カテゴリ「SharePoint 2010」の86件の投稿 Feed

2010年1月31日 (日)

昨年末から、しばらく、ブログを更新できずにすみません。 SharePoint 2010 関連のお仕事で忙しくさせていただいておりまして、更新する余裕が全くありませんでした。2月からは SharePoint 2010 もネタがかなりたまってきていますので、少しずつブログでもご紹介したいと思います。

さて、まずはイベント関連ですね。

SharePiont 2010 Tech Forum 第1回目

先日の2010年 1月29日にマイクロソフトさんが開催されたSharePoint 2010 Tech Forum の第1回ですが、マイクロソフトのエバンジェリストの高添さんと一緒にセッションを持たせていただきました。ご参加いただいた方、ありがとうございました(オープンコースやmstepなどこれまでご受講頂いたことのある方や、ブログを見ていただいている方も多数参加頂いていたようで、本当にありがとうございます)。また、本イベントは割と早く定員になってしまったため、残念ながら申し込めなかった方もいらっしゃると伺っておりまして、その方々へは大変申し訳ありませんでした。

ただ、この Tech Forum は継続的に開催されます。まだ正式な告知はされていませんが、第2回も登壇させていただく予定ですので、次こそは早めに告知させていただきます。ご都合がつくようでしたら、次回にご参加くださいませ。

今回初めて高添さんとご一緒させていただいたのですが、さすがエバンジェリストだけあり、インストールに関する説明も明快で Tips なども非常に興味深く聞かせていただきました。よくご一緒させていただいている 松崎さんの深くてためになるお話など、いつもすごいなあと思って勉強させていただいているのですが、今回も大変勉強になりました。

さて、今回のイベントでは SharePoint 2010ユーザー評価機能ガイドが配布されましたが、この資料の執筆のお手伝いをさせて頂いております関係で、私の実施するデモンストレーションはガイドと同じ自作のデモ環境がベースでした(この資料作りは大変でした。。。)。イベントなどの検証ついでに作りこんでいるので、今現在かなり充実してきています。それなりに作りこんであるデモ環境をご覧になりたい方も是非ご参加くださいませ。次回のイベントでは PowerShell 管理ガイドも配布される予定だそうです(こちらは関わっていません、念のため)。

次回の開催の詳細はマイクロソフトさんのニュースレターで告知されると思いますが、告知が出次第、こちらのブログでもご案内します。

Tech Days 2010

それから、2/23,24 で開催される Microsoft Tech Days も登壇させていただきます。私は IT Pro 向けのセッションを持たせていただく予定で、ノンコーディングでどこまで何ができるのかなどご案内する予定です。http://www.microsoft.com/japan/events/techdays/2010/session/session.aspx?SessionId=T4-201

SharePoint 関連では他に、前の務め先でもあるクリエ・イルミネート担当セッションがあります。こちらは私とは異なり Visual Studio を利用したプログラグミング関係の話になります。http://www.microsoft.com/japan/events/techdays/2010/session/session.aspx?SessionId=T2-310

あとは、2nd Factoryさん担当のSilverlight と絡めたセッションがあります。http://www.microsoft.com/japan/events/techdays/2010/session/session.aspx?SessionId=T3-304

ご興味のある方は、こちらもご参加ください。ちなみに、Tech Days は申し込み締め切りが 2/5 だそうですのでお早めにどうぞ。

2009年12月11日 (金)

SharePoint Server 2010にこれから取り組んでいくために把握しておくべき最初のポイントは、SharePoint Server 2007では、ある意味「境界線」と考えられていた様々な管理や機能の範囲が、一回りもふたまわりも大きくなっている点にあります。これはサーバーの管理者の方だけでなくサイトの管理者やヘビーユーザーの方にとっても、把握しておくべきところです。

