2018年1月

2018年1月18日 (木)

前回の記事に引き続き Microsoft Bookings を使い始めてみます。おそらく Microsoft Bookings ってなんだ? という方も多いと思うのでどんな感じで使えるものか、把握できれば良いなぁと思います。

さて、一通りの事前設定が終わったらアプリ一覧から Microsoft Bookings にアクセスすると、次のような画面が表示されます。URLは https://outlook.office.com/owa/?path=/bookings となっているので裏は Exchange Online の管轄なんですね。個人の予定と調整する必要があるので、こうなっているようです。

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ということで、一通りの概要説明を確認したところで[今すぐ入手する]をクリックします。するとセットアップ画面が表示され、会社の商号や業種を入力するよう促されます。

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必要な情報を入力後[続行]をクリックします。

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しばらくすると Microsoft Bookings の管理画面が表示されます。

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あとは、企業の営業時間、スタッフやサービスなどの登録をしてから、予約ページを発行するというのが基本的な流れです。

まず企業情報を登録して、、、

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次にスタッフを登録して、

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提供するサービスなどを登録してスタッフを割り当てて、、、

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たとえば、スタッフの予定を確認したりします。

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ちなみに、簡易的な顧客情報管理もできます。

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あとは必要な設定が済み次第、予約ページをインターネットに公開するだけです。[保存して公開]をクリックすると、予約ページが自動生成されて公開されます。公開したURLを メールやFacebookに共有したり、どこかのWebサイトにIframe   タグで埋め込んだりできます。

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テスト的に公開してみた画面は次の通り。

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ところで、Bookings の使いどころですが、スタッフごとに時間を抑えていくスタンスであるため弁護士や税理士などの事務所での面談予約とか、ヘアサロン、マッサージ、鍼灸の予約とかそういったものに向いているようです。だからこそ、当初は小規模組織をターゲットにした Office 365 Business Premium で提供されていたと言えます。

ちなみに弊社のように研修サービスなどを行っていると、オープンコース予約に使えないのかなぁとも考えましたが、特定のサービスを特定の日に公開する機能がないため、こうした使い方はできませんね。目的のサービスに関して、特定の日の、特定もしくは任意のスタッフの時間を抑えていくという考え方です。

Bookings に関するその他の情報は Microsoft TechNet Blog にも公開されていますのでご参考まで。

Office 365 の予約管理アプリである Microsoft Bookings は次のサブスクリプションで既定では有効になっています。

  • Office 365 Business Premium
  • Office 365 Education A3, A5

現在は Office 365 Enterprise E3 または E5 でも無料で利用できるようになっていますが、既定ではオフであり、追加設定が必要です。

で、この設定手順の掲載場所を探すのが手間取ったので備忘録です。具体的な資料は下記の場所にありますが、英語のみです。

Get access to the Office 365 Business apps for Enterprise subscriptions

必要な設定を要約すると Office 365 のテナントレベルで有効にしたあと、フリーのアドオンとして追加しないといけません。その後、ライセンスをユーザーに付与します。

まず Office 365 のテナントレベルの設定ですが、Office 365 管理センターから[設定]>[サービスとアドイン]の順にクリックし、Bookingsを有効にします。

続いて、アドオンを追加します。通常、アドオンは有料ですが、Bookings は無料です。手続き上、支払いのページにアクセスさせられますが(下記動画では省略しています)、もちろん0円です。

以上の設定が終わったら、あとはユーザーアカウントにライセンスを付与します。

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ということでまずはここまでが、事前設定です。

ライセンス付与されたユーザーは https://www.office.com/ にアクセスすると利用できる「すべてのアプリ一覧」に Bookings が表示されるようになります。

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ということで、本記事はここまで。

 

2018年1月13日 (土)

Office 365 ロードマップを確認していたら、2018/1/12 付けで 開発中の「新しいSharePoint Online 管理センター」に関する情報が更新されていました。

2018/1/22 から First Release に対してロールアウトを開始だそうです。

現在プレビューを申し込んだテナントにしか展開されてませんし、まだステータスは In development ではありますが、もともと2018年1月にリリース予定でしたから、より広く利用できるようになりそうです。最初は利用できる機能は少ない状態になるでしょうが、正式にリリースされれば、時間とともにより機能が充実していく予定となっています。

楽しみですね。

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以前書いた関連記事はこちら