カテゴリ「イベント」の55件の投稿 Feed

2017年9月24日 (日)

今年も現地時間の明日から Microsoft Ignite 2017 がU.S のオーランドで開催されます (2017/9/25 - 29) 。9/24 には前日開催の Pre-Day イベントがあるため、私も既に現地入りしています。

The best way to predict the future is to create it. Save the date for the #MSIgnite livestream on Sept 25.

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現地に来られなかった方も Keynote は上記サイトにて Live Stream されるので、お見逃しなく!  SharePoint だけでも大小含め 139 セッションあります。日本とは比較になりません!  また Office 365 の範囲では 367セッションあります。例年、イベント後に 75分のブレイクアウトセッションについてはオンラインで公開されるようになりますので、めぼしいセッションだけでも押さえておいて、あとでオンラインで見るというのも一つの方法です。

私の方は気になる情報は Twitter でつぶやく予定ですので、ウォッチしてみてくださいませ(@ai_yamasak) ! 

 

2016年2月 1日 (月)

2016年5月10-12日まで、"Collab365 Summit" というオンライン イベントが実施されるようです。

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Collab365 Summit 2016

このイベントは、マイクロソフト社の本拠地である USA Redmond から提供されるライブセッションであり、Office 365, SharePoint, Azure が対象です。Microsoft本社の製品チームによる独占インタビュー、パネルディスカッション、キーノートが行われます。

IT Pro, IT Developer, Business User のそれぞれに分けた3日間のライブセッションは、見逃してもオンデマンドですぐにキャッチアップも可能だとのこと。

席に限りがあるということなので、興味のある方は急ぎ登録してみてはいかがでしょうか?

ちなみに、私は登録してみました!

 

2015年5月11日 (月)

Office Delve(デルブ)

再び、 Delve の話題です。先行アップデートを有効にしているテナントには既に配信されていました。

ちなみに、Office Delveが使えるのは、 Office 365 Enterprise (E1/E3/E4)、Office 365 Education (E1/E3/E4)、Office 365 Government (E1/E3/E4) です。

Office Delve に関しては既に日本語のサポートページが公開されているので、詳細は以下を参照するとよいでしょう。

Sway

現在消費者向けのプレビュー版が利用できるようになっていますが、これが今月後半に Office 365 (Business / Education ) にも導入される予定です。

Sway は手軽に見栄えの良いプレゼン資料などを作成できるものです。試しに使ってみていますが、自分の考えをレポートとしてまとめてみたりする際には、とても便利で、個人的にはとても気に入っています。

まだ、日本語には正式に対応していませんが、使えなくはないので、試しに簡単に Ignite について書いてみました。ちなみに、現在は英語のみ利用可能な状況ですが、近いうち、オランダ語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、日本語、ポルトガル語、スペイン語をサポートするようです。

作成したSwayの記事を共有するには、リンクを公開する以外に、埋め込みコードの生成もできるのは便利ですね。


 

2015年5月 7日 (木)

オンプレミスの SharePoint Server 2016 についていくつか情報がでてきました。主なところだけ Pickup します。

SharePoint Server 2016

5/6 (現地時間) は オンプレミスの SharePoint Server 2016 に関して IT Pro 向けの単独セッションがあり、色々と最新情報が出てきました。ちなみにこのセッションは5000名が収容できるシアター会場で行われ、SharePoint の関心度の高さが伺えます。

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ハードウェア要件/ソフトウェア要件

ハードウェア要件は SharePoint 2013 とさほど変わらないようです。

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対応 OS は Windows Server 2012 R2, Windows Server 2016。SQL サーバーは、SQL Server 2014 SP1 と SQL Server 201x となるようです。SharePoint 2013 からのアップグレードとコンテンツ マイグレーションの両方に対応するようですが、現在 SharePoint 2013 の SharePoint 2010 モードのサイト コレクションは SharePoint 2013 モードにあげておく必要があります。