SharePoint 2010では利用の幅、管理の幅が広がっていることで、「誰にどこまで管理させて、利用させるか」を再考する必要があります。もちろん、これまでと同様の管理も可能ですが、新しい概念をうまく取り入れることでこれまでと比べて柔軟な管理もできるようになります。

この非常に重要な考え方について自分なりにまとめた記事をマイクロソフトさんの「テックフィールダーズ」に寄稿させていただきました。本日公開されましたので、お知らせします。

※テックフィールダーズへは、今後も不定期ですが記事を書かせていただく予定でおります。

今後、弊社では次のように情報公開を行っていく予定です。

テックフィールダーズ テックフィールダーズはサイトの性質上、サーバー管理者、サイト管理者、ヘビーユーザー/パワーユーザーの方が読者の大部分であることを前提に、 SharePoint 2010を利用する上で重要であろう概念などをご紹介します。こちらは、まとまった情報を整理してご紹介するのがメインです。
このブログ ある程度自由に記事を書けるようにするため、特に対象者は決めず、Tipsなどを中心にご紹介していきます。
弊社Webサイト

テックフィールダーズとは異なり、あまりテクニカルになり過ぎない内容で、サイト管理者や エンドユーザーの方が把握しておくとよいであろう概念やソリューションなどをご紹介する予定です。※年明けに公開予定です

以上のように、今後もSharePoint Server 2007とともにSharePoint 2010に関する情報を積極的に公開していく予定ですので、引き続きよろしくお願いいたします。

2009年12月 2日 (水)

今週月曜に SharePoint Conference 2009 Japan が目黒の雅叙園で開催されました。参加された方も多いのではないでしょうか。参加登録者は1,000名をこえていたそうで実際にどのくらいの参加者になったかわかりませんが、非常に参加者は多い印象でした。

さて、今後、私の方でも SharePoint 2010 関連のセミナー等を行っていきます。すでに告知しております、日本ユニシス様との共同開催セミナー以外に、マイクロソフト様主催のセミナーにも登壇させていただくことになりましたので、お知らせいたします。


『SharePoint Developer Forum ~SharePoint Server2010 ファーストインプレッション~』http://msevents.microsoft.com/CUI/EventDetail.aspx?EventID=1032435626&Culture=ja-JP


今年に入り、SharePoint Developer Forum は数回行われてきましたが、
今回が SharePoint 2010になって初めての回にでして、(いつも大変お世話になっております) MS松崎さんと2人での登壇となります。

内容はSharePoint 上でのソリューション開発をする予定の方向けで、私がエンドユーザー視点でのカスタマイズや機能拡張について担当し、より深い開発者向けの内容を松崎さんが話されます。

SharePoint 2010は以前にも増してノンコーディングでのカスタマイズが強化されており、SharePoint Designer や InfoPath などを組み合わせて利用するとさらにできることの幅が広がります。SharePoint 2010では SharePoint 2007からどのように変わるのかという点について、90分という短い時間ですがエッセンスをお伝えできればと思っています。

無償セミナーですので、お時間のご都合のつく方は、早めに登録の上、ご参加くださいませ!

2009年11月27日 (金)

まだ、SharePoint Server 2010 はパブリック ベータですが、これからしばらく SharePoint Server 2007 ユーザーにとってはおそらく嬉しいTopics として、細かい機能の変更点などを「なるほど、今後はそのように改善されるのか!」と思っていただけるように、ご紹介してこうと思います。ちなみに、考え方の大きな変更点などは追々セミナーなどでお話したいと思います。

SharePoint Server 2010 のリボンインターフェースによるナビゲーション表示の変化

SharePoint Server 2010 はOffice 2007で採用されているリボン インタフェースのメニューが操作メニューとなりした。

View-01-1

結果的に、操作方法も少し変わってきています。

まず、階層構造が分かりやすくなっており、いわゆる「パンくずリスト」と呼ばれていたナビゲーションは引き続き残りますが、これ以外に階層をたどれるメニューが追加されています。

View-04-1

リストのビューの切り替えは「パンくずリスト」部分に表示されるようになります(これには最初は気付きませんでした)。

View-03-1

リスト ビューの新機能

リストやライブラリのビューですが、ちょっとうれしい新機能が搭載されています。SharePoint Server 2010からはフォルダごとに個別のビューを定義できるようになりました! 「場所単位のビュー設定」という管理メニューで設定できます。

View-02-1

上の図のように階層化管理ができるようになります!

