2014年6月

2014年6月 9日 (月)

Lync 2013 ベースの Silverlight アプリケーション開発を行う際に localhost サーバー上では Lync コントロールが表示されるのに、それ以外のサイト上でホストすると正しく表示されません。

Lync 2013 から仕様が変更されており、Silverlight アプリケーションをホストするWebサイトを信頼するサイトとして登録するために、クライアント側のレジストリーを追加しないと、任意のWebサーバー上で Lync コントロールが表示されないようになっています(IEの信頼済みゾーンへの追加ではありません)。

レジストリに関する情報は下記のURLにある "Application trusted site list" に記載されています。

具体的には、まず、Lync 2013 クライアントが実行されているコンピュータに次のレジストリキーを追加します。たとえば、SharePointサイトのURLが https://sp2013-a.contoso.com である場合は次の通りです。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\Lync\Security\Trusted Sites\sp2013-a.contoso.com

このキーに次の値を追加します。

  • HTTPSでアクセスする場合 : "https" = dword:1
  • HTTPでアクセスする場合 : "http" = dword:1

2014-06-06 16-26-38

こうしたレジストリ情報はActive Directory のグループポリシーで配布可能です。マイクロソフト社の安納さんが書かれている次の記事が参考になります(ちょっと古い記事ですが)。

 

 

2014年6月 6日 (金)

SharePoint上で Silverlight アプリケーション をホストする Webパーツ開発をしている際に、XAPファイルがキャッシュされ最新バージョンに更新できなくなることがあります。これは単純に IE 設定でのキャッシュ削除だけでは対応できません。

クライアントのブラウザーが常に最新バージョンを取得するように調整するために、ASPXファイル内のパラメータに新しいタイムスタンプか最新バージョンを追加する必要があります。

独自にWebパーツを開発しており、その中で Silverlight アプリケーションをホストする場合は、次のようにパラメータを追加します。

<param name='source' value='/sites/SolutionDev/Shared Documents/MyApp01.xap?ver=2.0.0.0' />

SharePoint ビルトインの Silverlight Webパーツを利用している場合は、Webパーツのツールウィンドウから [構成]をクリックします。

表示されるURLに ?ver=<バージョン番号> を指定します。

 


[参考]