PowerApps でデータソースを SharePoint リストにしているとき、日付と時刻の列が空にできないことがあります。そんなときの工夫の方法は、アプリの詳細設定で実験的な機能の一つである「数式レベルのエラー処理」機能をオンにすることです。
実験的な機能はあくまでも実験段階のものであるため、今後大幅な機能変更や機能が完全に消滅する可能性もあります。そのため残念ながら現在のところは運用環境での利用は難しいのですが、この機能をオンにすることで Blank関数を使って Null値を渡せるのです。
実際に SharePoint リストから生成した PowerAppsアプリの動作を見てみましょう。次のビデオで示している通り、日付と時刻列の値を空にできません。
キチンと空の値で更新するには、先ほどの「数式レベルのエラー処理」機能をオンにして、アプリを保存後、いったんアプリ編集を終了します。こうしないと機能が有効になりません。再びアプリを編集します。例えば、この例では日付と時刻列部分のカードコントロールの Updateプロパティの値を「DataCardValue6.SelectedDate」から「If(!IsBlank(DataCardValue6.SelectedDate), DataCardValue6.SelectedDate, Blank()) 」に変更します。これにより、次のビデオのように日付と時刻のフィールドが空として更新されたことが確認できるはずです。お試しあれ。
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