現在、Tech Ed Japan 2010 に向けてデモ環境を構築する傍ら、ため込んでいる原稿の執筆などに追われています。そんななか、いろいろと SharePoint 2010 関連の資料を改めてあさっていたら、いつの間にか、TechNet サイトの"SharePoint 2010 ブラウザー のサポートレベル"に関する情報がアップデートされていたことに気づきました (つい油断して、見落としていたようです) 。
当該コンテンツは下記の通りです。
- 「ブラウザー サポートを計画する (SharePoint Server 2010) 」
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc263526.aspx
ベータのころまでは、資料ではサポートレベル1 とレベル2 に分かれていたと記憶しています。その中で、Firefox がレベル1 (フルに機能が利用できるレベル) になっているにも関わらず、ActiveX が利用できないので機能面での制約があるといった状況だったのですが、レベル分けなどが変わっています。
新しいコンテンツではレベルは次の3つで分かれています。
- サポートされている
- 既知の制限付きでサポートされている
- テストされていない
ドキュメントはかなり詳細になっているので、以前のものより役立ちそうです。ただ、実際の現場ではクライアント OS のバージョン (WebDav機能などが異なってくる)、 Office クライアントのインストール状況も含まれてくるので、注意が必要です。
SharePoint Server 2010 を利用するには、多くの方が最初に直面するであろうことが IE の対応状況です。Windows XP を利用している組織が多いので、IE のバージョンアップは課題の一つでしょう。アクセシビリティやセキュリティなど考えると IE 8 などへのバージョンアップは検討したいところです。とはいえ、既存システムとの兼ね合いなどから簡単にバージョンアップができないケースもおおと思います。Internet Explorer 6 環境での利用を検討する場合は、 株式会社セカンドファクトリーさんが対応ソリューションを出されていますので、そうしたものを検討されるとよさそうですね。
※2010.8.23 内容を一部変更しました。
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