2008年2月

2008年2月20日 (水)

SharePoint のブログへの投稿方法には以下の 3 つの方法があります。

  • Web ブラウザから投稿
  • Word 2007 から投稿
  • 受信メールを使用して投稿

Word 2007 から投稿

Word 2007 があれば、Word 2007 の文書を直接 ブログに記事として投稿できます。設定によっては、文書内に張り付けている画像データはそのままブログサイトの写真ライブラリにアップロードできるようになっていますので、リンク切れを起こすことなく、そのままの形でブログに表示できます。

Word 2007 からの投稿方法については、SharePoint Fan ブログが参考になります。[SharePoint Fan: http://sharepoint.orivers.jp/blogs/orivers/archive/2007/01/09/word-2007-sharepoint.aspx]

受信メールを使用して投稿

意外と知られていませんが、受信メール機能を使用して投稿することもできます。なお、受信メール機能は Outlook 2007 でなければ使用できないと思われがちですが、他のメーラも利用できます。ためしに 無償提供されているThunderBird や edMax でも検証してみましたが利用できています。 (組織によっては HTML メールは NG の場合がありますが) HTML ベースのメーラからの送信であれば、やはり文面の画像データはそのまま表示されます。しかし、この画像データは Word 2007 からの投稿とは異なり、投稿リストのアイテムの添付ファイルとして扱われます。

[ 投稿: HTML メール (Outlook 2007) ]
Blogbyemail

[ 投稿:表示 ]
Blogbyemaildisplaymode

[投稿:編集]
Blogbyemaileditmode

なお、メールの添付ファイルも同様に投稿リストのアイテムの添付ファイルとして扱われますが、一般的なリストとは異なり投稿アイテムを編集するときにしか添付ファイルにはアクセスできません。

なお、受信メールについては、ちょうどSharePoint MANIACS ブログでも検証結果が紹介されていましたのでご参考まで。
[SharePoint MANIACS: http://sharepoint.boo.jp/index.php?e=70]

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2008年2月18日 (月)

またMSDNフォーラムの投稿からの内容で、備忘録を兼ねて問題点と解決策をこちらにも投稿しておきます。

サイトに適用するテーマはカスタムで作成できます。カスタムのテーマの作成方法については次の URL が参考になります。

が、カスタム作成したテーマを一度適用したあと、再びそのテーマを修正してもすぐには反映されません。これはIIS 上のワーカプロセスがテーマをキャッシュしていることが原因であるようです。

解決方法

  1. サイトの設定から、いったん、カスタム作成のテーマとは別のテーマを適用する
  2. ワーカプロセスをリサイクルする
  3. サイトの設定から、カスタム作成のテーマに戻す

ワーカプロセスのリサイクル

リサイクルは GUI と CUI の両方で操作できます。

GUI
IIS の管理ツールから、利用しているアプリケーションプールを右クリックし「リサイクル」をクリックする。

CUI
cscript.exe c:\windows\system32\iisapp.vbs /a "アプリケーション プール名" /r

2008年2月14日 (木)

クロールログに「このファイルはダウンロードの制限に達しました。ドキュメントのテキスト全体を有効にクロールできるかどうか確認してください」という警告メッセージが記録されることがあります。

Crawllimit

これは、クロール対象となるファイルに16MBを超えるサイズのものがある場合に記録されます(なお、この制限はSharePoint Portal Server 2003 の頃から変わっていないようです)。SharePoint の検索サービスでは16MBを超えるファイルの場合、ファイルの先頭の16MB分までしかクロールしません。

16MBまでの制限値を大きくしたい場合は、レジストリを編集して "MaxDownloadSize" というエントリを追加する必要があります。

  1. [スタート]メニューから[ファイル名を指定して実行]を開き、Regedit.exe (レジストリエディタ)と入力し[OK]をクリックします。
  2. 次のキーに移動します。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Office Server\12.0\Search\Global\Gathering Manager
  3. [編集]-[新規]-[DWORD値]をクリックします。
  4. 名前を "MaxDownloadSize" とします。
  5. MaxDownloadSizeキーをダブルクリックします。
  6. 値を10進数に変更し、ファイルの最大値をMB単位で指定します。
  7. レジストリエディタを終了します。
  8. サーバーを再起動します。
  9. フルクロールを実行します。

なお、ファイルサイズの上限値を増やすことで、クロールおよびインデックス作成に時間がかかるようになるためタイムアウトが起こる可能性があるようです。タイムアウトの値の変更は次の手順で行います。

  1. [サーバーの全体管理] - [アプリケーション構成の管理] - [検索]セクションにある[Search サービスの管理]をクリックします。
  2. [ファームレベル検索の設定]セクションの[ファームレベル検索の設定]をクリックします。
  3. [タイムアウト設定]セクションの[接続時間]と[要求確認にかかった時間]をそれぞれ調整します。

[参考]

2008年2月13日 (水)

今週から一日おきくらいのペースで投稿しようと思いましたが、今週はOffice Developer Conference 2008 が開催されているため、色々と新しい情報がでてきますね。情報は鮮度が命ですので、投稿しておきます。

Visual Studio 2005 extension for Windows SharePoint Services の新しいバージョンとして v1.1 が発表されたようです。これでようやく日本語対応になってくれますね。嬉しいです!

また、Visual Studio 2008 対応の v.1.2 も出るそうで、これまで開発環境を2005と2008とで陽いなければと思っていた開発者には大変な朗報ですね。これまた、嬉しい限りです!!

MSDN フォーラムのマイクロソフト西岡さんによる投稿に詳細がまとまっています。

http://forums.microsoft.com/MSDN-JA/ShowPost.aspx?PostID=2834176&SiteID=7

MOSS では、サイトコレクション・リスト/ライブラリ・コンテンツタイプごとに監査ログを有効化できます。またレポート機能を有効にしてあると監査ログ レポートを生成できるようになっています。このことについては kunitaka さんのブログが参考になります。

http://blog.sharepoint-factory.net/article/4134812.html

監査ログレポートは、SQL Server 2007 上に XML ファイルとして保存されます。

ですが、サポート技術文書によるといったん生成されたログはがが自動的に削除されることはなく、削除するにはSharePoint API 経由で削除することになるようです。

[サポート技術文書]
Microsoft Office SharePoint Server 2007 の監査ログを削除する方法

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