2015/11/18 付で、SharePoint Server 2016 Beta 2 が公開されました。下記 URL からダウンロードできます。
関連記事は下記のブログに公開されています。
これに伴い、TechNet の SharePoint Server 2016 情報についても更新されています。
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以前公開されていた Preview は実質 Beta1としての位置づけであり、このビルドが Beta 2となっています。Preview では、未実装の機能が多かったのですが、Beta 2 でほぼ製品に近い形になっているはずなので、アナウンスされていた機能が色々と試せるようになっています。
いずれにしても英語がほとんどなので、取り急ぎ、上記ブログに書かれている内容を元に Beta2 での更新情報を下記にピックアップしておきます。
- プロファイルの同期
SharePoint 2013 までは、Active Directory からの一方向の直接インポートまたは SharePoint 内に独自実装されている Forefront Identity Manager の同期コンポーネントを使ったActive Directory との双方向同期などが可能でしたが、SharePoint 2016 ではこれらの方法が刷新されています。SharePoint 2016 では Microsoft Identity Manager 2016 を使った双方向同期のみとなっています。
Beta2 から、この MIM 2016 を使った同期が利用できるようになります。 - Data Loss Prevention (データ損失防止)
Beta 2 では、強化された DLP 機能が含まれます。DLPとは、コンプライアンス責任者や法的監査の目的で使われる機能であり、SharePoint での DLP では、サイト内に保存された機密情報や個人データがあれば、それらを検出する機能です。Office 365 の SharePoint Online に先に実装されています(ただし、利用できるプランは限られています)。SharePoint Online の DLP の概要は「Evolving Data Loss Prevention in SharePoint Online/OneDrive for Business and Office applications」が参考になります。 - プロファイルのリダイレクト
Office 365 上では、オンプレミスでいうところの個人用サイト(プロファイルページ) が Delve というページになっています。SharePoint 2016 は Office 365 との相互運用ができるようハイブリッド シナリオがいろいろと用意されていますが、その一つにプロファイルのリダイレクトがあります。
オンプレミスでも Office 365 でも共通のプロファイル情報にアクセスできるよう、オンプレミスの環境からプロファイルを閲覧する場合に Delve ページにリダイレクトできるよう構成できます。これも Beta 2 から利用できるようになったようです。 - 拡張可能なハイブリッド アプリ ランチャー
Office 365 に既に導入されているアプリランチャーが SharePoint 2016 でも利用できます。このアプリランチャーは、機能拡張ができるようになっているのですが、Beta2 から利用できるようになっています。
SharePoint Server 2016 に関するフィードバックは、下記の通りとなっており、Suggestion Box や Twitter 等でも可能になっているようです。
We also welcome feature requests and feedback via the SharePoint Server Suggestion Box on UserVoice, @SharePoint on Twitter and in the comments below. We’re eager to hear your feedback and use it as we continue to drive towards our final release in 2016.
追加情報はまた、機会を改めて。
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