PowerPoint には以前から「デザイン アイディア」機能が搭載されており、スライドのタイトルや内容をベースに適したデザインをAIが提案してくれます。これと類似する機能が SharePoint ページ(ニュースも含む) にも「デザイン アイディア」として追加されます。
Introducing SharePoint design ideas - Microsoft Community Hub
この機能により、現在編集中のWebパーツおよびセクション内のテキストやWebパーツのコンテンツをもとにレイアウト、背景、書式、画像Webパーツを提案してくれます。次の画像はバナーWebパーツです。これもタイトルに応じて画像を提案してくれます。ただ、ストック画像内のものを探してくるため、生成AIが画像を作ってくれるわけではありません。また日本的な画像は比較的少ないので、必ずしも目的のイメージに近いものとは限りません。たとえば、「防災」とタイトルに入力したとしても日本人が考えるような防災グッズなどの画像イメージは残念ながら現時点ではなかったりします。それでも自分でストック画像から画像を探すことを考えると、はるかに素早くコンテンツを見つけられます。
ちなみに、英語でなくとも日本語も対応していますが、試すと英語の方が認識しやすいときもあるようです。たとえば、「さそり座」と入力しても星に関する画像は提案してくれませんでしたが、「Scorpius」と入力すると星にまつわる画像を提案してくれました。この辺りはだんだんと改善されていくといいですね。
デザイン アイディアにアクセスするには画面右端の✨した星のようなアイコンをクリックします。ちなみに、この部分はデザイン アイディア コンテンツ ペイン ピボットと呼ぶようです。デザイン アイディアが利用できるセクションや Webパーツで現在作業していると、このアイコンの右上に赤い●が表示されます。
現在、初期リリースとして次の条件を満たすセクション内のコンテンツのみ対応しています。
- 1つのバナーWebパーツ
- 3つまでのテキストWebパーツ
- 3つまでのテキストと画像Webパーツ
- 1つの空のテキスト Webパーツ
次のスクリーンショットはセクション内に空のテキストWebパーツが1つ追加されている状態です。サンプルコンテンツとともにデザインアイディアとして背景色やフォント、色などが提案されます。
また次のスクリーンショットのセクションでは画像Webパーツが1つとテキストWebパーツを配置しています。
ですから、ニュースWebパーツやリンクWebパーツ、Stream Webパーツ、ファイルとメディア Webパーツなどを配置している場合はデザインアイディアを提案してくれません。次の図ではセクション内にテキストWebパーツとリンクWebパーツを配置しています。この場合デザイン アイディアは空です。
今後のアップデート
現時点ではいくつか製薬はあるものの、今後まだ追加機能が出でてくる予定であるようです。たとえば、新しいWebパーツに対応した追加機能と機能やWordドキュメントをコピーした場合などのように長いテキストに対するコンテンツ更新の提案などもしてくれるようになるとのこと。
今後のアップデート情報にぜひ注目しておきましょう。
ロールアウト
この機能のロールアウト予定は次の通りです。
- 2024年8月~9月末まで