たまには、バリッと開発寄りの記事を書きます。
SharePoint Framework を使うとモダンサイトはもちろん、クラシックな SharePoint サイトでもクライアント サイド実行の Webパーツを独自に作成できます。
この Framework は現在はSharePoint Framework 1.7 (2018年11月リリース)が最新で、もうすぐ v 1.8 がリリースされるところまで来ています。v 1.7で追加された目玉機能の一つがプレビュー機能ではあるものの、"SharePoint Framework for Teams Tabs" のサポートです。
SharePoint Webパーツを Teams のタブとしても利用できるようにするというもの。
作り方の大まかな流れは次の通りです。
- Yeomanジェネレータ実行時に --plusbeta オプションを指定してスキャッフォルディングする
- Teams フォルダーが生成される
- 通常通り Webパーツコードを記述していく
- Gulp bundle --ship および Gulp package-solution --ship を実行する
- Teams フォルダー内のファイルを Zip 化し、Teams 側へアップロード
- アプリをタブとして追加
では、分かりにくいであろうところを少し補足していきましょう。
まず Yeoman ジェネレータですが、v1.5 から --plusbeta オプションが追加されました。このオプションを追加することでプレビュー段階の機能を試せるようになっています。Teams タブとして利用するにはこの --plusbeta オプションが必要です。
>yo @microsoft/sharepoing --plusbeta
ソリューションパッケージを Ship モードで作成すると下図の通り Teams フォルダー内に manifest.json と Teams内で使用する既定のアイコンが2つ用意されます。
このフォルダー内のファイルを手動で単純に ZIP化します。
これをTeamsのチーム所有者が下記の場所からアップロードするだけです。
アップロードが終わると、アプリ一覧に SPFx アプリが表示されます。
あとは、SharePoint サイト上で Webパーツが動作し、同じものがTeams内でも動作することを確認してみましょう。ちなみに、デモのアプリはカレント SharePoint サイト内のライブラリ一覧を取得するようにしています。Teams 内で動作させているように見えるこのアプリですが、実体となるコードは SharePoint側でホストされることになるため、同一サイトを利用しているTeamsのチーム上でも同じ結果が得られます。
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