2016年5月 3日 (火)

SharePoint Server 2016 CU, PU, SP (Build Number)

SharePoint Server 2016 の PU , CU , SP のリリース状況を備忘録として公開します。

SharePoint 更新プログラムの考え方についてはブログ記事の「SharePoint 更新プログラムについての要約」を公開していますので、こちらも併せて読まれることをお勧めします。

Microsoft社が現在提供している Hotfix はマルチ言語対応になっているため、CU にはすべての言語が含まれています。更新プログラムを適用する際には、運用環境適用前に十分なテストを実施することが推奨されています。また、CU, PU, SP のいずれに関してもアンインストールはできないので注意してください。

更新プログラムには言語依存と非言語依存と2つありますが、両方インストールする必要があります。

ビルド番号 ビルド名 サポート文書番号 備考 (特に気になる Fix 項目や機能向上点など含む)

16.0.4588.1001
(言語非依存)

16.0.4588.1000 (言語依存)

 Feature Pack 2
(September 2017 CU)
KB4011127
(言語非依存)
KB4011112
(言語依存)

Feature Pack 2 です。Windows Update からも入手可能です。今回の目玉は SharePoint Framework の対応です。新たなWebパーツ開発の仕組みが利用できるようになっています。

今回も言語依存と非依存とでビルド番号が異なります。SharePointサーバー全体管理サイトの「このファームのサーバー管理」ページでは、言語依存の番号、つまり 16.0.4573.1002 が表示されます。ちなみに、正確なビルド番号の表示は、サーバー全体管理サイト内の「アップグレードと移行」>「更新プロクラムの状態の管理」確認できます。モジュールごとには言語非依存のビルド番号も確認できます。

16.0.4573.1002
(言語非依存)

16.0.4573.1000 (言語依存)

August 2017 CU

KB4011049
(言語非依存)
KB4011053
(言語依存)

今回も言語依存と非依存とでビルド番号が異なります。SharePointサーバー全体管理サイトの「このファームのサーバー管理」ページでは、言語依存の番号、つまり 16.0.4573.1002 が表示されます。ちなみに、正確なビルド番号の表示は、サーバー全体管理サイト内の「アップグレードと移行」>「更新プロクラムの状態の管理」確認できます。モジュールごとには言語非依存のビルド番号も確認できます。

16.0.4561.1000

July 2017 CU

KB3213544
(言語非依存)

KB3213543
(言語依存)

 

16.0.4549.1001 (言語非依存)

16.0.4549.1000 (言語依存)

June 2017 CU

KB3203432
(言語非依存)

KB3203433
(言語依存)

 今回は、言語依存と非依存とでビルド番号が異なります。SharePointサーバー全体管理サイトの「このファームのサーバー管理」ページでは、言語依存の番号、つまり 16.0.4549.1000 が表示されます。言語依存の方が、従来の SharePoint Foundation の更新プログラム的な位置づけのようです(ダウンロードファイル名もwssで始まりますし)。

ちなみに、正確なビルド番号の表示は、サーバー全体管理サイト内の「アップグレードと移行」>「更新プロクラムの状態の管理」確認できます。モジュールごとには言語非依存のビルド番号も確認できます。

16.0.4534.100

May 2017 CU

KB3191880
(言語非依存)

KB3191884
(言語依存)

KB3191880 は Security Update が含まれており PU となっている(Windows Update などからも入手可能)。

Import-SPWeb に PreserveDeletedUserMetadataReferences スイッチが追加されたため、削除済みのユーザーが作成したり編集したアイテムのメタデータも保持できるようになった

16.0.4522.1000

April 2017 CU

KB3178718
(言語非依存)

KB3178721
(言語依存)

SPServer.CompliantWithMinRole プロパティが追加されたため、PowerShell コマンドからでも MinRole への準拠状況が確認できるようになった。

16.0.4510.1001

March 2017 CU

KB3178672
(言語非依存)

KB3141517
(言語依存)

 

16.0.4498.1002

Feburary 2017 CU

KB3141515
(言語非依存)

KB3141517
(言語依存)

 トラブル情報 : Common Error: “Verify that the critical User Profile Application and User Profile Proxy Application timer jobs are available and have not been mistakenly deleted.” after February 2017 CU for SharePoint Server 2016

16.0.4483.1001

January 2017 CU

KB3141486
(言語非依存)

KB3141487
(言語依存)

 KB3141486 はSecurity Update が含まれており PU (Windows Update などからも入手可能)。

 

16.0.4471.1000

December 2016 CU

KB3128014
(言語非依存)

KB3128017
(言語依存)

Files can be copied side-by-side during a PSConfig upgrade to support Zero Downtime Patching. 

16.0.4456.1002

Feature Pack 1 (November 2016 CU)

KB3127940
(言語非依存)

KB3127942
(言語依存)

Feature Pack は Office 365 の最新機能などが盛り込まれた大幅な機能アップデート

16.0.4444.1004 (KB3118372)
16.0.4444.1000
(KB3118376)

October 2016 CU

KB3118372
(言語非依存)

KB3118376
(言語依存)

 KB3118372 : The patching and upgrade time is improved in the October 2016 public update to be 20% - 40% faster than the September 2016 public update. However, patching and upgrade will still take longer than previous public updates. Please be patient while patching and upgrading operations are completing.

Note This issue is fixed in November 2016 PU for SharePoint Server 2016 (Feature Pack 1).

 

16.0.4432.1003 September 2016 CU
 
16.0.4417.1002 August 2016 CU KB3115437(言語に依存しない)
KB 3115441 (言語に依存する)
 
16.0.4405.1000 July 2016 CU KB 3115299 (言語に依存しない)
KB 3115304 (言語に依存する)
言語に依存しない更新プログラムは、セキュリティFix が含まれる。
16.0.4393.1000         June 2016 CU KB 3115181 (言語に依存しない)
KB 3115184 (言語に依存する)
 
16.0.4378.1000 May 2016 CU KB 3115088 (言語に依存しない)
KB 2920690 (言語に依存する)
2つのCUがあり、両方ともインストールが必要。言語に依存しない方は、構成データベースの更新が必要となるような変更が含まれる。言語依存の更新は、言語リソースファイル(*.resx)や Javascript ファイルに含まれる文字情報の更新となる。このため、言語パックごとにCUをダウンロードする必要があるという意味ではない。それぞれのCUにすべての言語に対するFix が含まれている。
16.0.4366.1000 April 2016 CU KB 2920721  RTM後の初リリース
16.0.4327.1000 RTM