Role & Services

トポロジーに MinRole という考え方が新たに導入されます。

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MinRole では、SharePoint Server 2016 から構成ウィザードで次のロールを指定できるようになります。

  • Specialized
  • Web front end
  • Search
  • Application
  • Distributed Cache

これによって、どのサーバーでどのサービスを動かすかというのを考えなくても、SharePointがその役割に応じた機能が展開され、特定のサービスを開始するようになります。これまではすべての Bits がインストールされていましたが、MinRoleの考え方では必要なものだけが構成されるため、 Footprint が小さくなるようです。

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ここで指定したロールはあとから PowerShell を使って切り替えられるようです(isServerRole スイッチというのが用意されるらしいです)。従来の SharePoint と同様に自分で特定のサービスを開始したりする場合は、Specialized ロールを選びます。簡単に言えば、これがマニュアル構成のサーバーで、他のロールは指定した役割を自動的に厳格に遂行してくれる新たなサーバーというわけですね。これにあわせて、各サーバーごとにきちんと役割を果たしているか、チェックする新たな Health Analyzer (健康診断機能) が導入されるようです。

それから、従来からあるスタンドアロン インストールはサポートされなくなります。単一サーバーのファームまたは複数のサーバーのファームのいずれかのみとなり、SQL Server Express Edition や Windows 組み込みデータベースの利用はできなくなるとのことです。

Zero Down Time Patching

従来よりパッチのサイズを小さくかつ数も少なくして、オンラインでのパッチ適用ができるようになるようです。

Boundary と Limitation

境界と制限が現状よりいくつか緩和されます!

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リスト ビューのしきい値である 5,000 が緩和されるようですが、これは期待したいですね。これが運用上もネックになっており、研修でも運用の注意点として何度も話をしてきましたから。ただ、具体的にどの程度まで許容されるのか。また、コンテンツDBの上限は TB 単位に。Office 365 環境ではサイト コレクションの最大サイズサポートが既に TB 級になっていますから、これは当然ですね。また、アップロードできる最大サイズも 10GB まで拡大します。

サイト コレクションの高速作成

既存のサイト コレクションのコピーを作ることで、高速にサイト コレクションが作成できるようになります!

多くの組織でサイト機能の標準化を行いますが、フィーチャーのアクティブ化や非アクティブ化など含めると単純にサイトのテンプレート化だけでは済まないのが現状です。だからといって、サイト コレクションのひな形をバックアップとして作成し復元することで、コピー相当の使い方をしようとすると、これではGUIDのバッティングなどの問題がおきてしまい暗礁に乗り上げてしまいます。結局はサイト テンプレートの作成と PowerShell スクリプトの組み合わせでの運用を考えないといけないことが多いのわけです。ということで、サイト コレクションのコピー作成機能は、実際にはいくつか利用上の制限事項など出てくるのかもしれませんが、期待したいところです。ちなみに、AvePoint さんのツールだと、サイト コレクションのコピー作成は既に可能になっています。

Real-time Telemetry

分析とレポーティング機能が充実してきそうです!

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さて、現地レポートはまだまだ続きます。

2015年5月 6日 (水)

さて Keynote および Break out セッションで取り上げられている情報をいくつか拾っておきます。

Office 2016 パブリック プレビューの提供開始

Office 2016 のパブリック プレビューの提供が 5/4 より開始されました。

プレビュー版は次のURLから入手できます。ちなみに、Office 2013 と Office 2016 Public Previewの Side by Side 実行はできないとのことなので、どちらか一方のみにする必要があります。

SharePoint Server 2016

Office 2016 とは異なり、当初の予定からずれ込み SharePoint Server 2016 のパブリック ベータ版の提供は Q4 が予定されており、製品リリースは来年 Q2 を予定しています。パブリックベータが出るのも、まだまだ先ということもあり、このイベントでは、さほど情報は多くありません。

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現在把握しているところでは、オンプレミスの SharePoint Server 2016 は構成ウィザード実行時に、新たにロールベースでの構成ができるようになるようです。

