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2010年5月12日 (水)

これから SharePoint 2010 に携わる方にとっての必須ツールは SharePoint Designer 2010 です (先日の記事にも書いたように、既にWebからダウンロード可能です)。以前の SharePoint Designer 2007 と比較すると非常に安定しており、機能も充実しています。SharePoint 2010 関連の無償セミナーでも何度か取り上げましたが、セミナーもひと段落しましたので、押さえておきたいポイントを整理しておきます。

SharePoint Designer 2010 のポイント

  • 無償提供される
  • SharePoint Server 2010 / Windows SharePoint Foundation に対してしか利用できない
  • SharePoint 2010 の管理メニューに統合された
  • 管理機能が以前より充実している
  • 開発機能が以前より充実している
  • SharePoint 2010 では SharePoint Designer 2010 で利用できる機能を制限することも可能

無償提供される

SharePoint Designer 2010 は、SharePoint Designer 2007と同様に無償でWebからダウンロードして利用できます。ただし、これまでと異なるのは32bit版と64bit版の2種類があることです。SharePoint Designer 2010 は Office 2010 のラインナップの一つであるため、Office 2010 と関連があるので注意しましょう。つまり、環境に Office 2010 の 32bit 版をインストールしたら SharePoint Designer 2010 も 32bit版をインストールします(ここに64bit版をインストールしようとするとエラーが表示されインストールできません)。Office 2010 の 64bit 版をインストールしたら、SharePoint Designer 2010 も64bit 版をインストールできます。

SharePoint Server 2010 / Windows SharePoint Foundation に対してしか利用できない

最初の注意点はSharePoint Designer 2010 は、SharePoint Server 2007 および WSS 3.0 以前の SharePoint には対応していないということです。SharePoint Designer 2010 はSharePoint Designer 2007 よりも操作感もよいので SharePoint Server 2007 でも利用したいとお考えの方もいらっしゃるでしょうが、残念ながらそれはできません。また、 本格的なSharePoint 専用のソフトウェアとなっているため、単純なページ作成であっても SharePoint 2010 サイトにアクセスしてからでないと利用できないようになっています(SharePoint Designer 2007 は SharePoint サイトにアクセスしなくてもHTMLの編集などが可能です)。SharePoint Designer Team プログに公開されている内容を意訳すると「苦渋の選択だったが、SP2010にターゲットを絞ったことで、製品の品質向上に注力できた」ということのようです。確かに、操作してみるとSPD 2007にあった「もっさり感」はなくなり、軽快に動作してくれますのでそれはそれでよい結果になっているのではないかと思います。

ちなみに、SharePointを利用しないWebページ(HTMLなど) の作成や編集は、Microsoft 製品だとMicrosoft Expression Web を利用するのがよいでしょうね。

『補足 : SharePoint Designer と Expression Web』

ご存じない方のために補足すると、Office 2003 にて提供されていた "FrontPage 2003" が SharePoint Designer の前身となる製品です。ただし、FrontPage 2003 の後継バージョンは、SharePoint Designer 2007とExpression Webに分かれます。SharePointに特化したWebオーサリングツールが、SharePoint Designer 2007であり、一般的な Web ページの作成などに利用するのが Expression Webであり有償の製品です。


他のポイントはまた次回の記事へ続きます。。。(近日公開予定)

2010年5月10日 (月)

SharePoint Server 2007 および 2010 で、カスタム設定したホストヘッダーを使ってWebアプリケーションを構築することがあります。ホストヘッダーを使用するとき、Windows Server 2003 SP1 以降、Windows Server 2008 を利用している場合はレジストリーを変更する必要があるケースがあります。特に、開発環境を構築する際には注意しましょう。

レジストリの編集が必要なケース

Windows Server 2003 SP1 以降では、コンピューターに対する反射攻撃 (Reflection Attack) を防止できるように設計された "ループバック チェックのセキュリティ機能" が搭載されます。この機能は Windows Server 2008 にも搭載されています。たとえば、ホストヘッダー名がローカルコンピュータ名と一致しない場合に、このセキュリティ機能によりサイトにアクセスできなくなります。

