2009年11月10日 (火)

VSeWSS 1.3 CTP を利用する際のエラーと対処方法

時期的にはちょっと今更というタイミングですが、Windows Server 2008 上で VSeWSS 1.3 CTPを利用してデモ用にSharePoint ソリューション開発を行っている際に遭遇したエラーと対処方法を備忘録して公開しておきます。※VSeWSS 1.3 の正式版は本当は今年の春に出る予定だったと思うのですが、なかなかリリースされませんね。。。

問題

Webパーツなどを開発し、ビルドまでは問題なくできるものの、いざ展開しようとすると次のようなエラーが表示され展開できません。

VSeWSS1.3CTP-error

原因と対応策

原因は WCF がアクティブ化されていないことによるものです。したがって、次の手順でWCFをアクティブ化します。

1. [サーバー マネージャ]を開く
2. "機能"を選択し、[機能の追加]をクリックする
3..NET Framework 3.0 または .NET Framework 3.5 または .NET Framework 3.5.1 を展開する
4. "WCFアクティブ化" を展開し、"HTTPアクティブ化" を選択する
VSeWSS1.3CTP-error-2 
5.[次へ]をクリックし、[追加]する。

参考: http://heroesmode.blogspot.com/2009/08/vsewss-13-ctp-error-response-message.html

その他のエラー

上記の問題以外にも、次のようなエラーメッセージが表示され、やはり展開できない場合があります。このメッセージを要約すると "VSeWSS WCF サービス"にローカルの管理者権限がないとこによるエラー"であるというものです。VSeWSS1.3CTP-error-3

そもそも、VSeWSS 1.3 CTP はインストール時に、WCF Services に利用するアプリケーションプールを指定するようになっています。この設定はVSeWSS 1.2まではありませんでした。このとき指定したアプリケーション プールのアカウントはローカルのAdminitrators グループに所属させておく必要があります。基本的には選択できるアプリケーション プールは "SharePoint Central Administrator v3" ですので、このアプリケーションプールの識別IDに設定されているアカウントを確認したうえで、Administrators グループに確実に追加しておきましょう。

なお、うっかり、追加を忘れ、このエラーに遭遇した場合は、 アプリケーション プールのアカウントをローカルのAdministratorsグループに追加したあと、忘れずにIISを再起動します。

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