Microsoft 365 アーカイブ機能はストレージコストを低減するためのアプローチの一つです。
利用頻度が著しく下がった SharePoint サイトは、そのまま放置しておくとストレージコストが増大していくだけです。そこで、使わないのであれば、削除するという選択肢もあるわけですが、何らかの理由で削除まではできない場合もあります。そこで利用したい機能がアーカイブです。
基本的には SharePoint のテナントレベルの管理者がサイト単位でアーカイブできるようになっています。アーカイブされたサイトのコンテンツは再アクティブ化されるまで内容を表示することはできなくなります。アーカイブされたサイトのコンテンツの検索は可能ですが、検索結果をクリックしても内容が表示されることはありません。Copilot からも参照はできなくなるため、古くて間違った情報を参照させないように制御するのにも利用できます。
なお、OneDrive (Business) は対象外です。
アーカイブしたサイトのコンテンツにアクセスするには再アクティブ化が必要ですが、過去7日以内にアーカイブされたサイトはすぐに再アクティブ化できます。7日を超えている場合は、再アクティブ化に最大24時間かかることがあります。また再アクティブ化後は4か月経過しないと再アーカイブはできません。
[アーカイブ] SharePoint 管理センターの「アクティブなサイト」から操作する
[再アクティブ化] アーカイブされたサイトの再アクティブ化は SharePoint 管理センターの「アーカイブされたサイト」から行います。
ファイルレベルのアーカイブ
2026年3月末から新機能としてファイル レベルのアーカイブはサイトのユーザーがアーカイブをファイル単位で行えるようになっています。現在、パブリック プレビューです。
やったー!
— HIRANO Ai | MVP 👉 ❤️ SharePoint (@ai_yamasaki) April 2, 2026
Microsoft 365 Archives のファイル レベルのアーカイブ機能がロールアウトされてきた。
ちなみに、事前にテナントレベルで PowerShellで有効化しておく必要がある。
これができるようになると、半年後くらいに予定されている Microsoft Purview… pic.twitter.com/dH0RhiBnaE
料金
アーカイブストレージにかかる料金は、アーカイブされたストレージ容量と SharePoint の現在利用されているストレージ容量とが、テナントでプールされている容量制限を超えた場合にのみ課金されることになります。
テナントの既存プール容量を超えなければ課金されることはありません。2025年3月までは再アクティブ化時に課金されていましたが、2025年の3月末以降はこの課金の仕組みは撤廃されています。
料金の詳細は下記のリンク先を参照してください。
Microsoft 365 のドキュメント処理の従量課金制の価格 | Microsoft Learn
設定
Microsoft 365 アーカイブはすでに説明した通り従量課金制であり、これを利用するにはテナントに対して Azure のサブスクリプションの紐づけが必要です。
- ドキュメント処理の従量課金制を設定する | Microsoft Learn
- Microsoft 365 アーカイブを設定する - Microsoft 365 Archive | Microsoft Learn
ファイル レベルのアーカイブを行う場合は、テナントレベルでこの機能をアクティブ化する必要があります。これには SharePoint 管理シェル(16.0.26714.12000以降)を使用します。
Set-SPOTenant -AllowFileArchive $true
詳細は次のリンク先を参照してください。
Microsoft 365 アーカイブを管理する - Microsoft 365 Archive | Microsoft Learn



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