Windows Server 2008 R2 上に SharePoint Server 2010 をインストールしている私の環境の場合は、ログインのプロンプトが表示され、正しいアカウント名とパスワードを何度入力しても、プロンプトが表示され続け、最後は空白のページが表示され結果的にアクセスできませんでした。また、イベントログにはセキュリティログに失敗の監査ログとして "イベントID 4625, Microsoft Windows security auditing" およびシステム ログに警告ログとして "イベント ID 6037, ソース LsaSrv" が記録されました。

ただし、サイトアクセスができないという現象は、ループバックチェックであるためあくまでローカルサーバーからのアクセスの場合にのみ発生し、リモートからのアクセスの場合は問題なく利用できます。

対応策

対応策としては レジストリを編集することになり、"ループバックチェックを無効にする" もしくは "ループバック アドレスに割り当てられていて、コンピューター上の Web サイトに接続できるホスト名を指定する" のいずれかの方法をとる必要があります。詳細については次のサポート技術文書を参考にしてください。

http://support.microsoft.com/kb/896861

2010年4月23日 (金)

ZDNet では 4/22  'U.S 時間) から MSDN 等でダウンロードが開始される? と取り上げられていましたが、その通り、ようやくRTM 版のダウンロードが開始されたようです!日本語版のダウンロードも可能ですね。

ざっと確認したところでは、MSDN サブスクリプション / TechNet サブスクリプションから以下のものがダウンロード可能になっています。

  • SharePoint Server 2010 (x64)
  • Office Web Apps 2010 (x64)
  • Office Professional Plus 2010 (x64) / (x86)
  • Visio 2010 (x64) / (x86)
  • Project Professional 2010 (x64) / (x86)
  • Profect Standard 2010 (x64) / (x86)

 SharePoint Designer 2010 64bit 版 は次の場所からダウンロードできますが、こちらはまだ英語版のみのようです。http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=en&FamilyID=566d3f55-77a5-4298-bb9c-f55f096b125d

言語パックなどもまだのようですが、5/12 までにはすべてダウンロードが可能になるようです。

2010年4月17日 (土)

Microsoft SharePoint Server 2010, Office 2010, Visio 2010, Project 2010 のRTM (製品版) がリリースされました!

http://blogs.msdn.com/sharepoint/archive/2010/04/16/sharepoint-2010-reaches-rtm.aspx

とはいえ、まだMSDNからはダウンロードはできないようです。

SharePoint Team Blog によると、SAを持っているボリューム ライセンス購入顧客が最初に入手できるそうで、英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、ロシア語、オランダ語版は、4/27 からボリューム ライセンス サービス センターからダウンロードが始まるようですね。日本語は後回しかぁ、、、

早く入手したいですね。

ちなみに、ラウンチ日である 5/12 はワールド ワイドでのバーチャル ラウンチが開催され、オンデマンドでキーノートやブレイクアウトセッションが見られる模様です。詳細は下記のURLからどうぞ。

http://sharepoint.microsoft.com/businessproductivity/proof/pages/2010-launch-events.aspx#fbid=WCWb1cIzyeC

2010年4月14日 (水)

SharePoint Server 2010 および Office 2010 の発売記念イベントが開催されるようです。

Microsoft Office & SharePoint Conference 2010

◎ 日 時:5 28 () 10:30 17:30 (10:00 受付開始)

◎ 場 所:東京ミッドタウン・ホール (六本木)にて開催!

◎ 参加費:無料、事前登録制

◎ 主 催:マイクロソフト

 

[登録サイト}

http://www.microsoft.com/businessproductivity/ja/jp/events/default.aspx?fbid=Z97Q434VGy0

 

席が早めに埋まってしまいそうな気がするので、ご興味のある方はお早めに登録された方がよいと思います。ちなみに私も登録しました。楽しみですね。

 

あと、SharePoint 2010 関連としては、ソリューション開発環境である Visual Studio 2010 の英語版のダウンロードが開始されたようです。日本語版は4/20から利用可能になるようです。

 

(参考)http://blogs.msdn.com/tsmatsuz/archive/2010/04/13/info-visual-studio-2010-is-ready.aspx