現在の SharePoint 2007 でもフォルダに対してプロパティは設定できるのですが、これはあくまでフォルダ コンテンツ タイプに対する設定であり、ファイルは結局中のファイルは現在のビューが適用されてしまいます。フォルダごとに表示したい列を変えたいなどのニーズは、ときどき伺っていましたが現状では対応が困難でしたので嬉しい機能だと思います。

ただ、これまでと変わらない点としては、「ビュー単位のアクセス権限」は相変わらず設定できません。

2009年11月22日 (日)

前回からの続きです。

セットアップの大まかな流れ

セットアップは基本的には次のような流れで構成します(※パブリック ベータ:Beta 2の場合)。

  1. Microsoft SharePoint 製品準備ツールを実行 (必須コンポーネントのインストール)
  2. セットアップを実行
  3. Office Web Apps のインストール
  4. SharePoint 製品とテクノロジーの構成ウィザードを実行
  5. Health Analyzer によるインストール 状況の確認
  6. サービス アプリケーションの構成 (ファーム構成ウィザードの利用)
  7. Web アプリケーションの作成
  8. サイト コレクションの作成
  9. クロールなどの設定

上記のうち重要なのが、3.Office Web Apps のインストールです。この手順は TechNet では SharePoint Server 2010のセットアップ手順の中にきちんと含まれて書かれておらず、かなり戸惑いました。しかも、6. サービス アプリケーション構成をファーム構成ウィザードというもので行えるのですが、この手前でセットアップをしておかないと、GUIベースではOffice Web Apps を構成できなくなり、PowerShellを利用する必要性がでてきます。PowerShellでは細かいスクリプトを描く必要があるため、検証環境などでは、GUIベースで操作を行いたいところです。

[追記] PowerShell以外の方法が利用できないか試したところ、PowerShellを実行しなくても、再度SharePoint 製品とテクノロジーの構成ウィザードを実行する方法でもOKでした。

Office Web Apps について

Office Web Apps は Excel , Word, PowerPoint, OneNote のアプリケーションをどこにいても利用できるようにするもので、あらかじめ作成したファイルを共有しておくと、ブラウザ上から参照、編集できるようになります。

この機能は現在、Windows Live を通じて無償で利用できるものですが、エンタープライズ環境で利用する場合は、SharePoint Server 2010 または Windows Foundation Server 2010上にOffice Web Appsをインストールします。Office Web Apps は Office 2010 のボリュームライセンスで利用できます。

Office Web Apps は別途セットアップするようになっています(パブリック ベータ現在)。主に3つのフェーズで構成します。

  1. Office Web Apps のインストール
  2. Office Web Apps サービスのアクティブ化
  3. Office Web Apps を利用したいサイト コレクションで Office Web Apps 機能をアクティブ化

Office Web Apps(Beta) は以下の場所からダウンロードできます。

上記ダウンロードページでは、どうも11/22現在、日本語ページに移動しようとするとページが見つからないというエラーになっているようですので、そのまま英語ページのままページ下部にある
"webapps\14.0.4536.1000_WcServer_none_ship_x64_ja-jp_exe\WcServer_ja-jp.exe"
をダウンロードします。

また、このダウンロードページにリンクされているOffice Web Apps の展開に関するドキュメントは、Windows Foundation Server 用のものです。SharePoint Server 2010に展開する場合は、下記のリンクからドキュメントを入手します。

  • http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=166484&clcid=0x409