2010年5月

2010年5月21日 (金)

イベントログに次のエラーが記録されることがあります。

イベント ID ソース​ 説明​
1334​ ASP.NET 2.0.50727.0​

ハンドルされていない例外が発生し、処理が中止さました。

Application ID :DefaultDomain

Process ID: 2028

Exception : SystemSecurity.Cryptography.CryptographicException

Mesage: キーセットがありません。

Stack Trace:  場所 System.Security.Cryptography.CryptographicException.ThrowCryptogaphicException(Int32 hr)
   場所 System.Security.Cryptography.SafeProvHandle._FreeCSP(IntPtr pProvCtx)
   場所 System.Security.Cryptography.SafeProvHandle.ReleaseHandle()
   場所 System.Runtime.InteropServices.SafeHandle.InternalFinalize()
   場所 System.Runtime.InteropServices.SafeHandle.Dispose(Boolean disposing)
   場所 System.Runtime.InteropServices.SafeHandle.Finalize()​

これは、"タイマー サービスのリサイクル" ジョブの処理に関わるもののようです。このジョブは、既定では定期的に毎朝 6:00 に実行され、この時間にエラーがでます。このエラーがでると、Visual Studio のデバッガまたは JIT デバッガのダイアログが起動し、デバッグするかどうか聞かれます。

ダイアログを表示しないようにするには、結局のところ特定のレジストリ エントリーを削除することになるようです。

詳細については英語ですが、次のプログを参照してください。http://blogs.technet.com/stefan_gossner/default.aspx

2010年5月20日 (木)

今、毎日コミュニケーションズさんのサイトで、SharePoint Online の特別連載記事を書かせていただいてます。3回連載で、掲載はまだ1回目のみです。http://journal.mycom.co.jp/enterprise/onlineservices/index.html

ちなみに、この記事は4名で執筆していまして、他の方々はSharePoint だけでなく Exchange Online, Communications Online を初心者視点で記事を書かれています。が、私の場合は、一人だけ専門家扱いでちょっと毛色が違っています。SharePoint はより高度な使い方もできるぞという記事も欲しいというご依頼を頂いてまして、技術寄りで書いています。

ホスティング サービスの SharePoint がどのようなものなのかご存じない方や社内(オンプレミス)に構築する SharePoint サーバーとどの辺が違うのかちょっと知りたいなという方は、拙筆ではありますが、ちらりとご覧くださいませ。思いのほか、オンプレミス のサーバーと同等に使えます。少人数から手軽に始めるには、SharePoint Online はお手頃です。

2010年5月19日 (水)

SharePoint Server 2010 に搭載されている [正常性レポート] で次のような "サーバー側の依存関係がありません" というエラーが表示されることがあります(ベータ版のころからでることがありましたが RTM 版でも修正されていないようです)。

Dependencies%20Error%201 

説明を見ると、 「Web パーツ クラス {8d6034c4-a416-e535-281a-6b714894e1aa} が SharePoint サーバー全体管理 コンテンツ DB に見つからない」と言っています。ファームを新規にインストールしたばかりでもでるため、セットアップが間違っていたのか不安になりますが、これは単純に SharePoint 2010 側の不具合のようで、いずれ修正されるのではないかと思うのですが、、、

修正方法を探したところ次の記事を見つけました。

http://sharepointinsight.wordpress.com/2010/04/04/how-to-solve-missing-server-side-dependencies-8d6034c4-a416-e535-281a-6b714894e1aa-error/

この手順を試しただけで、確かに私の環境でも問題が解決しました。手順はごくごく単純です。

で、どうも原因だと思われることが書かれている記事はこちら (皆さん、根気よく調べてますね) 。

http://blogs.architectingconnectedsystems.com/blogs/cjg/archive/2009/12/09/Missing-Server-Side-Dependencies-_2D00_-8d6034c4_2D00_a416_2D00_e535_2D00_281a_2D00_6b714894e1aa.aspx

きっと、SharePoint  DB に実装されるストアド プロシージャーのうちのどこかがバグってるってことですね。

2010年5月17日 (月)

