2012年10月19日 (金)

[SharePoint 2013] ライセンス管理の新機能

※ SharePoint Server 2013 プレビューを使用

SharePoint Server 2013 ではライセンス管理のための新機能が導入されました。

これまで 「ライセンスは Enterprise CAL を持ってはいるが、一部のユーザーにしか機能を開放しない」というものや「導入コストを下げるため一部のユーザーにのみ Enterprise CAL を購入したい」というニーズがかなり多くありました。SharePoint 2010 まではファーム、Web アプリケーション、サイトコレクション、サイト単位で Enterprise Edition で利用できる機能をそれぞれオンにしたりオフにしたりできましたが、ユーザー単位で管理することはできません。

SharePoint 2013 では Active Directory のセキュリティ グループなどを使って、特定のユーザーにのみ必要なライセンスの機能を不要するという管理ができるようになりました。ただし、この機能は既定でオフになっており、かつ管理は Windows PowerShell を使用しなければなりません。

現在SharePointサーバー上で利用可能なライセンスを確認するには次のコマンドレットを実行します

> Get-SPUserLicense License _______ Enterprise Project OfficeWebAppsEdit

特定のセキュリティ グループにのみ OfficeWebAppsEdit (ブラウザー上でWord, Excel, PowerPoint を編集できるようにする) 機能を利用できるようにするには次のように指定します。

$license=New-SPUserLicenseMapping -SecurityGroup "営業部" -License OfficeWebAppsEdit $license | Add-SPUserLicenseMapping Enable-SPUserLicensing

たとえば、上記のように実行した場合に設定内容を確認するには Get-SPUserLicenseMapping を実行します。

License01

LicenseMapping を削除するには、Remove-SPUserLicenseMapping を実行します。

License02

また、ライセンス管理機能をオフにするには Disable-SPUserLicensing を実行します。

[参考]

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