2014年11月11日 (火)

[SP2013] PowerPivot 関連の Health Analyzer による警告やエラーへの対処

SharePoint 2013 上に PowerPivot のアドインを追加し、SQL Server PowerPivot Service Application を構成すると、Health Analyzer に次のような警告やエラーが表示されることがあります。

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まず警告として表示される「PowerPivot: セカンダリ ログオン サービス(seclogon)は無効になっています」への対処方法です。

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表示通り SharePoint サーバー上のセカンダリ ログオンサービスを開始するようにします。既定ではサービスが開始されていません。

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続いて、エラーとなっている「PowerPivot : MidTier プロセス アカウントは、関連付けられているすべての SPWebApplication に対して 'すべて読み取り' 権限を持つ必要があります」に関する対応方法です。

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まずサーバー全体管理サイトから PowerPivot サービス アプリケーション (Defaul PowerPivot Service Application) のサービス アカウントを確認してみると、私の環境では - SharePoint Web Services System アプリケーション プールが使われており、既定のファームアカウントである spfarm となっています。PowerPivot の構成ツールで構成する場合は、これが既定値です。

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Web アプリケーションのユーザーポリシーを確認すると、spfarm はありません。

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それならばと、この spfarm アカウントをここに追加しようと思うところですが、ファームアカウントを追加してもエラーメッセージは消えません。ファームアカウント以外のアカウントを PowerPivot のサービス アプリケーションのアカウントに変えておく必要があります。ちょうど私の環境では、サービス アプリケーションのアカウントは基本的に spservice というアカウントを使うように構成しているので、PowerPivot のサービス アプリケーションの設定をこれに変更します。

Default PowerPivot Service Application のプロパティを開きます。

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次に、アプリケーション プールを spservice アカウントを使っている「SharePoint Web Services Default」に変更します。※どのアプリケーション プールを使用するかは、環境によって指針が異なります。推奨というわけではなく、あくまでも、私の検証環境の場合は以下のように設定しているということでご理解ください。

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以上で完了です。 これで、Health Analyzer の当該メッセージは消えてくれるはずです。

 

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