2012年3月13日 (火)

[Tips] アップロード ボタンを手軽に作ってみよう!

たまにはSharePoint サイトの「ちょこっとカスタマイズ」をご紹介しましょう。これは Office 365 でも利用できます。

SharePoint 2010 では 「ドキュメント センター」 サイトテンプレートを使ってサイトを作成するとトップページにファイルのアップロードボタンが表示されます。このボタンはコンテンツ エディタWebパーツで作られています。

これを応用すれば好きなサイト上のページにアップロードボタンを配置し、たとえば特定のライブラリの特定のフォルダーに直接ファイルをアップロードできるようカスタマイズできます。

例) 弊社のテキスト管理サイト

File Upload Button 01

[テキストのアップロード(SP2010)]ボタンをクリックすると、次のように表示されます。任意のフォルダーをあらかじめ指定した状態でアップロードできるようになります。

File Upload Button 05

ボタンの作成方法は次の通りです。

  1. ボタンを配置したいサイトにアクセスします。
  2. [サイトの操作]メニューから[ページの編集]をクリックします。
  3. コンテンツ エディターWebパーツを配置します。
  4. Webパーツの右上の▼をクリックし、[Webパーツの編集]をクリックします。
    File Upload Button 02
  5. コンテンツ エディターWebパーツの入力エリア内にカーソルを挿入します。
    File Upload Button 03
  6. リボンメニューで [テキストの書式設定]タブを表示し、右上に表示される[マークアップ]グループにある [HTMLで編集]をクリックします。
    File Upload Button 04
  7. 次のようにコードを記述します(例: サイトに Documents というURLを持つライブラリがある例です。任意のライブラリのURLを指定しましょう)。

    <div> <button 
    onclick="javascript:OpenNewFormUrl(&#39;Documents/Forms/upload.aspx?
    RootFolder= %2FTrainingContents%2FDocuments%2FSharePoint%202010&#39;); 
    return false;" type="submit"> <nobr>
    <img alt="ドキュメントのアップロード" 
     src="/_layouts/Images/uploaddoc.png"/>
    & #160;<span>テキストのアップロード(SP2010)</span>
    </nobr></button> </div>
  8. [OK]ボタンをクリックします。
  9. Webパーツのプロパティが表示されていたら[OK]をクリックします。
  10. Webページを保存し、編集を終了します。

コンテンツ エディタ Web パーツに追加する button タグ内にはボタンクリック時に実行される JavaScript を記載します。利用する JavaScript 関数は OpenNewFormUrlです。引数には利用したいライブラリのURLを記述します。URLは相対パスで構いません。

構文1 : OpenNewFormUrl("<ライブラリのURL>/Forms/upload.aspx")

この時、uplaod.aspx にフォルダーまでのパスをクエリ文字列として渡してやることで、特定のフォルダーが指定されたアップロード画面が表示されるようになります。

構文2 : OpenNewFormUrl("<ライブラリのURL>/Forms/upload.aspx?<フォルダーまでのパス>")

最後のspanタグ内にはボタンに表示したいラベルを記述します。

以上、ユーザーに特定のライブラリに手軽にファイルをアップロードしてもらいたい場合などに利用してみてください。

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