カテゴリ「SharePoint 2013」の117件の投稿 Feed

2014年11月10日 (月)

SharePoint Server 2013 で PowerPivot ギャラリーを使用してファイル共有すると下記の通り、サムネイルが自動生成され表示されます。

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ファイルの内容を修正した場合など、サムネイルを更新するにはファイルのプロパティを編集し、上書き保存すればよいのですが、この時、うまくサムネイルが生成されず赤いバッテン アイコンが表示されることがあります。PowerPivot X ICON のキーワードでインターネットを検索すると様々な原因とトラブルシューティング方法が見つかります。

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私の検証環境でもこうしたトラブルが発生していたのですが、SharePoint Server のレジストリを修正してループバックチェック機能を無効化し、ファイルのプロパティを上書き保存しなおしたところ問題が解決しました。ちなみに、環境は SharePoint Server 2013 Enterprise Edition SP1 と SQL Server 2012 SP1 です。

[レジストリ]

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Lsa 内に DisableLoopbackCheck という名前の DWORD エントリーを作成し、値を 1 に変更する

ご参考までに情報共有しておきます。

 

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2014年11月 7日 (金)

SQL Server 2012 SP1 Analysis Services (SSAS) を Windows Server 2012 上に SharePoint モードでインストールするには、「役割と機能の追加ウィザード」等を使って事前に .NET Framework 3.5 をインストールしておく必要があります。

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これをインストールせずに、SSAS をインストールする際に次のようにエラーが発生します。しかし、インストール自体は進みます。

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インストールが終わると "正常に終了しませんでした" と表示され、 Analysis Services SharePoint 統合 機能のみが失敗していることがわかります。

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こういう場合は、いったん SharePoint モードでインストールしている SSAS の POWERPIVOT インスタンスのみをアンインストールして、.NET Framework 3.5 をインストールした後で、再度セットアップしなおすのが無難です。

正常にインストールされると、コントロールパネルに Microsoft Analysis Services SharePoint BI プログラムがインストールされていることが確認できます。エラーとなる場合は、これがインストールされません。

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2014年11月 6日 (木)

PowerPivot for SharePoint を使用するために SQL Server 2012 SP1 Analysis Services を構築する際に、これを SharePoint モードでインストールする必要があります。この SQL サーバー インスタンスは、SharePoint ファームで使用しているデータベース サーバーとは別にできます (一般的には、パフォーマンスの観点などから運用環境では別サーバーすることが推奨されています) 。

ただし、セットアップする際には、[Analysis Servicesの構成]ページで、 Anlaysis Services の管理者として SharePoint 側のサービスに権限を付与する必要があります。

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セットアップ時にこの操作を忘れてしまっていると PowerPivot ギャラリーに公開されている PowerPivot を使用した Excel ブック上でデータ更新をしようとする際に、次のようなエラーが表示されます。

"ブックをデータ モデルに読み込むためのサーバーが見つかりません。"

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またSharePoint のULSログ (診断ログ)には、Data Model カテゴリ内に次のような記録が見つかります。

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Administrator Access が Fail しており、Check Server Configuration も Fail となっており、理由が Uninitialized, ConfigurationError, InsufficientPermission となっています。

これをあとから修復するには、Analysis Services の管理者として Excel Services, PowerPivot, PerformancePoint Services のサービスアカウントを追加する必要があります。各サービス アプリケーションで使用するアカウントは、サーバー全体管理サイトで確認できます。

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ちなみに、PowerPivot のサービス アプリケーションは既定では SharePoint Web Services System アプリケーション プールを使用するよう構成されます。また、Excel ServicesやPerformancePoint サービスは SharePoint Web Services Default アプリケーション プールを使用するように構成されます。とはいえ、サービスアプリケーション構築時に指定可能であるため、それぞれの環境を確認する必要があります。

確認したアカウントは、SQL Server Management Studio を使って POWERPIVOT 用のインスタンスに接続し、サーバーのプロパティから追加します。

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アカウント追加後は、SharePoint サーバーのサーバー全体管理サイトで、Excel Calculation Services を停止し、再度開始します。

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しばらくすると、データ更新ができるようになります。また、SharePoint の ULS ログは次のように各項目 Pass となり、正常な動作が記録されるはずです。

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2014年11月 5日 (水)

SharePoint Server 2013 Enterprise Edition に付属している PerformancePoint Services を使用してダッシュボードページが作成できます。ページ作成はダッシュボード デザイナーを使いますが、このツールを使ってSQL Server 2012 Analysis Services のキューブデータにアクセスしようとしてもアクセスできないことがあります。

イベント ビューアには次のような警告が記録されます。

データ ソースの種類が "ADOMD.NET" のデータ ソース プロバイダーは登録されていません。管理者に問い合わせてください。 PerformancePoint Services エラー コード 10115。

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この問題は、SharePoint Server に SQL Server 2008 R2 ADOMD.NET インストールされていないことが原因です。このモジュールは下記のURLからダウンロードできます。インストールが終わったら IIS の再起動が必要となりますので注意してください。

 

 

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2014年10月29日 (水)

オンプレミスの SharePoint 2013 は SQL Server 2014 をサポートしていますが、TechNet によると、これには SharePoint 側に 2014年5月の累積更新プログラム (CU) を適用しておく必要があるとのことです。

SharePoint 更新プログラムに関する情報

[参考] http://technet.microsoft.com/en-us/library/cc262485(v=office.15).aspx