どうやら知らない方が多いようなので、ここでご紹介!
昨年発刊された書籍で、現 Microsoft 社の CEO であるサティア・ナデラ氏が書かれている「Hit Refresh マイクロソフト再興とテクノロジーの未来」というのがあります。リンク先は日本語訳されているもので、日経BPさんから出てます。翻訳自体もとても質が高く読みやすいです。
ちなみに原書は次の通りで、2017年9月26日に発売されました。
「HIT REFRESH: The Quest to Rediscover Microsoft’s Soul and Imagine a Better Future for Everyone」
サティア・ナデラ氏の生い立ちや家族のことなども書かれており、非常に興味深いのですが、副題の「マイクロソフト再興」という部分ではオンプレミスのサーバー中心だったところから、クラウド戦略に移ってきた背景など書かれています。これがなかなか面白い。社内文化をどう変えていくか、という課題にどう取り組んでいったのかが垣間見れます。
何より、現CEOが書いている書籍というのは意外と少ないもので、Microsoft社はどこに向かおうとしているのか、を知るのにも非常に有意義です。
現在 SharePoint や Office 365 にかかわっている方は、今後の展望を鑑みながら導入や運用、利活用を進めていくのにヒントになる部分も多いのではないかと思います。
未読の方には是非、ご一読されることをお勧めします!
「私が言う成長とは業績のことではない、社員個人の成長のことだ。一人ひとりが、自分の役割の中で、自分の生活の中で成長していけば、企業としても成長していく」(引用)
「何をもって成長とするのか」という点は組織や立場によって議論の余地があると思うのですが、曲がりなりにも人材育成にかかわってきた身としては、「業務効率を改善して生き生きと仕事に携われる人が増えればいいな」と思いながら研修など実施しています。体面、矜持などの人間関係にもまれながらついつい近視眼的になってしまい、もしかしたらこうした原点が曖昧になってきているかもしれない。企業はそんな想いを忘れずにいてほしいなと切に思います。
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