Microsoft の Stefan さんのブログによると "SharePoint Server 2016 の製品サービス ポリシー" が従来の SharePoint とは大幅に異なるとのこと。
Updated Product Servicing Policy for SharePoint Server 2016
まず、 SharePoint Server 2016 ではサービス パックをリリースする予定はない ということです。
これに伴い、メインストリーム サポート期間中は毎月 CU または PU をリリースします。原則はベースラインとなる PU から 1年間ごとにサポート期間が変わるため、平たく言えば、最新の CU または PU を継続的に適用する必要があるということです。
製品サービスポリシーのタイムラインは次の通りとなっています。
SharePoint Server 2016 |
Support End Date |
RTM (16.0.4351.1000) – April 2017 Public Update |
4/30/2018 |
May 2017 Public Update – April 2018 Public Update |
4/30/2019 |
May 2018 Public Update – April 2019 Public Update |
4/30/2020 |
May 2019 Public Update – April 2020 Public Update |
4/30/2021 |
May 2020 Public Update – April 2021 Public Update |
4/30/2022 |
May 2021 Public Update – all future Public Updates |
7/14/2026 |
SharePoint 2013 までは 「Windows OS レベルのパッチ適用はするが、SharePoint のパッチ適用は全く行わない」という方針をとっている企業も多いようです。しかし、SharePoint Server 2016 では更新プログラムのサイズも小さくなり、ゼロダウンタイムパッチングも可能になりました。またクラウド上の SharePoint Online ほど急速には変化しないものの、適宜機能拡張も行われているため、段階を経ながら SharePoint Online に近い環境を手に入れることができます。そういった観点からも、SharePoint Server 2016 では更新プログラムの適用を積極的に行っていく運用体制づくりが欠かせなくなっています。