2022年6月27日 (月)

OneDrive 同期アプリと OneDrive へのショートカットの併用に関する留意点

SharePoint のドキュメント ライブラリにはOneDrive へのショートカットを作成する機能が用意されています。これと OneDrive 同期アプリ を併用する場合は注意が必要です。

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OneDrive へのショートカットを作ると、文字通り OneDrive for Business にショートカットが作成されます。このショートカット内にあるドキュメント ライブラリ内のファイルも同期されるようになります。つまり、OneDrive同期アプリでの同期先を変更することなく、SharePoint サイト内のファイルを同期することができる手軽さがあります。しかし、OneDrive 同期アプリが同期できるファイル数の推奨される上限数は 30万ファイルまでとなっています。

➡️Restrictions and limitations in OneDrive and SharePoint (microsoft.com)

これはもし個人のOneDriveも同期しているならこれも合算した数です。実質、OneDrive 同期アプリは for Business も個人用も同じエンジンをローカルで動作させているためこの上限も共有することになります。

ですから、やみくもに SharePoint サイトのドキュメント ライブラリを同期してしまうと、あっという間にファイル数の上限に達してしまう可能性があるわけです。その点に注意しましょう。

二重同期の問題

うっかりドキュメント ライブラリも同期し、OneDrive へのショートカットも作成してしまったとしたら? どうなるでしょうか。

これを行うと二重の同期となり、正常に同期が行えなくなることが起こるようです。ショートカットを利用するのか、もしくはSharePoint ドキュメント ライブラリを直接同期しないのかいずれかにしましょう。

OneDrive 同期アプリの二重同期

ドキュメント ライブラリ側で同期をさせないようにするには?

ライブラリ単位で同期を禁止する設定も可能です。ライブラリの詳細設定で「オフライン クライアントの使用制限」を"いいえ" にすることで、OneDrive 同期アプリによる同期はできなくなります。

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この設定により、ライブラリの「同期」メニューも非表示になります。

既定値では同期は可能で操作メニューに表示される
既定値では同期は可能で操作メニューに表示される
同期なし
同期しないように設定したため同期メニューが表示されなくなる

ところでこのように設定したライブラリのショートカットを OneDrive に追加した場合は、同期はどうなるのでしょうか?

試すとエラーとなります。同期ができないように設定しているライブラリであるため当該ショートカットの削除を促されます。

同期エラー

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