよいですね。