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2022年2月24日 (木)

SharePoint サイトの Home.aspx はサイトのページライブラリに格納されており、これが各サイトのホームページとなっています。このファイルはサイトの編集アクセス許可レベル以上ある場合は、削除できてしまいます。

削除してしまうと、いざサイトにアクセスしようとしたときに 404 Not Found エラーが表示されファイルが見つからないといわれます。

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ですが、サイトが壊れたわけではなくホームページが見つからないといわれているだけなので、慌てずに対処しましょう。ですが、ファイルがごみ箱に移動しているので、速やかに対応しないと3か月ほどたつと完全削除となってしまうのでご注意を! 

さて、こんな時に覚えておきたいのがごみ箱に直接アクセスできるURLです。

ごみ箱の URL は次のように決まっています。

<サイトのURL>/_layouts/15/RecycleBin.aspx?view=5

ちなみに、サイトコレクションの管理者 (サイトの管理者)は第2のごみ箱にもアクセスできます。もし、ごみ箱からさらに削除されてしまっているような場合は、最悪ここから復旧できるかもしれません。ここは時間との兼ね合いでしょう。このURLは末尾のパラメータが13 です。

<サイトのURL>/_layouts/15/RecycleBin.aspx?view=13

 

ちょっとしたトラブルも冷静に対処したいものです。

2022年2月13日 (日)

SharePoint Syntex は SharePoint サイト内のドキュメント ライブラリに格納されるファイルを AI によって解析して、ファイルを識別し、メタデータを抽出したり、コンテンツタイプを判別して自動的に適用できるサービスです。2021年の1月に.NETラボ勉強会で概要などを説明しているので、SharePoint Syntex のご存じない方はそちらも参照してください。

[.NETラボ勉強会] SharePoint Syntex についてのセッション録画および資料公開 (weblogs.jp)

この機能を利用するには追加契約 (Office 365 ライセンスへのアドオン)が必要で、月額ユーザー当たり540円 (年間契約)となっています。ライセンスの詳しい情報は下記に公開されています。

SharePoint Syntex | AI コンテンツ サービス | Microsoft 365

モダンテンプレート機能 (コンテンツ アセンブリ)

さて、この SharePoint Syntex に新たな機能として「モダン テンプレート (最新のテンプレート)」機能が追加されました。

多くの組織ではファイルは一から作成するのではなく既存ファイルを部分的に修正して再利用することが多いものです。このことを踏まえて、マイクロソフトは SharePoint Syntex に「コンテンツ アセンブリ」という概念を導入し、新たなドキュメント作成のアプローチとして Word ファイル生成時にリストやライブラリの列の情報を再利用できるように「モダン テンプレート」を追加しました。この機能が利用できるのは SharePoint Syntex のライセンスを持つユーザーだけです。

Microsoft のコンテンツ アセンブリを使用してドキュメントを作成SharePoint Syntex | Microsoft Docs

この機能が利用できるとき、ドキュメントライブラリの[新規]メニューに[新しいドキュメント テンプレート]が表示されます。

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これをクリックするとローカルPC上のファイル選択画面が表示されるため テンプレートとして利用したい Word ファイル (.docx)を選択します。すると次のようなテンプレート作成画面が表示されます。手順はビデオを参照してください(音声なし)。

ビデオ内でもあったようにテンプレート内にプレースホルダーを追加できるのですが、選択肢は「ユーザーがテキストまはた日付を選択する」または「リストやライブラリの列を選択する」の2つです。

リストやライブラリの列を選択するとき、参照列は選べないので注意しましょう。利用できる列の種類は現在のところ次の通りです。

  • 1行テキスト
  • 複数行テキスト
  • 場所 
  • 日付と時刻
  • 選択肢
  • はい/いいえ
  • ハイパーリンク
  • 通貨
  • 数値
  • ユーザーとグループ
  • 集計値

テンプレートを公開したら、このテンプレートからファイルを生成します。この時、編集できるのはプレースホルダーのみです。これも手順をビデオにしています。

プレースホルダーの値を入力するときリストを使っている場合は便利な挙動をしてくれます。同一アイテムの列をプレースホルダーとして複数している場合は、一つアイテムを選ぶと自動的に他の列の値も充填してくれます。

