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2011年10月 5日 (水)

イベント 2日目

今朝、アナハイムは小雨が降っていました。

DSC01421 [カンファレンス会場の前]

本日もさまざまなブレイクアウト セッションが行われました。今日も割と開発系を中心に参加しました。Health & Monitor 機能を拡張してコンテンツのダウンロード数などを表示するデモはおもっろかったです。HTML5 対応のマスターページと jQuery の利用方法についての説明があったり、Dynamic CRM と SharePoint Online の連携の話があったりと、いろいろと興味深い話を聞くことができました。HTML 5 と CSS 3 で動いている SharePoint サイトを初めて見ました。当たり前ですが、動くんですね~。

今日もあれもこれも勉強しておかなくてはと、自分なりの課題も見つかりました。DSC01426 [ブレイクアウト セッション会場の様子]

お昼は昨日と同じく会場内に用意されているランチを頂きました。今日はイタリアンで、ラザニアなどが出されました(が、残念ながらあまりおいしくはありません。パンはおいしかったんですが、パスタはふにゃふにゃでした)。

DSC01429 [本日のランチ]

お昼休みがたっぷりとあったため、展示会場に赴きました。出展数は Microsoft 自体を含めると約200もあり、それぞれブースを出しています。たとえば、日本でもなじみのある会社だと、AvePoint 社、QUEST SOFTWARE社、アバナード社、サイボーズ社、アジルポイント社、NINTEX社 (順不同) などが出展されていました。これだけの数があるとさすがに見ごたえがあります。日本にもSharePoint 関連ソリューションを出している会社が沢山ありますが、一同に会する機会がないのは残念に思います。日本でもこうしたお披露目の場があるといいのに。ここで何社かを回り、面白そうなソリューションについて話を聞いたりデモを見せてもらったりしました。 FAST Search Server の設定を簡単に行えるようにするソリューションなどはよかったです(FAST の構築って、実際に行うと思った以上に大変なんですよね...)。あと、iPad 連携も数社あったのも興味深かったです。ちなみに、カンファレンス会場では iPad ユーザーがかなりいます。私はノートPCを持ち歩いているのですが、バッテリーがあまり持たないので、iPad はやっぱりいいかも、と思ったり。

DSC01430 [展示会場]

Attendee Party at Disneyland Anaheim

実は SharePoint は最初のバージョンが出てから今年で10周年なんですよ! (と、言っても私も今日案内をよく読んで気づいたんでけれどね。。。) そのこともあり、今日は 8:00 PM - 12:00 PM までディズニーランドを貸し切った大々的なパーティーが開催されました。朝ふっていた小雨も昼ごろにはすっかり上がっておりました。

DSC01458 [ディズニーランド。アナハイムのシンボルは白雪姫のお城。会場はハロウィン一色に]

アナハイムのディズニーリゾートには、東京ディズニーランドとほぼ同じディズニーランドだけでなく、ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーという施設もあります。このうちイベントで解放されたのはディズニーランドの方のみです。エリアも乗り物も一部限定されていましたが、ホーンテッドマンション、スプラッシュマウンテン、スペースマウンテン、キャプテンEO、スターツアーズ、インディージョンズ、ジャングルクルーズなど主なライド系は利用できるようになっていました。会場は SharePoint Conference の参加者とその家族(家族は別途チケットを購入する必要があります)のみとなっているため、どのライドも待ち時間がほとんどなく乗ることができます。会場ではフリードリンク、フリーフードとなっていて、酔っぱらいながらライドに乗る人も結構いました。ちなみに、アナハイムのスターツアーズは、 3D 対応でスターウォーズらしいコンテンツにリニューアルされていました! 調べてみると、リニューアルしたてのようです。スターウォーズの宇宙船に乗っているようで、とても面白かったですよ! 飛行機好きの方などはたまらないと思います。

DSC01485 [会場内では、あちこちで音楽が奏でられる]

さて、今日でイベントも折り返し地点に来ました。まだまだ、明日、明後日とブレイクアウトセッションが盛りだくさんなので、楽しみです。

2011年10月 4日 (火)

SharePoint Conference 2011 初日が終わりました。今回のイベントの参加者数は約7,500名のようです。前回とほぼ同じ規模です。私たちを含め、世界中から参加者が集まっています。

午前中はキーノートで始まり、その後はブレイクアウトセッションが複数開催されるため、三々五々に散ってそれぞれ興味のあるセッションに参加します。

DSC01371 [キーノート会場に向かう人々]

キーノート

残念ながらキーノートではあまり目新しい話はなく、次期バージョンの SharePoint に関してはまったく触れず、という感じで、まぁ予想通りなのですが、残念に思う人は多かったようです。この辺の情報が公開されるのはまだ先のことになりそうですね。内容は、クラウドを中心とした Office 365 および Azure 連携を行うサンドボックス ソリューションと SQL Server の時期バージョンである "Denali" の AlwaysOn のことがメインでした。ちなみに、Office 365 は年末までに更新されるそうで、BCS to remote Web Services が利用できるようになるとのことです。

