更新が遅くなりました。10/19からラスベガスで開催されていた SharePoint Conference 2009 も10/22 までの期間で無事に閉幕し、私も日本に帰ってきました。色々と情報はありますが、まずは、現地で更新できなかった内容をフォローしておきます。
セッション数
カンファレンス開催期間中に実施された SharePoint セッションは 250 以上で、セッションによっては内容的には若干重なる部分もあったりするのですが、それでも日本ではなかなか得られない情報量です。内容は、やはり開発者向けのものが多かったです。システム管理をされる方にとってはちょっと情報が少な目であるように感じるかもしれませんが、まだベータ段階であることを考えると、製品の機能コンセプトをまず理解してもらうことや、新しい機能を利用した活用シナリオをイメージしてもらうにはカスタマイズの余地がどの程度かなのを知ることが重要となるため、開発コンセプトから始まる話が多いのはそういうものだろとう思っています。いまはまだ新機能や新たな機能拡張部分をいかにきちんと動かせるかが課題であると思います。パフォーマンス調整などの部分はどうしても最終調整のほうになってくるようですから、管理などに関する情報は今後徐々に増えてくると期待しています。
なお、セッション数が大変多いため、同じ時間に聞きたい内容が3,4 セッション重なってしまい、毎時間次はどれを聞きに行こうかと選択に迷い続けました。こうした状況であるため、今回のカンファレンスでは、セッション後48時間以内にストリーミングとPowerPoint のスライドを公開してくれるようになっており、少しずつ聞きそびれたセッションを時間のあるときにじっくりと聞けるようになっていますので、これは助かります(Post Conference DVD なんかですと、2ヶ月くらいかかりますからね。。。つい聞きたかった内容を忘れてしまうんですよね。。)
出展社数
カンファレンスの出展社数は約130社でした。会場は、朝食、昼食、Coffee Break タイムの会場と同じ場所になっており、食事ついでに展示場に寄れるようになっていました。各社とも、色々なノベルティを出されていて、非常に活気がありました。
ハンズアウト
今回は厚手のハンズアウトが配布されており、中には SharePoint 2010の概要がまとまっていたり、 ハンズオンラボのマニュアルなどが記載されており、なかなか有用でした。
ハンズオン ラボについて
ハンズオンラボの部屋には、2台のディスプレイに接続された SharePoint 2010の実機がずらっと用意されおり、利用者は好きな時間に実機演習を行えます。2台ディスプレイがあるのは、一方がマニュアルを見るための画面となっていてもう片方が仮想マシンとなっているためです。演習自体はがIT Pro向け (システム管理者、ユーザー向け)の内容と開発者向けの教材が用意されており、だいたいどのシナリオも60分程度のもので全部で40くらいの演習シナリオがありました。ハンズオンラボは日本の場合はトレーナーがいて、参加者がいっせいに実施する形式がほとんどですが、U.S ではSharePoint Conference に関わらず TechEd でも PDC でも参加者による完全な自習形式です。もちろん、数名のトレーナーがスタンバっているので、何かトラブルやわからないことがあれば、すぐに対応してくれます。私は自分のペースで学習するのが性に合っているので、U.S.形式のハンズオンのほうが好きだったりします。
下記の写真はケータイのカメラで撮ったのであまりきれいにとれていませんが、雰囲気だけでもと思いまして。なお、会場が狭そうに見えますが、まだ右側に同じだけ席があり、おそらく200席くらいはあったのではないかと思います。
Attendee Party
20日の夜は、参加者向けのパーティが開催されました。80's がテーマになっており、カンファレンス会場のホテルであるMandalay ホテルのプールサイドで行われました。ここで、日本から遠路はるばるSharePoint Conference にきた日本人参加者のほとんどの方にお会いすることができました。数社から来てらっしゃいまして総勢20名ほどでした(実は日本人の数がこの程度ですので、カンファレンス中は会場の広さも手伝ってあまり日本人に会うことが無かったんです。歩留まりはわかりませんが、登録者数で考えると、ざっと7000分の20ですからね)。会場は大盛り上がりで、メインステージには、バックトゥーザフィーチャーでおなじみのヒューイ・ルイス&ザ・ニュースが来ていました! 。。。といっても、実はヒューイルイスといわれても最初ピンとこず、"パワーオブラブ"の曲が始まって初めて「あー、バックトゥーザフィーチャーだ!!」となったのでした。
(望遠でとったのですが、三脚を持ってきていなかったため、ぶれてます。。。)
ホテルにて
余談ですが今回、宿泊したのはカンファレンス会場のあるMandalay Bay Hotel だったのですが、客室内のテレビのチャンネルに SharePoint Conference 専用チャンネルが設けられており、毎日のセッションスケジュールや事例紹介ビデオなどがひたすら繰り返し流れていました。部屋まで SharePoint Conference 一色です。最初はものめずらしくて、ずっとこのチャンネルをかけていたのですが、大体3周目くらいに入ると飽きてきてしまい、あとはCNNなどにチャンネルを変えていましたけど。。。
観光
最終日の22日は、セッション数がぐっと減り、参加者もぐっと減り、午前中で終わりました。そのため午後は、観光に行く時間が少し取れました。ラスベガスは生まれて初めて来た場所だったので、せっかくきたのだからと少し観光に出かけたのですが、町全体がほんと派手ですね~。いくつか写真をのせておきます。
(ライオンの口を見ると、つい頭を入れちゃう人、世界中にかならずいますね~)
夜はシルクドソレイユの "O"(オー) を見に行きました。シルクドソレイユのものはまったく見たことが無かったのですが、実際に見ると、すばらしいの一言ですね! 舞台装置といい、演技といい、音楽といい、すばらしいです。すっかり、大ファンになりました! 10:30PM開演という遅い時間ですが、会場は満席で、最後はみな、スタンディングオベーションでした!
とこんな感じで、SharePoint Conference 2009 もあっという間に幕を閉じました。 イベントも終わりましたし、いよいよ、SharePoint 2010 に関してもサービス提供できるようにしていきたいと思います。前回もブログで告知しましたが、こちらのブログでも情報を出して生きたいと思います。また弊社オフィスアイでも技術支援およびコンサルティングサービスをいち早く SharePoint 2010対応できるよう準備しておりますので、また SharePoint 2010 Ready となった時点であらためて告知いたします。引き続きよろしくお願いいたします。