RoleBasedInstrallation

また、詳細は不明ですが、オンプレミスと Office 365 のハイブリッド環境で、Search Index が統合され、Office 365 の検索センターサイトから、オンプレミスの SharePoint サイト上のコンテンツもシームレスに検索できるようになるようです。

Windows 10 Cortana と Power BI

Cortana は Windows 8.1 から利用できるようになった音声認識アシスタント機能です。iOS でいうところの Siri ですね。今回、Keynote では、Cortana にファイル検索を頼むと OneDrive を含め検索してくれるデモがありました。また、Power BI からもデータを検索してくれるようになっているそうで、今回のイベントの参加人数を応えてくれたり、国別の参加者を質問すると地図データにプロットされた 参加者数のバブルチャートが表示されていました。Power BI には Power Q&A という自然言語による BI データの検索機能がありますが、こういったところで使えることになってくるようです。ちょっと近未来的。

ただ、試していませんが、日本語は難しそうですね。

Office Delve / Office Graph

Office Delve (CodeName: Oslo) は既に Office 365 にロールアウトされている機能ですが、平たく言えば、ログインしているユーザーにあわせて適切であろう情報情報を自動的に検索してきてくれ、 「自分がほしい情報を探しに行かなくても、向こうからやってきてくれる」というものです。 たとえば、Outlook 内のメールや SharePoint ,OneDrive for Business , Yammer などからその人に適切であろう情報を探してきてくれて、コンパクトに表示してくれます。裏では Machine Learning が使われています。

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Office Delve が提示してくれるドキュメントは View数、Yammer のコメント数、いつ誰が更新したかなど表示されます。メールの内容も表示されますが、あくまでも、メールが閲覧できる人のみが対象であり、鍵のマークで Private な情報であることを知らせてくれます。

Office Delve に使われている仕組みが Office Graph です。つまり、Office Delve は Office Graph の仕組みを使っているアプリケーションです。ちなみに、開発者は Office Graph の機能を使って独自アプリケーションを作ることも可能です。Office Graph はOffice 365内のコンテンツだけでなく、ユーザー間のやりとりなどを分析し、Machine Learning を使って、各ユーザーと最も関連性の高いコンテンツを見つけてくれます。

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Office Delve には、今後新たにPeople Profile ページが追加され、SharePoint ユーザーではおなじみの個人用サイト(My Site) はこの Delve ベースのページに置き換わります。あちこちに散らばる情報を集約してきてくれます。この機能はオンプレミスの SharePoint Server 2013 にも更新プログラムとして今年の後半に導入できるようになるそうです。

P5053987 Office Delve People Profile

現在、Outlook, SharePoint , OneDrive for Business, Office 365 Video, Yammer, Skype for Business (旧Lync) など情報共有ツールは様々あり、また情報にあふれています。こうしたツールごとに散らばる情報を一元的にかつ、必要であろうもののみ厳選して表示してくれる機能は、よくある社内ポータルの発想ではありません。従来のポータルやグループウェアの多くの難点は、全員が共通のページを参照することになるため、最大公約数的な情報を配置してしまうので、個々人で見る と、必要な情報にはばらつきが出てきますし、結果的に不必要な情報が多くなってしまいがちです。自分に最適化されるというのは効率的ですね。また、業務プロセスと人の関わりはなかなか可視化しにくい のですが、機械的にこうしたつながりを発見し、情報をつないでいってくれるというのはこれまでとは異なる新しい発想です。

ちなみに Office Delveのモバイルアプリ Office Delve Mobile Apps for Android and iPhone が 2015/4/15 にリリースされています。

そして、Office Delve の新機能として期待値が高いのが、ダッシュボードの導入です。

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どういったチーム (Office 365 Groups) と繋がりがあり、どのくらい会議に時間を費やしているのか、メールのやり取り頻度はどの程度なのかといったワークバランスが可視化できます。業務プロセスの見直しに使えそうですね。

折角の Office Delve を有効活用できる運用管理は考えるべきところです。この辺を上手にコンサルティングしたいですね。