DSC01375 [キーノートが始まる。前方寄りの席から撮影]

事例紹介では、ハイチ震災支援のために NetHope にて SharePoint Online や Lync Online を使って情報共有を行ったという話とともに 、SharePoint Conference 2011 サイトから寄付ができる仕組みをSharePoint と Azure を使った実装について
紹介していました。

そのほか Denali の AlwaysOn のデモでは、 7,500 ユーザーが同時アクセスする1.4TBのコンテンツ データベースをフェールオーバーさせていました。先日日本で開催されていた Microsoft Conference キーノートと同じく、会場に設置されているサーバーの電源をその場で落としてフェールオーバーさせていました。

DSC01383 [会場に設置されたデモ環境の説明] 

 DSC01384 [デモ環境のファーム構成の説明]

DSC01385 [コンテンツ データベース約1.4TB]

DSC01386 [約1億ドキュメントの検索結果が 0.23 秒で表示される]

DSC01388  [フェイルオーバー開始。右側画面の赤い部分は電源が落ちた Denali サーバーのパフォーマンスを表している]

DSC01389 [無事フェールオーバー完了。数秒で復旧]

※2011/10/6 キーノートの公開URLを追記しました。

キーノートの模様は下記 URL にて公開されています。
http://www.mssharepointconference.com/pages/keynote.aspx

ランチ

ランチ会場は非常に広く、みんな列をなして参加します。が、、、毎度のことですが、料理はいまいちおいしくありません。

DSC01400 [ランチ会場]

ブレイクアウト セッション

総数が240セッションもあるため、興味のあるセッションが目白押しです。同時間帯に興味のあるセッションが複数被ることもしばしばです。私は開発系を中心に周り、ドキュメント管理系、サンドボックスソリューション系、Windows Phone 系と参加しました。特にサンドボックス ソリューションは、意外と展開後にエラーを吐くため内部の仕組みを知りたく参加しましたが、Tier を管理すると良いなど知らなかった情報を得ることができ収穫でした。Windows Phone  はSharePointのソーシャル連携のアプリケーションの作り方について触れていましたが、モバイルから NewsFeedが見れたり、Twitter と連携させて情報を閲覧できるようにするのは便利ですね。ただ、Lync Mobile については触れられなかったため、この辺との連携が気になるところです。

DSC01401 [Windows Phone から SharePoint のソーシャル情報を閲覧するアプリケーション例]

ハンズオン ラボ

イベント期間中はハンズオンラボが利用できます。ITプロ、開発系などトータルで約50コンテンツほど公開されています。日本の場合と異なり、ハンズオンラボはインストラクターリードではなく、自分で好きな時に会場にいって、好きなコンテンツを独習するようになっています。もちろん会場にはスタッフがいるため、わからないところがあれば聞くことができるようになっています。自分のペースで学習できるので、私はこのスタイルが好きですね。今回は Windows Phone の開発なども含まれているので、この機会にちょっとさわりだけでも勉強しておこうと思っています。とはいえ、ハンズオンラボは量からしても、とても期間中にすべてを実施できません。しかし、今回からバーチャルラボとしてブレイクアウトセッション後やイベント後にホテルや自宅からアクセスできるようになったようです! イベント終了後 2か月間は利用できるということなので、帰国後にじっくりと取り組めるのはうれしい限りです。

さて、現地ではこれから2日目のセッションが9:00AMから18:00PMまで開催されますので、出かけてきまーす。昨日は展示物を見る余裕がなかったので、こちらもいろいろとみてこようと思います。本日は Attendee Party が 20:00から Disney Land を貸し切って実施されるので、こちらも楽しみです。

2011年9月13日 (火)

前回の記事でご紹介していた SharePoint 2010 SP1 適用後にグループ化表示などに関する不具合が August 2011 CU ( Cumulative Update)にて解消したようです。

よかった。。。

[詳細] http://blogs.msdn.com/b/joerg_sinemus/archive/2011/09/07/sharepoint-2010-and-august-2011-cu.aspx (英語)

いち早く、こちらのブログに情報提供くださいした Michiさん、Yukiさん、ありがとうございました!  日本のマイクロソフトのサポートの方々も対応に苦慮されていたと思われますが、ひとまずはよかったなぁと思いますね。

2011年8月16日 (火)

前回 SharePoint 2010 SP1 の提供が開始されたという記事を書きましたが、SP1 にて不具合が発生しているのを見つけたので情報を共有します。#2011/8/19 「Language Pack SP1」→「SP1」に修正しました。

SharePoint 2010 SP1 提供開始の記事

環境

手元の環境では日本語のSharePoint Server 2010の検証環境に英語の言語パックをインストールしています。この環境に SP1 を適用し、June CU (累積アップデート) を適用しています。

現象

日本語表示を行っていて、リストやライブラリなどのビューでグループ化表示を行っている際に下記のメッセージを伴って、 JavaScript のエラー が発生します。

「"g_ExpGroupXSLTQueue" は宣言されていません」
G_ExpGroupXSLTQueue_ERRO

 英語表示に切り替えると問題が起きなくなるため、ビルトインのスクリプトが英語環境以外は正しく構成されていないことが原因のようです。"g_ExpGroupXSLTQueue" というキーワードでネット上を検索すると各国でトラブル情報が報告されています。