SharePoint Server 2010 では、Active Directory とのプロファイルの同期機能が変更されています。

  • プロパティ単位でAD から SharePoint へ、または SharePoint から AD へのいずれかの方向での更新が可能

これまで、プロファイルはADからSharePointへの一方向のコピーでしたが、SharePoint 2010 では双方向になります。ただし、誤解してはいけないのが、プロファイルが完全に双方向になっているということではなく、プロパティごとに更新する方向を指定する必要があり、指定できるのはあくまで一方向のみであるということです。たとえば、ほとんどのプロパティは従来通り AD から SharePointへの一方向での更新とし、特定のプロパティのみ SharePoint から AD に一方向に更新するように設定します。このように、プロパティ単位で更新の方向を指定できますが、指定できるのはあくまで一方向のみです。双方向指定はできません。

プロファイルの同期サービスである "User Profie Synchronization" はファームの構成ウィザードを用いても既定では開始されません。また開始には事前設定が必要です。下記の記事を注意深く読み、構成する必要があります。

http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/ee721049(office.14).aspx

が、しかし、この手順だけでも、実際に構築してみると問題があります。肝心なのは、" ファーム アカウントを SharePoint Server 2010 の Administrators に追加" 後に一度 SharePoint  2010 Timer サービスを再起動することです。これをしてから、サービスを開始しないと、うまく開始されません。

2010年5月14日 (金)

SharePoint Server 2010 が 5/12 にラウンチされましたが、弊社オフィスアイではいち早くサーバー構築や設計などのご支援をするべく、SharePoint Server 2010 の研修コースの第一弾をリリース致しました。

これまで、マイクロソフト様はじめ、様々なところでSharePoint Serve 2010 関連の無償セミナーを実施してきており、機能概要をメインに説明して参りました。お客様からのご質問などを伺っていると、いよいよ本格的に導入計画や導入提案をされている方も多くなってきておりますので、まずはサーバーの初期構成をきちんと行えるようご支援するところがはじめて参ります。

コース名 <SharePoint Server 2007 経験者向け>
サーバー管理者のための
Microsoft SharePoint Server 2010 サーバー構成と管理 [基本編]
内容

SharePoint の初期導入に必要な基礎知識を効率よく身に付けられます。特にシステム設計前にご受講頂くと最適です。

  1. SharPoint Server 2010 概要
  2. サーバー構成
  3. アップグレードと展開
  4. サーバー管理
  5. 監視

各章の項目については次のリンクをご参照ください。

対象者 SharePoint Server 2007 のご経験者の方で、基本的なSharePointの管理概念はご存じの方を対象としております。
提供形態
  • 1社向け研修 (お客様先にお伺いし、プロジェクターのある会議室等をお借りして実施させていただきます)
  • セミナー形式 (ハンズオンではありません)
金額

¥500,000 ~ (税抜)


※2日間の講師派遣費用のみの金額です
※テキスト代は別です。ご参加される人数分のテキストをご用意いたします。なお、この研修では参加できる方の人数の上限はございません(お借りするお部屋のキャパシティに依存します)

お問い合わせ

詳細については、弊社 Web サイトよりお問い合わせください。

SharePoint Server 2010 は機能が増えておりますので、まずは必要な情報を一通り把握していただくためにハンズオンではなくセミナー形式にして、ご提供できる情報量を増やしています。ハンズオンを実施ない代わりに、お客様がお持ちの実際の検証環境の構築を直接お手伝いしながら、適宜Q&A やアドバイスを行うサービスとして、「SharePoint Server 2010 検証環境構築支援サービス」もご用意いたしました。

このパッケージは、上記研修と環境構築サポートサービスを併せてご利用いただくことで、研修の価格をディスカウント致します。

今後も引き続き、SharePoint Server 2010 関連コースを充実させるとともに、 2010 が多機能であるため、ニーズに沿って詳細をご説明できるよう機能カットでのワークショップ研修(トピックを絞った、短時間研修) などもリリースして行く予定です。