カテゴリ「SharePoint 2013」の117件の投稿 Feed

2016年1月25日 (月)

既にご存知の方も多いと思いますが、SharePoint Server 2013にセキュリティ更新プログラムである MS16-004 をインストールすると、SharePoint サイトのリストビューが正常に表示されなくなる問題が発生します。たとえば、下図のようにエラーが表示されます。

2016-01-28 16-13-06

この不具合は、2016年1月の CU で修正されます。

本件に関して、Microsoft 社の Stefan Goßner さんのブログにもう少し掘り下げた記事が記載されていますので、かいつまんでご紹介しておきます。

--要約---

セキュリティ修正プログラムには、ローカライズされたコンポーネントとローカライズされていないコンポーネント(SharePoint Foundation レベルの基本コンポーネント)の更新内容が含まれる。これらのファイルは、個別の MSPファイルからそれぞれインストールされる。しかし、この修正プログラムにはローカライズされたMSPファイルが含まれていない。

最小限の労力で問題解決したい場合は、次のURLから今回のプログラムから漏れているローカライズされた MSPを入手してインストールすればよい。もしくは、SharePoint Server 2013 January 2016 CU をインストールする必要がある。

--ここまで------

ということで、当該言語の MSPのみの入手であれば、184.3 MB なので、非常に小さいファイルのインストールで済むという話ですね。ちなみに、このブログのコメントのやり取りを見ていると MS16-004 のさらに不具合修正版は提供される予定はないとのこと。

[その他の参考情報]

2016年1月22日 (金)

以前、別ユーザーでサインインする URL についての記事を書きましたが、本件について、別件にてお問い合わせがありましたので補足情報を共有しておきます。

この記事で紹介していた別ユーザーでログインする URL を下記のようにご案内していました。

"http://<サイトのURL>/_layouts/closeConnection.aspx?loginasanotheruser=true"

これを応用して、JavaScript を組み合わせたものをブックマークなどに登録しておくと便利です。例えば次のように記述します。

javascript:location.href=_spPageContextInfo.webAbsoluteUrl+'/_layouts/closeConnection.aspx?loginasanotheruser=true

ただし、このままでは、サイト コレクションのルートにサインインすることになってしまいます。現在サインインしているサイトに別ユーザーとしてサインインするには、一工夫必要です。ということで、カレントサイトに再ログインするには、source パラメータを指定しておきます。

javascript:location.href=_spPageContextInfo.webAbsoluteUrl+'/_layouts/closeConnection.aspx?loginasanotheruser=true&source='+_spPageContextInfo.webAbsoluteUrl​

なお、この方法は SharePoint Online でも利用できます。

以上、ご参考まで。

2016年1月21日 (木)

SharePoint Server 2013 SP1 をインストール後等で、ワークフローを開始しようとすると、下記のようなエラーが表示され開始できなくなる問題が発生することがあります。

<エラーメッセージ>

アセンブリ ‘Microsoft.SharePoint.WorkflowServices, Version=15.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=71e9bce111e9429c’ からの型
‘Microsoft.SharePoint.WorkflowServices.FabricWorkflowInstanceProvider’ にあるメソッド ‘StartWorkflowOnListItem’ に実装が含まれていません。

2016-01-21-1200

このほかにも SharePoint Designer 2013 から SharePoint 2013 ベースのワークフローが作成できなくなるといった不具合もあるようです。

上記の問題は、下記の更新プログラムを適用することで修正できます。

 

Workflow Manager 2013 をホストしているサーバー上では、下記のサービスを停止し再起動した後、最後にWFE上の IIS をリセットするとよいようです。

  • Service Bus Gateway
  • Service Bus Message Broker
  • Workflow Manager Backend

なお、下記ページも情報を更新しておきましたので、ご確認くださいませ。

http://shanqiai.weblogs.jp/sharepoint_technical_note/sharepoint-server-2013-build-number.html

2016年1月 5日 (火)

皆さま本年もよろしくお願いいたします。

いよいよ 2016 年、 SharePoint の最新バージョンのリリースイヤーとなりました。本年も色々と情報を公開できるようにしたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。

さて、弊社で昨年から提供を始めましたオフィスアイ ラーニング ポータルですが、コンテンツ紹介ビデオを少しずつですが作成しております。第一弾をYoutubeに公開していますのでよろしければご覧ください。

 

 

近日中に、試用アカウントのお申込みの受け付けも開始する予定です。ご興味のある方はぜひ、弊社までお問い合わせください。

本年も皆様にとっても、幸多き一年となりますようお祈り申し上げます。

2015年10月15日 (木)

SharePoint Online を使ってディスカッション掲示板を検索する際に、検索結果にタイトルが正しく表示されないことがあります。

下記は IE 11 を使っている例です。26文字を超えるタイトルが設定されているアイテムは検索結果には ... のみが表示されています。

2015-10-14 23-27-35

ただし、Google Chrome でアクセスすると正しくタイトルまで表示されます。

2015-10-14 23-28-23

生成されているソースを調べるとタイトル部分に下記のスタイルシートが設定されていることがわかります。


.ms-srch-ellipsis{overflow:hidden;}

この設定が原因となっているようです。対処方法としては、代替スタイルシート作成し、下記のようにこの部分のみ SharePoint 標準の出力を書き直すことでうまく対処できます。代替スタイルシートは、発行サイトであればサイトの管理ページから設定できます。それ以外は、JavaScript などのクライアントAPIから設定する必要がありますので注意しましょう。※この記事では詳しい手順は割愛します。


.ms-srch-ellipsis{overflow:visible;}

 

ご参考まで。

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※注意※

あくまでも一時的な対処法です。SharePoint Online では今後、修正される可能性もあります。実際の運用では十分検証して利用してください。