例えば、この例だと、受講者名を選ぶと組織名も一緒に充填される。コース名を選ぶと開始日と終了日が一緒に充填されます。

保存した結果生成された Wordファイルは次の通りです。

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今後の展望

現時点ではリストやライブラリの列の再利用のみですが、今後、3rdパーティが提供するデータなども取り込めるよう機能を拡大していく予定となっているそうです。詳しくは次の YouTube をどうぞ。

2022年2月 9日 (水)

2021年11月に Office Script にボタン機能が登場しました。

Announcing buttons for Office Scripts: Run scripts with a workbook button - Microsoft Tech Community

Office Scripts は 次のライセンスを持っているユーザーが利用できる Excel for the web (Excel の Web版)で利用できるスクリプトであり、OneDrive for Business や SharePoint サイトに保存した Excel ワークブック上でスクリプトを書いて実行します。使用する言語は基本的に TypeScriptです。テナントの管理者によってはこの機能をオフにしてあることがあるので、自分の組織で利用できるかどうかは確認しておきましょう。

  • Office 365 Business
  • Office 365 Business Premium
  • Office 365 ProPlus
  • Office 365 ProPlus デバイス用
  • Office 365 Enterprise E3
  • Office 365 Enterprise E5
  • Office 365 A3
  • Office 365 A5

ちなみに、Office Scripts に関しては過去に次のような記事も公開しています。

[Office Scripts] Excel 内のデータを使って SharePoint ライブラリのプロパティを自動設定しよう

SharePoint のドキュメント ライブラリでは任意のプロパティを持たせることができます。

このスクリプトの実行は、上記記事でも紹介したように Power Automate から呼び出すことができるためExcel 外部からデータを渡して、Excelワークシート内にデータを挿入していくことなどが可能です。これに加えて、先に紹介したブログにあるように新たに Office Scripts を Excel シート内に配置したボタンから呼び出せるようになったのです。

[参考] Create a button to run an Office Script (microsoft.com)

簡単なコードで試してみました。今回は OneDrive for Business に作成した Excel ファイルをブラウザーで開き、[自動化]タブからスクリプトを用意します。今回は簡単なおみくじ機能。この例では "おみくじ" という名前で保存しています。

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さて、シート内でボタンを配置したい位置付近の任意のセルを選択したら、コード編集ペインから ... をクリックして[ボタンの追加]をクリックします。

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これでシート内にボタンが追加されます。見た目などはボタンを右クリックすると変更できます。

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では実行してみましょう。※ちなみに、今日の運勢の横に表示される絵文字は単に Excel の式で書いているだけで、Office Scripts はつかっていません。

SharePoint 上のページに埋め込めるのか? 

Excel ファイルはファイルビューアー Webパーツを使えば SharePoint 内のページに埋め込めます。また Excel for the web の共有機能を使えば埋め込みタグを生成できるので、これを埋め込みWebパーツに配置することもできる。では、こうしたページ内からボタン スクリプトは実行できるのだろうかと実験してみました。

が、残念ながら動きませんでした。まぁ、欲を言えば、ボタンクリックで Power Automate のフローが呼べるといいなぁと個人的には思っています。Power Automate からは呼び出せますが、逆が手軽にはいかない。。。

ボタンの削除

ちなみに、このボタンの削除ですがスクリプトの[共有停止]で削除されます。

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つまり、ボタンを追加したときに、共有されているということですね。なるほど。では、どのように共有されているのか? と確認してみると Office Script ファイルの実体が格納されている OneDrive for Business 上のファイルの共有リンクが生成されています。既定では組織内のすべてのユーザーがこのファイルにアクセスできるようになっています。

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ファイルの共有

試しにファイルを共有し、他のユーザーでファイルにアクセスしてみます。このスクリプトは Excel ワークシートに直接書き込むことになるため、閲覧のみの権限だとボタンを実行することができません。編集が可能な権限を付与する必要があります。実際に実行しようとすると、毎回、このスクリプトの実行許可を求められます。Allow または 許可をクリックすると実行できます。

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なお、Excel ファイルを複数ユーザーで同時編集しているときもボタンを押すことができません。

 

Windows 版の Excel 上からの実行


スクリプトおよびボタンの追加は Excel for the web 上から行う必要がありますが、新機能として2022年1月26日付で、Microsoft社の Office Insider サイトのブログに "Run your Office Scripts using a button in Excel for Windows (Windows版Excelのボタンを使ってOfficeスクリプトを実行する)"  という記事が公開されました。

Office Insiders

Become an Insider: be one of the first to explore new Microsoft 365 features for you and your business.