対策

下記 SharePoint フォーラムによると、マイクロソフトはこの問題を認識しているようで時期にHotFixが提供されるそうです。

http://social.technet.microsoft.com/Forums/en-US/sharepoint2010setup/thread/36e5faaf-0941-4b8f-b0f8-8722ed66b182

ネット上で検索すると各人が試した一応の解決策は見つかるのですが、確実性が乏しいようですので、上記 HotFix の提供を待つのが王道といえそうです。または、こうした問題が解決するまで SP1 の適用を当面見合わすことを検討する必要がありそうです。※グループ化表示なんて頻繁に使うので、この問題はちょっと厳しいというのが個人的な感想です。

HotFix が公開され次第、この記事もアップデートするようにします。

2011年7月 8日 (金)

ようやく「ひと目でわかる SharePoint Server 2007 」の後継本である「ひと目でわかるSharePoint Server 2010」がようやく完了しました。多くの方に書籍はまだかという声をいただきつつ、大変お待たせし大変申し訳ありませんでした。おかげさまで、ようやく出版にこぎつけることができました。

書籍は、Amazon からお買い求めいただけます。

ひと目でわかるSharePoint Server 2010

著者:オフィスアイ株式会社 山崎愛、 北端智、 インフォシェア株式会社 西岡真樹
発行:日経BP社
判型:B5変型版
ページ数:468
価格:定価3150円(本体3000円+税)
ISBN:978-4-8222-9436-6
発売日:2011年7月21日
発行日:2011年7月25日

書籍のターゲットは、SharePoint 2010 のサイト管理者入門者から中級者くらいを想定しています。Tips もちりばめているので入門者の方だけでなく、すでにある程度触っていて独学で取り組んでいる方にも最適な内容です。また、 単なるステップバイステップではなく、「概念→操作+Tips」という流れにしているため、操作の意味を理解しながら学習できるように構成しています。 また、章建ても 「概要→ユーザーとしての操作方法→サイト管理者としての管理タスク→サーバー管理者が把握しておくべきこと」という順にし、 SharePoint サイトを利用していく全体像を意識しながら、体系立てて学習できるよう配慮しました。

SharePoint Server 2010 はSharePoint Server 2007 と比べても非常に機能が増えています。そのため、なかなかすべての機能を本当に "ひと目で" 理解できるのかといえば、そればNoと言わざるを得ません。しかし、書籍では、サイト管理者の方ができるだけ困らなくて済むよう基本をしっかりと学習できるように構成していますので、この書籍を何度も繰り返し読んでいただき、実機で試していけば確実に基礎力が身に付きます。逆に言えば、本来は、この内容を把握することがサイト管理者としての最低ラインとして望ましいのだということを知っていただければとも思います。

[目次]

第1部 :  SharePoint Server 2010 の概要
    1. SharePoint Server 2010 の基礎 (製品の概要説明、用語解説など)
第2部 : SharePoint Server 2010 のユーザー利用
    2. SharePoint サイトで共有できる情報の種類の整理
    3. 画面の基本操作を理解しよう
    4. ページを作成してみよう
    5. ファイルを共有してみよう
    6. リストを使ってみよう
    7. リストとライブラリーで共有の機能を利用しよう
    8. 検索してみよう
    9. ソーシャルネットワーク機能を使ってみよう
    10. SharePoint Server 2010 をもっと活用してみよう
第3部 : SharePoint Server 2010 のサイト管理
    11. 管理タスクの整理
    12. 基本的なサイト管理を行おう
    13. サイトのコンテンツを管理しよう
    14. アクセス権限を管理しよう
    15. サブサイトを作成してみよう
    16. フィーチャー(機能)を管理しよう
    17. Web Analytics を使ってサイトの利用状況を確認しよう
第4部 : SharePoint Server 2010 サーバーの管理
    18. サーバーの導入
    19. 管理ツール
    20. ファーム構成ウィザードの使用
    21. サービス構成後のサーバーの状態確認 (ファーム内のサーバーの情報)
    22. ファーム管理者の設定
    23. 管理アカウントの構成
    24. Web アプリケーションの構成
    25. サイト コレクションの作成と管理
    26. 主要サービス アプリケーションの管理
    27. その他のサーバー設定
    28. サーバーの監視
    29. バックアップと復元

ちなみに、すでにリアルコムさんが書かれている同じようなタイトルとなっている「ひと目でわかる~」が出版されていますが、実は、今回出す書籍の姉妹品として後から出す予定だった書籍です。しかし、私たちの執筆が大幅に遅れてしまったため、順番が逆になってしまいました。本来は、今回出版する「ひと目でわかる Microsoft SharePoint Server 2010 」をお読みいただき、一通りの基本機能を把握していただいたうえで、リアルコムさんの「ひと目~」で応用的な使い方を把握できるという流れになっていますので、両方お買い求めいただくと幸いです。