昨日、SharePoint Online の Column Formatting 機能について説明しました。
これに関して少し追加情報を掲載しておきます。
Webブラウザーの違い
Column Formatting で見栄えを変更できるわけですが、Internet Explorer 11 で表示すると、少し表示がずれます。具体的にはセルの上方に文字が配列されます。
これが、Edge や Chrome では基本的に(一部は上部に配置されますが) 、中央に文字列がバランスよく表示されます。
リストのテンプレート化
試しにリストをテンプレート化しても利用できるものなのか念のため確認しましたが、問題なくそのまま表示できました。
CSS関数は利用できない
Use column formatting to customize SharePoint によると background-image プロパティも対応しているのですが、ここにグラデーションを設定できるのか試そうと linear-gradient 関数を適用してみました。しかし、これがはじかれてしまう。
エラーメッセージを見ると、「次の文字を含めません " ( : & ; ! . " 」とあります。なるほど、CSS 関数は今のところそのままは利用できないようです。
モダン ページのリストビュー Web パーツで利用できるか
モダン ページで新たに "リスト ビュー" Web パーツがプレビューではあるものの、利用できるようになっています。が、まだこの辺の機能は対応していませんね。Webパーツでは列の書式は適用してくれないため、直接リスト(もしくはライブラリ)にアクセスしなくてはいけません。
まだプレビューで、これから機能が充実してくるということなので、いろいろ機能が使えるようになってくるとようやくサイト全体をクラシック表示から完全にモダン表示に移行できるんですけどね。
来年予定されている SharePoint HUB 機能ですが、今のところDemoを見ている限り、クラシックUIの既存サイトも Hub の傘下に追加できるのですが、これをやると既定でトップページなどがモダン表示に強制的に変更されていました。それもあり、モダン表示の機能が充実してこないと既存のサイトの Hub への参加というのは現実的ではないわけです。
まぁ、多くのものがプレビューですから、将来の運用やサイト設計を十分に考えておく時期ととらえておくのがよいと思います。
と、ここまで追加の検証結果でした。
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