2009年2月 3日 (火)

SharePoint の新しい書籍が 2/26 に発売されます!

しばらくぶりの更新です。去年は後半、本業があまりに忙しく、ほとんど更新せずじまいでおりましてすみませんでした。また、少しずつになると思いますが、できる限り新しい記事を投稿していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

では早速、タイトルにありますように新しくSharePointに関する日本語書籍が2/26に発売されます! (現在、Amazonからも予約ができるようになっています) MS松崎さんなどが既にブログにも書かれているのでご存じの方も多いかも知れませんが、こちらでもご案内しておきます。

主にSharePoint上でのソリューション開発を行う方向けの中級レベルの方を対象とした書籍です。今回、マイクロソフトの社員の方々とで共著させていただいています。

  • 書籍名:VSTO と ShrePoint Server 2007 による開発技術

    Mossoba

  • 出版社:翔泳社
  • 著者:小高太郎、小松直也、小山才喜、西岡真樹、松崎剛、山崎愛(敬称略)

書籍の内容は、Visual Studio Tools for Office (VSTO)を使用した Office クライアントアプリケーションの機能拡張から始まり、SharePointのアーキテクチャ、フィーチャーフレームワーク、Webパーツ開発、ワークフロー開発,BDC(ビジネス データカタログ)、OBA統合ソリューション開発(実践的な受注システム開発サンプル)などです。私は、SharePointのアーキテクチャとフィーチャーフレームワーク、OBA統合ソリューション開発の3章を担当しています。特にSharePointのアーキテクチャに関しては、以前執筆した「ひと目でわかる SharePoint Server 2007」よりも詳細に書きました。特に、セミナーやコンサルティングなどしているときにご質問が多い、セキュリティ、SharePointのオブジェクトモデルの基本操作、IIS上との関連などについて触れています。

また、OBA統合ソリューションではMOSS上でVSTO+ Open XML +Webパーツ+ワークフロー連携を行うソリューションになっています。少しだけ、画面イメージをご紹介しておきます(なお、このサンプルは昨年行われたMicrosoft TechEd 2008 Yokohamaのブレークアウトセッションでご紹介したものです)。


[開発サンプル画面:申請ポータル]
Shinnseiportaltop

※受注処理を行うための申請ポータルサイトです。画面遷移することなく、申請と承認とが行えるようカスタムWebパーツを配置しています。

[開発サンプル画面:VSTOでカスタマイズした見積書]Mitsumori

※Word2007をVSTOでカスタマイズしてデータベースとSharePointの両方に連携させています。文書番号の採番は自動的に行われ、データベースにXML形式で申請内容が登録されるので、見積書のデータは受注登録→納品書作成→請求書作成という流れで再利用できるようになっています。また、ファイル自体も申請処理と同時にSharePointのドキュメント ライブラリに自動的に格納し、カスタム ワークフローが開始されるようにしています。カスタムワークフローでは、Active Directoryの情報を使って自動的に承認経路が作成されます。


この開発サンプルについては、書籍が発売されるタイミングで弊社オフィスアイ株式会社のWebサイトからダウンロードできるようにする予定です。また、書籍でご紹介しているソリューションを実際に構築できるハンズオンの教育コンテンツを開発しておりまして、こちらはすでにリリースしています。詳細につきましては下記URLをご参照くださいませ。この研修ではあらかじめ用意したカスタマイズしていないSharePointサイト上に実際にソリューションを組み上げながら、学習できるようになっています。

ということで、今年初めの投稿は久々に執筆した書籍のご案内でした。

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