ボタンによるスクリプト実行は Webブラウザー上からはだけでなく Windows版の Excel からも行えるようになる!

ただし、この Windows 版の Excel からの呼び出しは、2022年2月現在 Office Insider の Beta Channel Version 2202 (Build 14922.2000)以降に限定されており、まだ正式リリースではありません。また、現在順次ロールアウト中とのことで、まだ私の環境では試せていません

確認が取れ次第、この記事は、適宜アップデートしたいと思います。

 

2022年1月27日 (木)

前回の記事では Viva ラーニングの概要について説明しました。

Microsoft Viva ラーニングとは? (weblogs.jp)

今回は Viva ラーニングに SharePoint 上のコンテンツを公開する方法について説明しようと思います。

Viva ラーニングでは SharePoint サイト上の次のコンテンツを公開できるようになっています。

  • Word, PowerPoint, Excel, PDF ファイル
  • オーディオファイル (.m4a)
  • ビデオ (.mov, .mp4, .avi)

事前準備

最初に Microsoft 365 の管理者または知識管理者の役割を付与されたユーザーが Microsoft 365 管理センター上から SharePoint をプロバイダーとして利用できるように設定する必要があります。Viva ラーニングにコンテンツを公開するための中央サイトとして利用するサイトが必要となるため、新規にチームサイトまたはコミュニケーションサイトを作成しておくとよいでしょう。新規に作成したほうが権限管理が煩雑になりにくいためです。

Microsoft 365 管理センター上の[管理]>[組織設定]の順にアクセスし、[Viva Learning]をクリックします。ここから SharePoint の項目をチェックし、事前に用意したサイトのURLを指定して[保存]します。

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これにより指定したサイトに Learning App Conetent Repository という名前のリストが自動生成されます。ここに、Viva ラーニングに公開したい任意のサイトのドキュメント ライブラリまたはフォルダーの共有リンクを追加します。動画などは SharePoint の制限付きビューの権限を付与した状態でリンクを公開すると勝手にファイルがダウンロードされることが防止できます。なお、このリストに対する閲覧権限をユーザーに付与しておかないと Viva ラーニング上に公開されないので注意してください。

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リストに登録したライブラリ側では 1行テキストの列を Description という名前で追加します。あとは、ファイルをアップロードしプロパティを編集するときにタイトルとDescription (説明)を指定します。

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設定が反映されるまで半日程度かかるので、設定したら一晩寝かせましょう。権限を変更した場合なども同様です。

利用方法

あとはコンテンツを利用するだけとなるのですが、ここまでの手順を振り返りつつ使い方をビデオにまとめているのでご確認ください。

2021年11月25日 (木)

Microsoft Teams の録画の保存先はチャットの場合は録画を開始した人の OneDrive for Business、チャネル内での会議はチームに関連づく SharePoint サイトです。

自分が参加した会議の録画を一覧表示したいときには SharePoint の「強調表示されたコンテンツ」Webパーツを使うと便利です。この Webパーツは検索機能を使って SharePoint サイト上から様々な情報を収集できますが、特に「カスタム クエリ」を指定することで柔軟に目的のコンテンツを取得することが可能です。表示されるカードをクリックするとビデオが再生できます。

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この Webパーツのソースとして「すべてのサイトコレクション」を指定するとサインインしているユーザーが閲覧できるすべてのサイト上のコンテンツが検索対象になります。ここには OneDrive for Business も含まれます。検索機能が利用されるときには常にアクセス権限は保持されるため、複数サイトから情報を収集するといっても見えるべきではない情報は検索結果としては表示されないことを覚えておくことが重要です。

さて、次に指定するのがクエリテキストです。ここに次のように指定することで会議の録画のファイルのみを検索機能で取得できるようになります。

ProgID:Media AND ProgID:Meeting

あとは並べ替えの条件で「最終更新日時」などにしておけば、最新の会議の録画の順に並ぶことになります。Webパーツへの表示件数もWebパーツのプロパティで指定できるため最新の録画 10件を表示するといった設定にできます。

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指定した件数以上の録画を確認したければ Webパーツに表示される「すべて表示」をクリックしましょう。


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こうしたWebパーツを SharePoint ホームに追加しておき、Viva コネクションを構成しておけば Microsoft Teams 内からもいつでも参照できます。

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[参考]

Automatically apply a retention label to retain or delete content - Microsoft 365 Compliance | Microsoft Docs