
この記事は、Microsoft 365 Advent Calendar 2025 に参加しています。※公開が予定より少し遅れてすみません💦
🎄 Microsoft 365 Advent Calendar 2025 - Adventar ⛄
SharePoint のリストやライブラリのURLは、新規作成時にリスト名やライブラリ名を日本語で指定すると、List, List1, List2, や DocLib, DocLib1, DocLib2,,,, というようなパスを見ても一見よくわからないURLが生成されます。英語だとそのままパスとして利用されます。
さて、こんな時にパスを後化から英語表記やローマ字表記に変えることができるのですが、これには SharePoint のAPIを使う必要があります。PowerShellでも設定できますが、Power Automate を使うほうが慣れている人も多いでしょうから、SharePoint REST APIを使った変更方法をご紹介しましょぅ。
ちなみに、当然ではありますが、後からURLを変更するとすでにそのURLを告知している人はリンク切れになるので注意してください。
さて、Power Automate のクラウドフローで例えば、「フローを手動でトリガーする」アクションから始めてみましょう。つづいて SharePointコネクターの 「SharePointにHTTP要求を送信します」アクションを追加します。
ここで次のように指定していきます。
- サイトのアドレス: 目的のSharePoint サイトのアドレス (※末尾に/は不要)
- 方法: POST
- URL: _api/web/lists/getbytitle('<目的のリスト名>')/RootFolder/MoveTo(newurl='変更後のURLパス')
- ヘッダー
| Accept | application/json;odata=verbose |
| Content-Type | application/json;odata=verbose |
| IF-MATCH | * |
| X-HTTP-Method | MERGE |
パスの指定はリストとライブラリで異なります。
- リスト… Lists/<新しいパス> ※リストは Lists というパスの配下に各リストのが作られる
- ライブラリ…<新しいパス> ※ライブラリはサイトの直下に作られる
あとはフローを保存して、テスト実行してみるとURLパスが変わることが確認できます。
たとえば、次のようにリストのURLを変更してみましょう。
[変更前]
https://officeilearning.sharepoint.com/sites/Training-PowerAutomate-Advanced/Lists/DemoList
[変更後]
https://officeilearning.sharepoint.com/sites/Training-PowerAutomate-Advanced/Lists/
MerryChristmas
実際の画面の例は次の通りです。
実行後は元のURLにアクセスすると 404 Not Found エラーになります。
URLを変更したためそのページは存在しないといわれるのです。
改めて新しいパスにアクセスするとパスが変更されたことが確認できます。
SharePoint のリストやライブラリのパスは一度作成したら変更できないと思い込んでいる方も少なくないと思いますが、こうやって比較的手軽に変更できるんですよ。
オンプレミスの SharePoint時代からある REST API の Tips でした。
では皆様、素敵な Happy Holidays をお過ごしください。
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