2025年11月29日 (土)

意外と知らないかもしれないSharePoint のごみ箱の詳細

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SharePoint サイトにはごみ箱が用意されています。つい先ほど、たまたまなんとなく Microsoft サポート文書でごみ箱の説明を読んでいたら、あれそうだったの? ということが書かれていました。この資料を読んだのももう何年も前で自分が単に忘れているだけかもしれませんが、せっかくなので整理しておこうと思います。

SharePoint サイト内のコンテンツを削除しても即削除されるのではなく、いったんごみ箱に移動してからしばらくの猶予期間ののち実際に削除されるようになっています。

ごみ箱には第1段階のごみ箱第2段階のごみ箱の2種類があります。サイトコレクションの管理者だけが第2段階のごみ箱にアクセスできるようになっています。

それぞれの名称は次のようにも呼ばれます。

  • 第1ごみ箱…サイトのごみ箱
  • 第2ごみ箱…サイトコレクションのごみ箱

サイトのごみ箱

チームサイトだと既定では左側ナビゲーションからアクセスできるのが第1ごみ箱です。コミュニケーションサイトの場合はサイトのコンテンツページからアクセスできます。

サイトのごみ箱はサイト内のメンバーや管理者などのユーザーが共通して利用するところであり、他のユーザーが削除したものも確認できますし、復元できます。

次のスクリーンショットはサイトのごみ箱です。サイトコレクションの管理者としてサインインしているため画面下部には「第2段階のごみ箱」へのリンクが表示されています。

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サイト コレクションのごみ箱

ユーザーがサイトのごみ箱からさらに削除したりサイトのごみ箱を空にすると、いきなり削除ではなく第2段階のごみ箱であるサイトコレクションのごみ箱に移動します。これによってユーザーが間違って削除した場合でも、サイト コレクションの管理者であれば復元できる可能性があるわけです。このようにサイトコレクションのごみ箱はユーザーによる誤操作を救済するセーフティーネットになっています。

とはいえ、ユーザーがサイト内のアイテム(ファイルやフォルダーを含む)を削除するとゴミ箱に移動し、いずれのステージのごみ箱にいても削除してから93日間保持されたのち完全に削除されるようになっています。サイトのごみ箱からサイトコレクションのごみ箱に移動したからといって、93日というカウントダウンがリセットされることはありません。

ちなみに、93日というのは1か月を31日で換算して3か月間保持するということです。

ごみ箱の容量

ごみ箱内の容量もサイトの容量消費としてカウントされるようになっています。ただし、サイトのごみ箱の容量はストレージ使用量のメトリックス含まれます。しかし、サイトコレクションのごみ箱に移動しているものはサイトのストレージ使用量のメトリックスにはカウントされません。実際にサイトコレクションのごみ箱から削除されて完全削除されるとストレージ使用量のメトリックスに解放された容量が返されます。 

サイトコレクションのごみ箱の容量がクォータを超過している場合は93日を待たず古いものから削除され始めます。サイトコレクションのごみ箱のクォータはサイトコレクションに割り当てられた容量の2倍(200%)です。

たとえば、サイトコレクションのクォータが100GBなのであれば、サイトコレクションのごみ箱の容量は200GBとなります。これはサイトコレクションのクォータを超えてごみが溜まってもすぐには影響がでないようにするためのバッファーとみるべきで、最終的には200%を超えてしまえば、古いものから削除されていってしまいます。20251129_222002

バックアップ

サイトコレクション内の全コンテンツは Microsoft側で14日間はバックアップされています。そのため管理者は Microsoft のサポートに連絡して14日以内の間いずれかの時点まで戻すようリクエストできます。しかし、あくまでもサイトコレクション全体の状態を任意の時点に巻き戻すだけであり、特定のファイル、リスト、ライブラリを復元できるわけではないので注意しましょう。

なお14日以上バックアップする必要がある場合は、Microsoft 365 バックアップを利用することを検討しましょう。

参考情報

弊社の研修のご紹介

弊社では SharePoint に関する各種トレーニングをご用意しており、私がテキスト作成および講師を担当しています。SharePointに20年以上携わってきているので、これまでの SharePointの変遷、今後の展望、アンチパターンやベストプラクティスなどを交えながら Teams を使った対面形式講義を行っていまする

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