2013年7月

2013年7月16日 (火)

Web Analytics はユーザーの利用状況などをレポートするための機能として SharePoint 2010 で導入されました。しかし、SharePoint 2013 では Web Analytics サービスが単独コンポーネントとしては提供されなくなり、検索サービスの一部に変更されています。

新しい機能ではこうしたレポートに代わるものとして、[サイトの設定]ページに "人気の傾向" や "人気と検索に関するレポート" という管理メニューがありExcel ベースのレポートを生成するようになっています。

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しかし、これらのメニューはサイト コレクションの[レポート]機能をオフにすると、これらのメニューは非表示になり従来の[サイト コレクションのWeb Analytics レポート]や[サイトのWeb Analyticsレポート]が表示されます。

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この機能をオフにする必要性はなく、むしろオンのまま運用すべきですが、管理者は意図的にオフにできてはしまいます。このうちサイトの Web Analytics レポートをクリックすると表示されるページがブログのタイトルの "UsageDetails.aspx" です。このページはアクセスできるものの、何も表示されません。

これについてはネット上でもいろいろと情報を調べていたのですが、不具合であるとマイクロソフトから聞いたなど様々な情報が飛び交っていました。

このことについては2013/7/12 付で正式コメントがマイクロソフト社の下記のMSDNブログで公開されていましたので、ご紹介しておきます。結論から言えば、このページにアクセスすることはサポートされないということです。アクセスできたとしても。。。です。わかりづらいですね。ちなみに、似たURLである "Usage.aspx" の方は引き続き利用できるようです。

ご参考まで。

2013年7月 4日 (木)

SharePoint Server 2013 の利用状況レポートについて調べておりTechNet の日本語ページと英語ページと見比べていたところ、重要な点が日本語ページから漏れていたのでここに記載しておきます。

ライブラリやリスト内のリボン メニューに[人気のあるアイテム]があり利用できると書いてありますが、リストについては "カタログ リスト" のみが対象です (※カタログは SharePoint Server 2013 Enterprise Edition でのみ利用可能です)。この点は英語ページには囲みで下記のように記載されいます。

「Usage reports are only available for Document Libraries and Product Catalog lists.」

しかし、日本語のページに記載されていないため、戸惑う方もいらっしゃると思います。ご注意ください。

※2015年11月現在、日本語のページにも記載されるようになっていたようです。bangyan さん、ご指摘ありがとうございました。

それからもう一点。サイト コレクションの使用頻度の傾向レポートを表示するのはサイト コレクションの管理者であり、サイトの使用頻度の傾向レポートを表示するのがサイトの所有者グループメンバーです。説明が入れ替わっており、明らかに間違いです。原文も間違っています。

[TechNet]