SharePoint Server 2010 のデモンストレーション環境を Windows Server 2008 R2 で Hyper-V をインストールして構成していたのですが、しょっちゅう Blue Screen にでシステム全体が落ちてしまうというトラブルに遭遇しました。環境は Core i7 です。
再起動後のエラーは次のように出ます。
***ここから***
BCCode: 101
BCP1: 0000000000000019
BCP2: 0000000000000000
BCP3: FFFFFA6001843180
BCP4: 0000000000000004
***ここまで***
いろいろと数日かけて調べたところ気になる以下のKBを見つけました。
- 「 停止エラー メッセージと Windows Server 2008 R2 を実行している
Intel Xeon 5500 系列 processor-based コンピューターで、Hyper-V 役割が
インストールされている:「0x00000101 - CLOCK_WATCHDOG_TIMEOUT」」
http://support.microsoft.com/kb/975530
これは!と思い、WinDbg.exe を使い、メモリダンプを調べると次のように表示されました。
結果は、、、"ビンゴ"でした。とういことで上記のKBからHotfixを入手して事なきを得ました。。。これから環境を構築する方はご注意を。
<<追記1>>
上記の手順で治ったと思ったら、しばらくしてまた同様のエラーで落ちてしまいました。。。残念なことにHotfixだけでは治らないようです。ビンゴだと思ったのですが。。。
ちょうど、まったく同じ状況にある方のスレッドを下記に見つけまして、これを参考にBIOSのACPI C State を Disable にしてみました。
http://www.osronline.com/ShowThread.cfm?link=166635
まだ変更してすぐなので結果はわかりませんが、これで安定稼働してくれるとよいのですが。もしこのあたりで何かよい情報をおもちのかたがいれば、教えていただけると大変助かります。。。
<<追記2>>
ACPI の設定を変更後、数日経ちますが、おかげさまで安定稼働しているようです。SP 2010 パブリック ベータの検証もサクサク できるようになりました。
いつも勉強させて頂いております。
ブルースクリーンが出ると辛いですよね。。。
解決方法や良い情報では無いので申し訳ないのですが、
私の以下のSharePoint2010環境ではブルースクリーンは(今のところ)発生していません。
■ホストOS
Windows2008SP2+Hyper-V
■ゲストOS
Windows2008SP2上にSharePoint2010(スタンドアロン)
■CPU
AMD Phenom Ⅱ X4 920
Windows2008R2は、Hyper-Vのバージョンが2.0に上がるなど、かなり新しいのでデバイスドライバなどが対応出来なさそうな気がしたので、Win2008SP2のHyper-V環境で実装してみました。
lunghtaさん
コメントをありがとうございます! また、安定稼働している環境情報をありがとうございます。
結局、手元の環境も ACPI C State を Disable にした後は今のところ安定稼働してくれているので、なんとかなってはいます。それにしても、SP2010パブリック ベータの検証をするのが目的だったのに、結果的に Windows Server 2008 R2 の検証も行うことになってしまいました。。。
Windows 2008 R2 自体はいろいろと使いやすくはなっているので、すっきりと安定稼働するようになってくれると助かるんですけどね。
ちなみに、プロセッサのことは詳しくありませが、どうもIntelプロセッサ側に問題があるようですね。
ご無沙汰しております。
私も先月この件で大ハマりしました。
どうやらCPUのパワーセービングの関係で、あちこちで悲鳴が上がっているようです。
ほとんどの場合BIOSの設定変更で収まるようです。
それにしてもi7でもなるんですね。
ネハレム全般ってことなのでしょうか?
matsuさん、ご無沙汰しております。matsuさんもトラブルに見舞われましたか! CPUのパワーセービングですか、、、ACPI ってことはそうですよね。
>ネハレム全般ってことなのでしょうか?
そうなんですよね。KBをみると、"Intel Xeon Processor 5500", "Intel Core i7-800 ", "Intel Core i5-700" が該当するようです。最初は何が原因かまったくわからず、本当に苦労しました。
DELL PowerEdge T310 を使用していますが、同じ症状に悩まされました。
XEON 5500 ではありませんが起きます。XEON x3450
KB975530 をインストールし、BIOS で C state をDisable に設定したところ、ウソのように安定しました。
DELLのサポートはそんな情報は入っていないといってましたが、Fujitsuのサイトでは予防適用を含めて、Hyper-V関連の情報が充実しているようです。
何が原因かわからず、外付けの機器をすべてはずしたり本当に苦労しました。
まるちねすさん、コメントおよび情報提供をありがとうございます。
同じ現象に見舞われましたか。。。この現象は、本当に苦労しますよね。本来の目的のHyper-Vの上で動くソフトウェア等の検証に苦労するならともかく(それはそれで嫌ですが、、)、その前段階で躓くと精神的にちょっとしんどいですね。また、問題の切り分けも難しいですし。
>Fujitsuのサイトでは予防適用を含めて、Hyper-V関連の情報が充実しているようです。
そうなんですね。FujitsuさんもHyper-Vに力を入れられていますものね。確認してみます。